西野真理のブログです

「春の横浜に歌う」その6 当日朝 2026年4月1日(水)

6時半起床。
全く声が出ません。
しかし、64歳西野真理、このくらいでオタオタしません。絶対歌えます。その自信の根拠は2つ。

<根拠1  39歳  21世紀日本歌曲コンクール>
西野真理39歳の3月、「21世紀日本歌曲コンクール」を受け1位になりました。その日の朝が今日と全く同じ。いえ、もっと悪かったと思います。咳が出て出て止まりません。もちろん喉もガラガラです。そういう時は低い声で緩やかに声を出し続け、喉を慣らしていきます。もちろん咳止めを飲みます。
そして迎えた本番の時間。奇跡的に咳が止まりました。
その頃の私は、本番、とにかくあがってあがって〜どれくらいかといえば、見ている人に手が震えているのがわかるくらい〜歌えなかったのです。ところがこの時は、なんとか声は出るようになったので、あとは咳さえ出なければいい。もう、咳のことしか考えられませんでした。そして本番直前に咳が止まったので、
「咳が出ないうちに歌い終えてしまおう」
それだけが、私の希望でした。まさにあがる暇がない状態。
歌い終えてみると、咳のことを考えていたのであがらず歌うことができていました。その結果が1位。
「あがらずに歌えば、私も結果が出せるんだ!」
今、私がそこそこ上がらず歌えるのは(今もあがりますよ)この時の経験があったから。

<根拠2   浄瑠璃人間国宝のどなたかの言葉>
次にご紹介するのは、根拠という言葉は適切ではないように思います。でもこういう時、いつも思い出して、心の支えにしている言葉です。

随分前に国立劇場で行われた、音楽の先生対象の講座。そこで浄瑠璃の人間国宝(多分)の方がこんなことを仰っていました。
「本番の時、ちょっと調子が悪い方がお客様の心を打つ気がする」
今日の私です。ちょっとじゃないかもしれませんけどね。

<こういう時の対処法>
私の対処法、もしかするとお役に立つかもしれないので、私が朝からやっていることをご紹介します。
「ざじずぜぞ」
「ず」
をなるべく低い音でずっとロングトーンします。その音を徐々に上げていきます。今日はもう2時間近くやっています。随分声が出て来ました。なぜこれで出るようになるのか私にも分かりませんが、ずっとこの方法でやってきました。本番の16時過ぎには普通の声になっているはずです。もちろん、人によると思います。ご参考まで。

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