ピアノの先生方にお願い「楽譜を立てる」指導を 2026年10月7日(水)

こちらをお読みいただいている前提で進めます。

私が着任するまでに、各クラスの指揮者もピアニストも決まっていました。これはありがたいことです。また、どのクラスのピアニストも想像以上にうまくてびっくり。

在職中から合唱伴奏を引き受けてくれた生徒に言い続けたことを、是非、ピアノの先生からもご指導をお願いします。
「アンサンブルピアニストは、必ず楽譜を立てる」
音楽関係者にとっては常識。また、ピアノのレッスンの時、生徒さんは楽譜を立てているのでお気づきになれないと思います。しかし、伴奏を引き受けてくれた生徒の、それも、うまい生徒に時々、楽譜を立てない生徒がいるのです。
「楽譜は?」
と聞くと
「暗譜できているので」
と、自信満々。そう聞かれて明らかに不機嫌になる生徒さえいます。
そこでこう説明します。
・練習の時は、指揮者や指導者が「ここから」と指示して、すぐに弾いてもらわなければならない。そのためにも楽譜が必要
・練習の時に「ここで息継ぎの間」「ここはゆっくり」「ここは弱く」など、書き込んでおいてもらわないと忘れてしまう
・本番の時、万一止まってしまったり、やり直さなければならなくなった時も「ここから」と指揮者が指示して弾き直してもらわなければならない
・私のこれまで共演したプロのピアニストで、練習や本番に楽譜を持ってこなかった方はいらっしゃらない。間違いなく暗譜できていらっしゃっても

もう一つ、ごく一部の生徒さんが、工夫しすぎて困ったことになった例。
合唱の楽譜ってページ数が多いですよね。譜めくりも大変。そこである生徒は工夫したのです。
「歌のパート部分を切り取って伴奏部分だけにすればページを減らせる」
初めて見た時、びっくりしました。
確かにページは減りますが、それはダメ。歌のどの部分を弾いているのか全く分かりません。授業中に
「ここから弾いて」
と指示しようとして楽譜を見たら歌パートなし。もちろんその生徒は熱心さゆえにしてしまったこと。説明して、歌パート付きのものに変更してもらいました。

学校では、ピアノの先生には想像もつかないことが行われているというお話でした。

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