浜松日帰りの旅 2023年12月11日(月)

このブログは2023年12月2日3日の「掛川・浜松1泊2日の旅と母91歳のお誕生日 その1 その2」をお読みになってからどうぞ。

2023年12月10日(日)あれから1週間、再度浜松です。

2023年12月7日(木)16時、山口県在住の幸子叔母(母の4姉妹一番下)からライン。
「浜松から電話がありました。最近は食べることができなくなったので、今日は夕飯から食事の提供はしないということです。明日医師の診断があるということですが、今はいつ何があってもおかしくない状況だそうです。
普通食べられなくなると、1週間と聞いたことがありますが、克子姉の場合、もう少し早い可能性もあると思います。緊急に浜松に行くことになりそうなので、準備をしておいてくださいね」
克子叔母は尊厳死協会に入り、自分の体の状況によっての対処法を書いていました。
胃瘻や点滴による延命は希望していません。

ラインを読み終えるとすぐ幸子叔母と電話で話しながら自分の意志を整理しましたが、その時点ではそうは言っても今すぐとは考えていませんでした。
その後ネットでそのような状況になるとどうなるか検索したりしていました。

2023年12月9日(土)ちょうど防災講演会(12月9日のブログ参照)に向かっている時に幸子叔母から着信がありました。
「施設から『最後のお別れになるかも』というような連絡がありました」
叔母と電話で話しながら今後の行動を叔母と決めました。結論としては
「このように聞いて今会いに行かなければきっと後悔するだろう。日曜日、日帰りで浜松に行ける身内で集まろう」
何しろ先週、彼に車の運転を頼んで浜松に行ったばかりですから、また今週もお願いするのはさすがの私も気が引けたので、彼に電話をし
「私が運転して母と二人で行ってもいい」
と伝えました。私は過去に2回、コンサートのために一人で静岡を車で往復しているので、正直それもありだと思っていました。
講演会を終えて家に帰ると、彼はもう荷作りを終えていました。
「明日は日帰りの予定だけど?」
「何があるかわからないだろう。4日分の着替え準備したよ」
彼はとても用心深いのです。
私は本気で小さなバック一つで行くつもりでしたので、仕方なく2日分の着替えを旅行バッグに詰めました。最悪の場合も考えて、作業用の服も準備。
その後、横浜にいる娘も浜松まで1時間半ということで来てくれることに。
ブログに日曜日「Sing幾多郎」お休みの情報を上げ、本町コミュニティセンターの玄関にお休みの掲示を貼りに行きました。

2023年12月10日(日)6:30出発。
幸子叔母と娘は12時ころ浜松駅に到着です。
私達もちょうどその時間に着けるように出発したわけですが、道はとても空いていてお天気もよく、余裕のあるドライブになりました。
浜松駅は大河ドラマ「どうする家康」の「家康推し」中。





 









14:45から施設スタッフの方と今後のことについて話をするということで、お昼ごはんを食べて施設へ向かいました。(コメダ珈琲)
叔母の部屋に入ると、先週とかわらず顔色もよく穏やかな表情で、しかし、声をかけてもずっと眠り続けています。
その後スタッフの方から説明を受けましたが結論としては
「わからない」
その理由は
「今までこういう例は見たことがない」ということ。
・全く疾患がない、怪我をしたわけでもない
・徐々に徐々にこのような状況になった
・話しかけても反応がないのに、食べ物を近づけるとぱっと口を開けて食べてくれることもある
・元々体が小さいので、そのようなわずかの水分・糖分で生命が維持できているようだ
・医師はご家族に大きな期待を持たせないように「年をこすことはないだろう」という言い方をしているが、見たことがない例なので、今後のことは全く分からない

その後再度叔母の部屋にみんなで行き、そのときスタッフの方が叔母の好きなレモン味のゼリーを口元に持って行ってくださると、2口ほど食べていました。
顔色もよく、ひょとすると急に目を開けてくれるのではないかと淡い期待をしましたが、そのようなことはありませんでした。
みんなで記念撮影をしました。

その後今度は、万一の場合のことについて別のスタッフの方から説明を受け、もう一度お部屋に行き、耳元で歌を歌ってみましたがやはり反応はありません。

さあ、帰りましょう。
克子叔母は母と同じシニアカーを使っていたのですが、もうそれを使うことはないだろうというので、彼の親族でもし使える人がいればということで持って帰ることにしました。

幸子叔母と娘を浜松駅でおろし、石川県へ向かいます。
先週浜名湖SAで買った三ヶ日みかんがちょうどなくなったので(1週間で食べきりました。それくらい美味しかったのです)また購入。

21時50分帰宅。
次に浜松に行くのは
「目を覚ましましたよ」
という連絡であって欲しいな。

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