町内老人会からボランティアコンサートの依頼がありました。
もちろん喜んで歌わせていただきますが、心配は唯一つ。お天気です。
冬場万一大雪だと、誰も来てくださらないだろうな~雪じゃなきゃいいな~。
心配が的中し、数日前からこの日を中心に大寒波の予報。
しかし、たとえご来場者がゼロでもお引き受けした以上歌わねばなりません。
前日夕方、彼にも手伝ってもらって会場の宇野気区公民館へ準備に。
おそらく主催者の老人会の方は椅子を並べられるだけだと想像し、家からクリスマスツリーとタペストリーを持っていきました。正解でした。
前夜10時。吹雪始めました。
朝起きるの怖いな~
本日朝の会場前。
この程度で済んでよかった。
とはいえ、お客様は75歳以上の方ばかり。シャーベット状の道路を歩いていらっしゃるのは大変です。ご来場は3人でよしとしましょう。
本番は10時からでしたが極寒の公民館の玄関ホールに少しでも早く暖房を入れておこうと9時に会場入り。6℃の玄関ホール、小さなファンヒーターでは20分経ってやっと10℃。
私の楽屋は会場のドア一つ隔てたところ。
10時、責任者の方が開会のお話を始められました。そして
「西野先生、ご用意よろしいですか?」
「はい、いつでも大丈夫です」
「それではご紹介いたします」
と、これからが長いこと長いこと。
まず私のお渡ししてあったチラシからコンクールのことなど読まれて、それで始まるものだと思ったら
・〇〇さんのお宅のお向かいで~
・△△さんのご親戚~
・ご主人は□□で~
・ご主人のお父様は~
と、個人情報の嵐。プライバシーなど存在しません。
そして一言お話になるたびに、会場の方々でそれにまつわる雑談が始まります。
でも・・・コンサートよりもこういうことを楽しみに来ていらっしゃるのです。細かいことは気にせず、のんびり待つことにしましょう。
10時からコンサートということでしたが、始まったのは10時10分。
「諸人こぞりて」から始めて唱歌を2~3曲歌ったところで、会場の皆さんは歌を聞くより一緒にお歌いになりたいということがわかってきましたので、すぐにモードを切り替えて、一緒に歌い、少々の歌唱指導をさせていただくことにしました。
ずっと歌ったほうが良かったのかもしれませんが、私の感触としてはこれで良かったかなと思っています。
そうそう本日のお客様ですが、なんと15人!
これは私が本町コミュニティセンターで開催している美女コンの最高ご来場者数を抜いています。
コンサートも終わり家に帰ると、そういえば今年はまだクリスマスツリーを出していなかったことを思い出し、コンサート会場に持っていったクリスマスツリーをそのまま飾りました。
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