2026年の石川県知事選挙における、現職の馳浩(はせ ひろし)氏と、新人の山野之義(やまの ゆきよし)氏の主な相違点を整理しました。
今回の選挙は、2024年に発生した能登半島地震からの「復興の加速」と「手法」が最大の争点となっています。
1. 基本プロフィールと政治スタンス
両者ともに自民党をルーツに持つ保守系ですが、支援勢力や政治背景に違いがあります。
| 項目 | 馳 浩(現職) | 山野 之義(新人) |
| 主な経歴 | 元衆議院議員、元文部科学大臣 | 前金沢市長(3期) |
| 主な支援 | 自民党、日本維新の会(推薦) | 国民民主党県連(支持) |
| 政治的強み | 国とのパイプ: 大臣経験を活かし、官邸や各省庁と直接交渉できる点。 | 実務経験: 金沢市長として3期11年、地方自治の現場を指揮した経験。 |
2. 政策・主張の主な相違点
復興へのアプローチや、県政運営のスタイルにおいて対照的な姿勢が見られます。
能登半島地震からの復興
馳 浩 氏: 「創造的復興」を掲げ、単なる復旧にとどまらないインフラ整備や産業振興を推進。国からの大規模な財政支援を背景に、迅速かつ大胆な施策を強調しています。
山野 氏: 「生活再建第一」を主張。現政権の復興スピードや、被災者の意向が十分に反映されていない現状を批判し、より市町や現場の声に寄り添った「ボトムアップ型」の支援を訴えています。
県政運営のスタイル
馳 浩 氏: トップダウン型。強いリーダーシップで決定を下し、国や他県との広域連携を重視するスタイルです。
山野 氏: 対話・合意形成型。金沢市長時代の経験から、基礎自治体(市町)との連携や、県民との対話を重視する姿勢を前面に出しています。
重点項目
馳 浩 氏: 教育改革、文化・スポーツの振興、北陸新幹線の延伸を活かした広域観光。
山野 氏: 子育て支援の拡充(給食費無償化など)、県都・金沢と地方(能登・加賀)の均衡ある発展。
3. 選挙の構図としての違い
馳氏は「現職としての継続性」と「国との強力な連携」をアピールし、安定感を強調しています。
山野氏は「県民目線の刷新」を掲げ、現職の手法に不満を持つ層や、よりきめ細やかな福祉・教育を求める層の取り込みを図っています。
前回の知事選(2022年)では約8,000票という僅差での決着だったため、今回の再対決では「震災対応への評価」が勝敗を分ける決定的な要因となります。
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