64歳記念「花屋の爺さん」 2026年2月21日(土)

YouTubeを始めてから、お誕生日には記念動画をアップすることにしています。
今年は3月8日の美女コンと4月1日の「春の横浜で歌う」での演奏曲にもしている「花屋の爺さん」。この曲は詩が金子みすゞ、曲は廣木良行。

廣木さんについてはどこかに書いてあるはずです。でも一応簡単に書いておきましょう。
2003年、奏楽堂日本歌曲コンクールで2位になっとき、その作曲部門で1位だったのが廣木さん。結果発表後の簡単なパーティー会場で廣木さんから声をかけていただき
「僕の中では西野さんが1位でした」
それは仲良くなるでしょう!それ以来のお付き合いです。とは言っても、何年もお会いすることのない時の方が多いくらいです。

さて、ピアニストの近藤陽子ちゃん。作曲家の方を交えた音楽の会で廣木さんとの交流を持たれていて、廣木さんの楽譜もお持ちであることがわかりました。そんなこともあって「春の横浜に歌う」では廣木良行作品に決めたという経緯があります。
その曲のレッスンに伺ったのが先日2月18日。レッスン後は廣木さんと3人でランチ。(詳細はこちらを)

その時、レッスンで塚田先生からいただいた作品へのアドバイスのお話になりました。
・「売れた」という言葉のアクセントを喋りのアクセントに変えた方がいいのではないか
・「ぽっつり」「売った」の促音部分を完全な音にしてしまわない方がいいのではないか

始めは私も陽子ちゃんも塚田先生のご提案をなるほどそうだなと思い、廣木さんへご説明。廣木さんからは「演奏しやすいように」ということでご了解をいただいていました。
ところが廣木さんから次のお話を聞いて、私は少し気持ちが変わり始めました。
「以前作曲家の勉強会で、『日本語のアクセントに忠実に』のようなことになった。するとその後、みんな同じような曲になってしまった」
確かに日本語のアクセントは大事です。私もその方が歌いやすいことも確か。でも、「音楽」ですから。時には言葉のアクセントを犠牲にしても音の流れを止めない方がいいんじゃないでしょうか?そして演奏者は、仮にアクセントが日本語に忠実でなくても、お客様にその言葉が伝わるように工夫すべきなのではないでしょうか。

そんなことも考えながらのお誕生日当日、カラピアノを送って(贈って・・・お誕生日プレゼントとして)くださった陽子ちゃんと廣木さんへ、次のようにラインを送信しました。

先日から考えていたことをお伝えしておこうと思います。

①「育てたお花が皆売れた」の音について
塚田先生のレッスンで「売れた」の音を共通語のアクセントに沿って、ということで
廣木さんにもお話して、あの時はそのように(ファファソ)と思いました。
しかし、その時気になったのは廣木さんの言葉
「アクセントに忠実にしていると、みんな同じような曲になる」
なるほど。
そういう視点でもう一度「花屋の爺さん」のメロディーを頭の中で繰り返し歌ってみると
「花屋の爺さん」「寂しいな」「育てた」「お花が」「皆売れた」
この流れが、音楽としてとても自然で、言葉のアクセントに忠実にすると、
流れを止めてしまうように思いました。
そこで私は、元の廣木さんの音で歌おうと思います。

②「ぽっつり」「売った」の促音部分の音
これは塚田先生のアドバイスと廣木さんの元の音の中庸を狙えると思いました。

③金子みすゞの「幸せ」の読み「しやわせ」
私は金子みすゞと同じ山口県出身ですので「しやわせ」のニュアンスはわかります。
これも「しや」と「しあ」の中間位の発音で歌おうと思っています。

以上長くなりましたが、64歳当日の私の考えの歌い方です。
「春の横浜」まではまだ間がありますし、その時はまた考えが変わっているかもしれません。お二人の意見も取り入れて横浜ではよりよく演奏したいと思っています。

さあ、その成果が出ているかどうか、YouTubeどうぞご覧くださいませ。








お誕生日記念








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西野真理の色々なお話

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