「詩人の恋」日本語詩聞き取り確認レッスン 2023年7月2日(日)

今日は日曜日。Sing幾多郎の日ですが、いつものようにご来場者はゼロなので、自主練ですが、この会場でその後に大事なレッスン・・・私が受ける側・・・が待っています。
まずはそれについて書こうと思いましたが、それなら、そのレッスン依頼のメールを貼り付けるのが一番楽だしわかりやすいので、そうします。
私がレッスンをしていただけるようにお願いしたのは、私が20代のときの津幡中学校の生徒で、現在は幼稚園の園長先生、合唱団でピアニストをしていらっしゃる田中陽子さんです。
(実名、メールの使用につきましてはご本人の承諾を得ております)

2023年6月23日
陽子さん
毎日お仕事お疲れ様です。
今日は陽子さんを見込んでお願いがあります。
「私の歌を聴いて、ダメ出しをしていただく」
ということを、有償で。
これには少々説明が必要ですので下に書きます。
長くなりますがごめんなさい。

曲:シューマン作曲の「詩人の恋」全16曲
依頼内容:
西野真理が日本語訳した歌を聞いて、言葉の聞き取れない箇所をその場で指摘する。
どんなに小さな聞き取りにくさでも、必ず指摘する。
(普通に通しで歌うと、30分以内で終わる曲です)
場所:本町コミュニティセンター
日時:陽子さんのご都合に合わせますが、日曜日の11時ころ~夕方?のどこか1時間半ほど(できれば8月までには)

陽子さんにお願いする理由
①「詩人の恋」西野真理オリジナル日本語訳世界初演(11月12日)に向けて、初めてお聞きくださる方に全部の歌詞をきちんと伝えるため
②自分で録音して聴いても、自分では歌詞がわかっているので冷静に判断できない
③本番を本町コミュニティセンターで行うので、その響きで聴いてほしい
④音楽関係者だと、この曲を知っていらして、そういう意味でも冷静に判断できない。この曲を聴いたことがない人が望ましい
⑤聴いたことがないと言っても、全くの素人はダメ。それなりに音楽に関わった人で、歌を聞くことが苦痛ではない人
⑥師匠・関定子から「お母さんに聞いてもらいなさい」と言われましたが、身内はダメ。喧嘩になります
⑦「有償」である理由は、お願いする西野真理サイドにもそれによって覚悟ができるから。また、指摘する側(陽子さん)もそれによって遠慮なく発言することができる。もし有償でなければ、ただの「悪口」として聞こえる可能性もある

まだまだ言葉は足りませんが、以上のようなことから最適な人はだれかと先日から考えていて、陽子さん以外に思いつきませんでした。
どうぞ前向きにご検討お願いします。


西野真理先生
ご無沙汰しております。
蒸し暑かったり寒くなったりと、くるくる変わるお天気についていくのが必死な私です。
先生はお元気でいらっしゃいますでしょうか。
いらっしゃいますね!笑

さてさて
お返事が遅くなってしまいました。
先生のメールを読んで、いろんな感情がもりもりと出てきました。
先生の歌が聴ける!歌っている先生を見るのが好きな私にとっては、嬉しい限り!
私を見込んで・・・とのお言葉に、すごく恐縮です・・・。非常に緊張しております・・・
ちゃんとお役に立てられるだろうかという不安も大きく・・・
これは重大な任務だなと感じております。

が!こんな素晴らしいことに、これから先、出会えるでしょうか。
これは、とっても貴重な体験です。
おこがましいとは思いますが、喜んで引き受けさせていただきたく思います。

日程ですが、日曜日は午前中は教会の礼拝奏楽がありますので、
12時半以降にしていただけますと助かります。
7月2日はいかがでしょうか。
またどうぞよろしくお願い申し上げます。

ということで、今日がそのレッスン日です。
12時半。
陽子さんご来場。
早速始めていただきますが、最初に改めて依頼内容を確認しました。
・例えば「ぼくは」という言葉があったとして、「~くは」みたいに聞き取りにくいけれども
 なんとなく繋がりで言葉がわかってしまっても、聞き取れなかったら必ず指摘してほしい
・今日はピアノ伴奏なしで歌うので、本番はもっと聞き取りにくいと思って指摘してほしい

陽子さんのレッスンで改めてわかったことは
・「頬」という言葉はよほどはっきり発音しなければわからない
・はっきり発音しようとするのはいいけれど、やりすぎるとその言葉だけが飛びすぎる
 事があるので注意
・「歌う」の頭の「う」は相当はっきりしないと聞こえない
・「百合」の「ゆ」も、かなりわかりにくい
・「金」のように「ん」で終わる時は、かなり一生懸命「ん」を言わないとなんと言ったか
 わからない
・「知った」という言葉は促音がわかるように歌わないと「した」と聞かれてしまう。
 そのため「知いった」のように「い」を多めに発音できるように音割を替えたほうが良い
・言葉の都合で、リズムを割った部分は少しゆっくり目に歌うようにしないと
 何を言っているかわからない
・外来語(カタカナもの)は、敢えて日本語っぽく言わないとわかりにくい
 
褒めていただいたことで一番うれしかったのは
「知っている言葉ばかりで詩が訳されていたので、とてもわかりやすかった。
 程度が低いという意味ではなく、小学生でもわかるようなそんな感じがした」
ということ。
これはまさに「我が意を得たり」。
・・・語彙が少ないからでもありますが。

レッスンのあとは、レッスンより長い時間、楽しいおしゃべりが続き、帰りには美味しい
シフォンケーキもいっぱい頂いてしまいました。

陽子さんにはまだ言ってないけれど、このあと
「リーダークライス 作品24」
「リーダークライス 作品39」
「ミルテの花」
もお願いする予定です。
陽子さんこのブログ読んでくださってますよね?
どうぞよろしく。

<レッスン前のちょっとした出来事>
レッスン後、近所のカフェで陽子さんとお茶しようと、そのお店が15時ころ開いているか
どうか事前に確認しに行ってきました。
階段を上がってお店のドアの前に行くと
「OPEN」
と書いてあったのでドアを開けると、若い男性が。
感じの良い青年ですが、なんとなくカフェっぽくありません。
「あの、今日の15時ころ、開いてますか?」
「24時間営業です。息子さんか娘さんの?」
「え?24時間。お昼過ぎってランチのあとでお休みしてらっしゃるお店もよくあるので
 確認に来たんです」
「ここ、塾ですけど」
「?塾?カフェじゃないんですか?」
「あ~1年半ほど前までカフェでしたね」
「ごめんなさい!」

3 件のコメント:

田中陽子 さんのコメント...

西野真理先生

今日は、良い機会をありがとうございました。
そして…ブログの最後!びっくりしましたー😆笑
次なる曲があるとは!

楽しみにしております♪
どうぞよろしくお願いいたします♡

田中陽子 さんのコメント...

レッスン前のちょっとした出来事

そんなことが…😆あったのねー!
私たち、塾に行くところでしたね🤣

西野真理(Sing幾多郎) さんのコメント...

ほんとに!
数学とかしなくちゃいけなくなってた(笑)

西野真理の色々なお話

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