「明日の空へ」(作詞・作曲 山崎朋子)です。
内灘中学校勤務時代の合唱コンクール。
この頃はコロナ前でもあり、合唱コンクールでは各クラス「課題曲」と「自由曲」を歌うことになっていて、その2年生の課題曲として音楽担当の西野真理が選んだのがこの曲でした。
クラス合唱については思うことがたくさんあるのですが、中学生に合唱をさせる時、一番困るのは
「男子生徒の変声前、途中、変声後の生徒の混在」
です。
歌う気持ちはあっても出せない生徒を見ると、こちらは大人でそのうち立派な声になることはわかっているので
「どんな声になるのか楽しみ」
という気持ちですが、当人はそうは行きません。特に変声前に歌がうまかった生徒がまさに合唱コンクールのタイミングで変声期にかかったりすると、ただただ気の毒です。
それでもなんとか歌を嫌いにならないように男子生徒に合唱コンクールの時期を過ごして貰う方法。それは、ただ一つ。
「男子が旋律を歌うこと」
本当は歌いたいけれどカッコつけたい思春期のころに、人前で大きな声で歌うなんてなかなかできません。しかし、そこをなんとか振り切って歌う気持ちになった場合でも、よくわけの分からない副旋律(ハモリの音)を歌うのはつまらないと思って当然でしょう。
そこで私はある時期から、楽譜上のパート分けを無視し、場合によっては編曲し直して
「男子旋律、女子副旋律」
で合唱させることにしました。
こうすると、それまでのような学級内の男女の衝突
「先生!男子が歌いません」
が影を潜め
「おい、女子もっと声出せ」
に変わりました。
更に、女子を2パートに分ける3部合唱はやめました。
女子を2つに分けると、バランスが悪すぎるのです。
前置きが長くなりましたが、この
「明日の空へ」
は、それらの点がとても良くできていているのです。
まず、男女2部合唱。そして旋律が男性部分に多いのです。ピアノ伴奏もそれほど難しくありません。(「お前が言うな」・・ですね)
そういうわけで、懐かしくなってこの曲をYouTubeにアップしようと、まずはピアノ伴奏の録音にとりかかったのです。授業であれだけ弾いたのだからすぐ弾けるだろう、と。
授業でライブで弾くのと録音するのは全く違うことです。
でも、頑張った自分を褒めたい!
近日中にこの伴奏で歌唱動画アップします。
0 件のコメント:
コメントを投稿