第29回美女コンにお寄せくださった感想から 2023年7月18日(火)

今日のお話は、第29回美女コンに初めてご来場くださった鈴木隆史さんとのラインのやり取りそのままです。
このことについては鈴木さんから
こんな支離滅裂でよろしければご自由にお使いください
と、ご快諾を頂いております。(内容、実名とも)

西野(まず、美女コンのことをブログにアップしたことのご報告からスタートしました)
昨日のこと、ブログにアップしましたので、お読みいただけると嬉しいです。

鈴木さん
ブログ読ませていただきました。かなり面倒くさい経緯を簡潔明瞭に紹介されていましたね。
それにしても色々なバックグラウンドの方が参加されていらっしゃるのですね。昨日はアウエー感満載でしたが、もう少し回数を重ねれば純粋に歌唱を楽しむ余裕も出てくると思います。

西野
お読みいただきありがとうございます。
鈴木さんのような方にこそお聞きいただきたいといいますか、私の役割はその辺にあるのかな?というのが、現在の私の心境です。
私がどう頑張ってもいわゆる一流オペラ歌手になるわけでなく、また、そうしたいわけでもなく、楽しい歌から少々お勉強した歌まで欲張って歌って、今までそういう歌に興味のなかった方に楽しんでいただきたい。そしてできれば私を越えて、もっとうまい歌手の皆さんの歌も聞こうかな?と思ってほしい。そんな気持ちです。
是非これからもご来場くださいませ。
参考までに、お好きな歌などございましたら、お教えくださいませ。

鈴木さん
僕はクラシックもオペラも全く無縁な人間ですが、そもそも一流のオペラ歌手ってなんだろうと思います。立派なコンサートホールのリサイタルと、公民館の一室を異空間に変えることとの間に優劣はあるのだろうかと思いました。
NHKの朝ドラ「らんまん」の牧野富太郎は学歴とは無縁の在野の研究者でしたし、宮沢賢治は農民に肥料などの知識を無償で教えていたと聞きます。多分世の中には比較には馴染まない自立した営みが無数にあって、おそらく世の中の骨格を支えるのはそうしたものではないか、と考えたりします。支離滅裂なコメントではありますが。

僕も世代的に竹内まりややユーミン、高橋真梨子などに親近感を覚えるのですが、それがクラシックと馴染むのかどうかは全くわかりません。もう少し美女コンを聞かせていただいてからリクエストを考えたいと思います。

西野
頂いたコメントが秀逸というか、意義深いというか、とてもグッと来るものがありました。
このコメント、紹介させていただいていいですか?(ブログ、コンサートのトーク、FMなど)

以上でラインのやり取りは終わりです。

立派なコンサートホールのリサイタルと、公民館の一室を異空間に変えることとの間に優劣はあるのだろうか

多分世の中には比較には馴染まない自立した営みが無数にあって、おそらく世の中の骨格を支えるのはそうしたものではないか

鈴木さんが書いてくださったこの2つの部分は特に私の心に刺さりました。
つまり私自身はちゃんと考えて行動しているつもりでも、心の奥に
「立派なコンサート会場ではなく、公民館で歌っている」
「つい、自分を誰かと比較して卑屈になっている」
部分があるからだと思います。
鈴木さんのこの文章で、心がすっとしたような気がします。

1 件のコメント:

sapporo1972 さんのコメント...

「僕はクラシックもオペラも全く無縁な人間ですが、そもそも一流のオペラ歌手ってなんだろうと思います。立派なコンサートホールのリサイタルと、公民館の一室を異空間に変えることとの間に優劣はあるのだろうかと思いました。」という鈴木さんのお言葉、感じ入りました。
そのとおりと思います。
牧野富太郎と宮沢賢治についての言及も、まことに適切。
これこそまさに明治・大正の精神の粋ですからね。
素晴らしい聴き手の方をお迎えできましたね!

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