<西野真理の訳詩事情>
ツェムリンスキーについて書く前に、私の訳詩事情を書いておきます。
2023年にシューマン作曲「詩人の恋」全16曲を訳詩終えたことで弾みがつき、2025年末時点で訳詩総数306曲。1曲または1組曲終わるごとに次の曲を探しては訳し続けてきました。しかし、訳詩300曲を超えた今、簡単に次の曲を探せなくなってきました。
訳詩を始めたとき私は周囲にこんなことを言っていました。
「私にとって訳詩は
・無料でできる
・いつでもどこでもできる
・訳詩曲はほぼ無尽蔵で、すぐ探せる
という、これ以上ない退職後の趣味」
このことは今も変わっていません。でも「すぐ探せる」の部分が困ったことになってきました。確かに「ほぼ無尽蔵」ではあるのです。
訳してみたい順で考えると
第1位 どなたでもご存じの曲
第2位 たくさんの歌手がお歌いになりたいであろう曲
第3位 マニアックだけれど、どなたかのコンサートで聴いたことのある曲
第4位 クラシック関係者の間ではそれなりに知られた曲
第5位 聞いたことはないけれど、曲名だけは「あ~知ってる」という曲
第6位 作曲者、作詞者、曲名、を見て「面白そうだな」と直感した曲
となります。
しかし、これらが尽きてきて、すぐ探せないのです。
しかもこれらの頭に実は「ドイツリートで」を西野真理の脳内でつけています。と申しますのは、私は長くイタリアもの、フランスものを勉強してきて(と言ってもイタリア語もフランス語もわかりません)それらの曲は原語の発音で記憶してしまっているので、(・・・いや、言うほど記憶していませんけれど)ほぼ勉強していないドイツ語の方が抵抗なく訳せるからです。(と言っても、イタリア、フランスものも訳していますし、訳したくないわけではありません)
<勘違い>
そんな次の訳詩曲を探していた2026年年明け、訳したい順第6位に当てはまるブラームスの曲を発見しました。楽譜は著作権切れの楽譜を集めたペトルッチからダウンロードできるはず。ペトルッチのサイトにアクセスし、全6曲の楽譜全てをプリントアウトしました。そしてYouTubeでその曲を探し、楽譜を見ながら聴き始めました。
・・・あれ?楽譜と違わない?・・・これ、ブラームスの楽譜じゃない!
私の入力ミス(検索ミス?)で、作品番号の同じ別の曲がプリントアウトされていたのです。
すぐに本当にプリントアウトしたかったブラームスを検索しようとして、ふと間違って取り出した楽譜に目をやると・・・
「この曲、いいかも!」
私が手にしていたのはツェムリンスキーという初めて見る名前の作曲家の楽譜でした。
<ツェムリンスキー>
Wikipedia情報をGeminiちゃんに要約してもらったものです。
1. 音楽家としての歩みと教育
19世紀末から20世紀前半に活躍したオーストリアの作曲家・指揮者です。ブラームスから才能を認められ、後に義理の弟となるシェーンベルクに音楽を教えた唯一の人物としても知られています。ウィーン・フォルクスオーパーやプラハの新ドイツ劇場の指揮者を歴任し、当時は指揮者として高い名声を得ていました。
2. 私生活とアルマ・マーラー
作曲の弟子であったアルマ・シントラー(後のアルマ・マーラー)と熱烈な恋に落ちますが、容姿や地位を理由に周囲から反対され、失恋に終わりました。この経験は彼のその後の人生や創作活動に深い影を落としたと言われています。
※西野真理の感想
容姿をよく思われなかったようですが、そんなに悪いでしょうか?
3. ナチス台頭と不遇の晩年
ユダヤ系の家系であったため、ナチスの台頭によりウィーンからアメリカへ亡命しました。しかし、新天地で成功したシェーンベルクとは対照的に、言葉の壁や病気に苦しみ、無名のままニューヨークで没しました。戦後、1970年代以降になってようやく再評価が進みました。
<ツェムリンスキー作曲 トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌(全6曲)>
全部ワルツのかわいい6曲です。(4曲目はちょっと暗い)
昨日、2026年1月19日、全曲訳詩終えました。訳詩総数312曲になりました。
なるべく早くステージにかけたいと思っています・・・でもやりたい訳詩曲が多すぎて、いつになることやら。とりあえず訳詩ものはリムスキー・コルサコフ作品4曲と(2026年3月8日美女コン)シューマン作曲「ミルテの花」(全26曲)(2026年5月美女コンから4回に分けて)が控えているので、その後になりますね。
<これから>
ツェムリンスキーを訳詩終えてしまったので、次に訳す曲を探さなくちゃなりません。
でも、次の曲を探すのも、楽しみの一つですから。
見つけました!
次、サン=サーンス行きます。
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