Sing幾多郎と美女コンの会場としてお借りしている町内のコミュニティセンター。
Sing幾多郎も美女コンも、ピアノがないので電子ピアノを使ったりカラピアノで演奏したりと私なりに工夫してやってきました。
ただ私も最初、
「私がお金を出して寄付する形でコミュニティセンターにピアノを置かせていただこうかな?」
と妄想したことがありました。そんな妄想をしているとき、家に使っていないアップライトピアノがある方が
「寄付してもいい」
みたいなことを言ってくださったことがあり
「!!!」
となりましたが、いざ具体的な話になると
「やっぱり・・・ごめんなさい・・・」
と、そのお話は消えていきました。
また、その後我が家が本町町会長をお引き受けすることになった時点で
「これで私がピアノを入れようなんて言いだしたら、立場を利用して私利私欲に走っている感じが見え見え」
と、そのこと自体、私から言い出すことは控えることにしました。
そんな2025年3月末、コミュニティセンターの使用申請書をYさんがお持ちになりました。(使用申請書は町会長に提出なので)ちょうど彼がいなかったので、Yさんは要約すると以下のようなことを私に話し始められました。
「能登半島地震の時、私の姉の家も被害にあった。家を片付けるうち、使っていないアップライトピアノを処分することになった。中古ピアノだから売れたとしても大した金額ではないし、捨てるのも気が引ける。それなら、本町コミュニティセンターにもらってもらえないだろうか」
私は内心、手を叩いて喜びたい気持ちでしたが、上記のことも含めて私の個人的意見を冷静にお話ししました。
・私が自分でお金を出して置かせてもらおうと思ったこともあるくらいなので、個人的には大歓迎。しかし、我が家の一存で決められることではもちろんない。本当に寄付していただけるようなら本町の会議に諮る必要がある
・失礼だが、ピアノがどんな状態かも大事な情報。とても使い物にならない廃棄寸前のものだと、本町としても困るだろう
・彼が帰ってきたらこのことを話しておく
世間話の形でこの場は終わり、彼が帰宅してすぐにこのことを話しました。
そんな中、私が気になっていたことと、彼がちょうど話をしていたことが一致したので、そのことも含めて文書を作ることにしました。気になっていたこととは、寄付を受けた物品のその後の取り扱いについてです。
私の気になっていたこと
ずいぶん前のニュース。ある学校でずっと前にもらったピアノが使い物にならなくなって捨てたら、寄付した人から文句を言われたという件。
彼がちょうど話しをしたこと
神社にある、寄付で建てられた古い灯篭が地震で倒れた。それを元に戻すのにもとてもお金がかかるから処分したいと神社側は思っている。でも、その灯篭を寄付した人にまだ存命の方がいらっしゃるかもしれなくて困っている。
寄付を受けるときにはそのような場合のために、先手を打っておく必要があります。
私は早速↓を作りました。
ピアノ寄付に関する承諾書(案)
私は、このたび本町町会所有のコミュニティーセンターに対し、私の所有するピアノを無償で寄付いたします。
なお、本寄付に際して、当該ピアノの設置、管理、維持、移動、及び将来的な処分(廃棄を含む)に関する一切の権限を本町町会に委ねることに同意いたします。
以上の内容に承諾のうえ、本書を提出いたします。
年月日:令和 年(20 年) 月 日
住所:
氏名(捺印 自筆の場合は不要):
昨日(4月6日)本町令和7年度最初の会議が行われ、彼はピアノのことも諮ってくれ、ピアノを寄付していただく方向で進んでいます。(上記承諾書も役立ったようです)
カラピアノでのコンサートも私なりのやり方でうまくいっています。でも今後は生のピアノでもコンサートができるかと思うと、わくわくします。
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