呉羽駅での出来事 2025年12月9日(火)

先日ブログに書きました、FMかほくの番組
「山田真暉 Y列車でいこう!」
今日もこの番組を聞き、聞きながら昔のある出来事を思い出しました。24年前の鉄道関係のことです。普通24年も前のことは詳細には書けないものですが、私は書けます。当時から書いていたエッセイにこのことを書いていたから。
せっかく鉄道関係なので、山田さんにラインでお送りしました。ただ、山田さんへは文体を現在のものに変え、山田さんには関係ない関先生のことなどは割愛したものを。

それでは皆様には当時の文体のまま、お読みいただきますね。

異次元空間

2001年3月11日(日)
その日は、関定子先生のレッスンが富山県・呉羽(くれは)駅近くのレッスン場で行われ、終了後私は、東京へお帰りになる先生を呉羽駅へお送りすることなった。

少し早く着いたので、私は先生と一緒にプラットホ-ムへ出ることにした。
呉羽駅は田舎の小さな駅で、プラットホ-ムは2つしかない。
先生がお乗りになる電車は橋を渡った向う側。夕方の6時を過ぎてあたりはすっかり暗くなっていて、私と先生以外、だれも向こうへ渡る人はいなかった。
先生と世間話をしながらゆっくり歩き、私たちは橋を曲がって、下りの階段部分にさしかかった。
そして、下を見た時、あまりの驚きに私と先生は同じ目をして(多分)見つめあった。
少し間を置いて、先に言葉を発したのは関先生の方だった。
 「異次元空間に入っちゃったの?」
プラットホ-ムには、8人ほどの作業服の男性が私たちに背を向けた状態で、右手を肩のところで地面と平行にまっすぐ伸ばし、無言で静かに立っていたのだ。
私たちはプラットホ-ムに降りたいのだが、不気味で足が止まってしまった。

その時、私たちに気付いた、階段の途中にいる、やはり作業服を来た男性が
「あ、どうぞ。黄色いところを歩いてくださいね。」
と、明るく声を掛けてくれた。
なぜ黄色いところを歩かなくてはならないのだろうと、後で考えれば何でもない言葉にまで恐怖を感じながら、私たちはゆっくり降りていった。
階段の真中まで来た時、通過電車が通過していった。
すると、何事もなっかったように作業服の男たちは動き始めた。
私はすぐに頭をフル回転させて、今の状況を整理した。
彼らは鉄道の工事関係者で、その日は呉羽駅プラットホ-ムに、視覚障碍者誘導用の黄色いプレ-トを、貼り付けていた。工事関係者には、「安全確保行動(?)」とかなんとか名付けられた規則があって、その一つが、
 『電車が来る時は、必ず作業を中断し、電車の来る方向を向き、右手を肩の位置で地面と平行にまっすぐ伸ばして、通過するまで待たなければならない』
なのだ。
 (自分で考えたのだが、案外このとおりに書かれていたりして!)
ホットした私と先生は、ビックリしたというようなことを笑顔で話しながら電車を待っていると、ほどなく電車はやって来た。
そこで私はふと思い立って、ある行動に出た。
そう、あの「安全確保行動(?)」である。
後ろから工事の男性が一言、
「合ってる!」

 ほどなく先生のお乗りになる電車がプラットホ-ムに入ってきた。
 私は先生を「安全確保行動」で見送った。

祝・初著作権料入金! 2025年12月8日(月)

なんと!私の訳詩した曲が歌われ、その著作権料が訳詩者の私にJASRACから振り込まれたのです。こんなことが人生にあるとは思ってもいませんでした。

思い起こせば・・・と言ってもよく思い出せないので、このブログを検索してみますね。

(検索している時間)

ありました。最初がこれ。2024年7月26日のことでした。その後のことを詳しくお知りになりたい方は「JASRAC」でブログ検索をお願いします。

とにかく頑張ってJASRACに登録し、あとはただ時間が過ぎていきました。ただと書きましたが、訳詩活動はその後も、とっても楽しく続けて現在306曲訳詩終了。もちろんこれからも続けます。
しかし問題があるにはあります。
ほぼ売れません。
「詩人の恋(全16曲)」「女の愛と生涯(全8曲)」等は何人かお買い上げくださいましたが、それっきり。もちろんその方々が本番で歌われても、コンサートが無料だったら入ってきませんし、私がJASRAC手続き前のコンサートだった場合もやはり著作権料は入りません。

そこで、
「もし次に訳詩が売れて、有料コンサートで歌っていただけたときのことを考えて、今のうちに訳した300数曲、全部届け出、してしまおう!」
と、朝から頑張りました。
これまでに40曲はしてあったので、残り260曲ほどです。
88曲までやって、疲れてやめました。無理はよくない。明日から少しずつやります。
↓これを見ると、あ~ってなります。少しずつやっておけばよかった・・・











さて皆さま、いったい何という曲がどなたに歌われて、いくら入ったのかお知りになりたいですよね?
それではご報告。
・2025年7月13日に行われた
・「富山リラの会」で、西野真理が歌った
・「ブラームス作曲 西野真理訳詩『ジプシーの歌(全8曲)』から5作品」
・手数料や税金などたくさん引かれて、508円入金されました

近藤和也さんの国会質問と高橋克法総務副大臣 2025年12月6日(土)

 今日のブログの内容は来週火曜日(2025年12月9日)のFMかほく生放送でお話しする予定の一部です。ぜひ、放送で全部お聞きいただければと思います。

https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=&deli_id=56020&time=2711.5


何度も書いてきましたが、私は無党派層ならぬ「多党派層」。何党がどうとかではなくて、国のために良い方向性を示してくださる党、国のために熱心に働いてくださる何らかの党のどなたかをその都度応援しています。

昨日拝見した、石川県のために懸命に働いてくださっている近藤和也さんの国会中継が素晴らしかったので、それを書き起こしてみました。その中で特に注目したのが、最初の質問とそれにお答えくださった高橋克法総務副大臣の最後のお言葉でした。

近藤和也さんの最初の質問は「解体した後の土地の固定資産税特例措置の延長について」
以下、書き起こしです。

近藤和也衆議院議員
公費解体が進んできた。ありがたいこと。ある町会では半分以上解体が終わった。「見晴らしがいい」という言葉がこんな悲しい時にも使われるのかと大変つらい局面を迎えている。その解体した後の土地の固定資産税についてお聞きしたい。本当は家を解体するとその土地の固定資産税は6倍になるところだが、震災後2年は特例ということで、元のままだった。しかし、来年の3月でこの期限は切れてしまう。東日本大震災や熊本地震の時にはかなり延長されていた。能登半島地震の被災者や行政からも延長を望む声が大きい。何とか延長してもらえないだろうか。

















高橋総務副大臣(高橋克法)
ご指摘の通り、住宅地特例は2年という原則がある。またこれもご指摘の通り、過去の災害でも復興状況を見て特例を延長してきた。例えば熊本地震は通算8年延長されている。ご指摘の件については国土交通省からも要望が出ている。被災地の状況、被災地からの要望、近藤議員の質問などを踏まえて令和8年度税制改正プロセスの中で丁寧に現在議論を行っているところ。現在議論中なのでこれ以上突っ込んだ答弁ができないことを理解してほしい。
ただ政治家として気持ちは一緒であります













近藤和也衆議院議員
お気持ち受け取っていただきありがとうございます。「丁寧に議論中」ということでしたので、結果に結び付けていただけるのかなあと思っています。

~西野真理の感想~
政治家用語というのか、議会用語というのかわかりませんが、おそらく「丁寧に対応」という発言は、それなりに前向きにこのことに対して対応するという意味を含んでいるのだろうなと思いながら聞いていました。また、高橋総務副大臣の
「政治家として気持ちは一緒」
というお言葉にもグッとくるものがありました。お人柄が感じられます。
私は国会のことは何も知れません。おそらく答弁は優秀な官僚の皆様がきちんと一言一句慎重に書いてくださっているでしょう。でもこの最後の一言は高橋さんご自身のお気持ちがにじみ出たものと私は理解しました。
そこで、この発言をされた高橋総務副大臣についてネット検索してみました。

高橋 克法(たかはし かつのり、1957年〈昭和32年〉12月7日 - )さんは、栃木県から出られた参議院議員。自由民主党麻生派所属で、現在の参議院議員3期目。総務副大臣。

近藤和也さんのキャッチフレーズは「一所懸命」高橋さんのキャッチフレーズは「一緒懸命」。このお二人には何かしら気持ちの通じる部分があるのかもしれません。

<書き起こし後のこと>
これを書き起こした後、FM放送でもお話する旨、facebookで近藤和也さんにお伝えしました。その時に高橋さんの言葉にも連れたところ、近藤さんから
「正直私も泣きそうになりました」
というご返信をいただきました。

さらにその後、私は高橋さんのことを調べたときにホームページがありその中にお問い合わせ欄があったので、この時の発言に対してのお礼を書き込んでおきました。

93歳母・お誕生日記念にVoi che sapeteを歌う 2025年12月4日(木)

昨日は母の93歳のお誕生日。以前からご参加者のいない西野真理の歌の会「Sing幾多郎」の唯一の参加者が母。これで2年になります。
始めてしばらくしたとき
「このままただ練習しても、母には何の目標もやりがいもない・・・そうだ、YouTubeに『92歳が歌うシリーズ』としてアップしよう」
と思いつき、少々嫌がる母を無視して、撮影・YouTubeアップを始めました。嫌がっていた割に母は素直に撮影に応じ、練習しては撮影しYouTubeアップが習慣になりました。

そんな93歳になる2か月前、93歳の記念になにをしようかと考えつつ、次の曲としてモーツァルト作曲オペラ「フィガロの結婚」からVoi che sapeteを西野真理訳詩でと提案すると、母は
「アリアは歌えないんじゃない・・・」

※「アリア」とはオペラの中でソロで歌われる曲です

その言葉を聞いて私は「これだ」と思い、この曲を93歳記念にすることにしました。母は、大学生のころから合唱団に所属、小学校の先生として勤務し、退職何年か前からは音楽専科として勤務していました。音楽の知識はそれなり。そんな母は、きっと今まで
「自分にオペラアリアは歌えない」
と思ってきたのでしょう。
歌わせてあげようではありませんか。
お誕生日2か月ほど前から練習開始。

いよいよ93歳当日。
小林美智さんに録音していただいたピアノ伴奏で練習を積み、無事お誕生日当日、撮影を終えました。
頑張って顔に力が入り、少々厳しい表情ですが、皆様どうぞ温かい気持ちでご覧くださいませ。




義父のご縁で営業活動 2025年12月3日(水)

9月に亡くなった義父の永代供養の納骨に義兄夫妻・私たちでお寺へ行ってきました。
お経も終わり、お坊さんがお茶を出してくださって雑談になった時、
「お寺は響きもいいしコンサートとかできそうですね」
とちょっと話題を振ってみたところ
「やってますよ」
なんとこのお寺、プロジェクションマッピング、沖縄の三線、ギター演奏等、色々イベントを開催されているというではありませんか。
すかさず私はチラシを渡しました。が、正直、このお話がそれ以上先へ進むとは思いませんでした。ところが
「来年6月21日どうですか?」
具体的な日にちが提示されるとは!
その後私は
・カラピアノで歌っているのでピアノがなくても大丈夫であること
・5分でも1時間でもご要望に応じてプログラムを組むこと
・曲はクラシックからJpopまで多彩であること
・YouTubeで私の演奏をお確かめいただけること
などお話し、それなりにお話が弾みました。

本当に来年の6月のお声掛けがあるかどうかわかりません。でも、義父のおかげでちょっと楽しい永代供養納骨日になりました。

「祝歌」へのコメント 2025年12月1日(月)

YouTubeのコメント欄は褒めていただければ嬉しいのでちゃんとチェックしています。でも時々、私のチェック漏れや、何かしらの都合でコメントが送信されなかったりがあるようです。そんなコメントが先ほど届きました。

「祝歌」の動画にです。

だいぶ前にコメントしましたけど、反映されてませんので、もう一度。この歌は、母がよく口ずさんでいたので、覚えていました。オペラを聴くようになって、ノルマを聴いたとき、この旋律が登場してびっくりしました。ノルマから拝借した旋律だったとは!一部うろ覚えだった歌詞が、こちらのおかげで全部わかって、うれしいです。ありがとうございます!
ところで、グルックのオルフェオとエウリディーチェの中、精霊の踊りの一部に、「清く優し野辺の花よ、揺れて咲くは、コスモス」という歌詞をつけたものをご存知ですか?ここだけ覚えていて、全曲あれば、知りたいです。歌ってくださるとうれしいです。

せっかくですから、そのYouTube概要欄にその時私が書いたものをご紹介します。

<エッセイ:女学唱歌「祝歌」>
 作詞 三輪義方 
 作曲 ベッリーニ(原曲 オペラ「ノルマ」よりノルマが来る)
     Vincenzo Bellini (1801-1835) Norma  'Norma viene
 歌・ピアノ 西野真理(バリトン系ソプラノ)2021.10.2

このエッセイは「美女エッセイPART15」からの引用です。
内容は別の動画でのエッセイと被る部分がございますが、適当に飛ばしてお読みくださいませ。
また、「何のことだかさっぱりわからない」と思われる部分もたくさんあると思われますが、それは別動画のエッセイも全部お読みいただくと大体理解していただけます。
それでもおわかりいただけない部分をお知りになりたい方は「美女エッセイ」シリーズをお読みになることをおすすめいたします。


以下、過去のエッセイ集のものなので、文体が違います

女学唱歌「祝歌」 
<3回目の参加>
今年も行ってしまった。
初めて参加するまでは
「いい大人がどうして千葉まで行ってお素麺食べなくちゃいけないの」
と思っていたくせに。
そう、千葉県・君津・野口素麺塾。

<野口芳宏先生との出会いのおさらい>
2004年9月・学校の出張として
「道徳の勉強をどこかでして来い」
ということで、
「まあ、京都あたりなら日帰りできるし、八つ橋も買えるしいいんじゃないか」
という限りなく浅い理由でインターネット検索をしたら、たまたま出てきた京都教育大で行われている野口芳宏とかいう先生が講師で開催される会を発見し、行くことにした。
その日は台風が来ていて私の乗った電車も少し遅れたが、駅からそう急ぐでもなくブラブラ会場まで歩いて行ったらすでに会場は一杯で、しかもなんだかよくわからない熱気が漂っていた。
「これ、よくある上から押し付けられた出張とは違うな」
と感じつつ適当に座った席の、たまたまお向かいにお座りになっていたきれいな女性と雑談したら、彼女は
「あなた、何も知らないで来たの?え?公費で来てるの!みんな自費できてるのよ。私は群馬から」
なんだかすごい会らしいことがだんだん判ってきた。
始まってみるとこの講義は本来の目的である道徳というより国語の授業っぽかった。本来の目的でもなければ専門でもないが、直感力だけは優れていると思っている自分の
「これはすごい人だ数値」
が最高値を示した。
その講義の中で「手品師」という物語の感想文を書く場面があり、私の感想文が野口先生の目に止まり、参加者の前でそれを読むように言われた。読み終えた私に野口先生は
「文章は素晴らしい。しかし…題名をもう一度読んでみて」
と言われ
「『手品師』を読んで」
と言ったところ
「ダメだ!そんな題名を付けているようじゃあ。私が感想文の審査員ならその題名を見ただけでその感想文を落とします」
これこれこれ!
私はこういうビシっとした指導を望んでいたのだ。
そう、ダメなものはこんな風にちゃんとダメって言ってほしい。

その会の終了後、そこで販売されていた野口先生の書籍の中で一番値段の安いものを買ってサインしていただきながら
「石川県では山本さんが私を呼んでくださってますよ」
と野口先生からお聞きし、野口塾に参加させていただくようになって以来、先生とのおつきあいが続いている。
毎年夏に開かれている「野口素麺塾」のこともお聞きしてはいたが、1度参加してしまったら、私の夏の行事になってしまった。

<ミニコンサート>
昨年、2回目の参加をさせていただいた時、野口先生のお母様はじめめ、奥様・素麺塾のお手伝いをして下さる皆様の前でちょっぴり歌わせていただいたところ、社交辞令半分としてもとても喜んでいただけたので、次の参加のときも歌わせていただこうと決めていた。
そして今年、あっという間に次がやってきた。

<実践発表>
今年は「実践発表」というコーナーに手を上げてみた。
教員生活もあと4年。ずっと生徒には教えてきた「君が代」の音楽的解説を、少しでも多くの先生に知ってもらいたいと以前から思っていた。しかし、普段の学校生活では他の先生の授業をゆっくり参観するような時間はまずないし、音楽の先生にそれを伝えたくても、学校に音楽の先生は1人。
野口塾でなら聞いていただけると考えたからだ。
(その発表原稿に近いものは美女エッセイ「PART13」にあります)
今回それをするにあたって必要なキーボードの手配を
横山験也さん→瀧澤真さん→辻雄一朗さん
(他にもどなたかいらっしゃるようです)
という、まともに存じ上げているのは最初の横山さんだけだというのに
「キーボード、なんとかお願いします!」
と、野口先生宅まで運んでいただきました。
この場を借りて心から御礼申し上げます。

<ご母堂・友さんの歌唱>
昨年の決意どおり歌わせていただこうと思ったが、今年聞いていただけることになったのはご母堂の友さん99歳のみ。1分の1。これは大きなステージだ。
数曲歌った後
「なにかリクエストないですか?」
とお聞きしたところ
「曲名は覚えてないんですけれどね、『万歳、万歳、万歳~。山辺も野辺も霞わたり 花笑い、鳥うとう、君が代の春の日に…』こんな歌があって、卒業式に歌ったんですよ。何か、外国の曲に歌詞をつけたんじゃないかと思うんですけど。懐かしくてね」
残念ながら私はこの曲を知らなかったけれど、この99歳の友さんの歌唱は素晴らしかった。
学校でも生徒から
「先生、この曲知ってる?」
と言って、生徒が私に歌って聞かせてくれる場面が時々あるのだが、その半分はどんな曲だかよくわからない。音程が定まらないからだ。よく知っている曲であっても歌い方が悪いとさっぱりわからなくて、あとになって
「あ~あの曲だったのか」
ということは結構ある。
今回の友さんの歌はちゃんとわかった。
これは先生のお母様だからお世辞に書いているのではない。
まず声が美しい。声の出し方もきれい。音程がきちんとしていて、それを聞いただけで私も歌える。後でわかったことだが、歌詞も全部合っている。本当に素晴らしくてびっくりした。
私は99歳でこんな声が出るだろうか。

<インターネット様様>
千葉日帰りの野口素麺塾翌日。友さんが聞かせてくださった歌が気になって仕方なくなり、歌詞と女学校時代であろうことを頼りにインターネット検索をすると、すぐに出てきた。

それが以下↓(出典 Moto Saitoh's Home Page)

我国初の女学生用教科書『女学唱歌』
山田源一郎編 編集(共益商社)
第一集(1900年8月19日) 第二集(1901年5月15日)
 山田源一郎(1869-1927. 5)   『女学唱歌』第一集表紙       

山田源一郎が女学生用に作った初めての唱歌教科書.彼自身の作曲のものと外国からの合唱曲,輪唱曲を集めたもの
① 第二十二 祝歌 (三輪義方 作詞 Bellini 作曲)

  萬歳、々々、々々。
   山邊も野邊も、 かすみわたり。
   花わらひ、   鳥うたふ。
   君が代の、   春の日に。
   桂を折りえし、 我友の其(その)光榮。
   おもへばその身の、光榮のみか。
   御代の光、   御國の榮。
   花も鳥も、   祝へやいはへ。
    あゝゝゝゝゝ、萬々歳。 
[注] Vincenzo Bellini 作曲(1831)『ノルマ』("Norma")第一幕第一場
のドルイド族の合唱「ノルマが来る」('Norma viene').
合唱は
Bellini.Norma.Norma viene...Sediziosi voci. 
   • 動画  
 
<録音>
以上からおわかりのように、この曲、もともとベッリーニのOpera「ノルマ」の一部に、それとは全く関係のない歌詞を付けたもの。しかし、当時の人がこの明るく溌剌としたメロディーに惹かれたのは判る気がするし、なかなかのセンスだと思う。
そう思っているうちに
「せっかく友さんからリクエストしていただいたのに歌えなかったから、歌って録音してお送りしよう」
という気になって練習開始。
1時間後、録音終了。

この曲、練習しているうちにとっても楽しくなったので、8月5日の第22回美女コン(2017年)で歌ってみようかなと思案中である。

<後日談>
美女コンで歌いました。

<さらに後日談>
美女コンの映像を母に送ったところ、母が
「おばあちゃんは歌が好きでよく歌を歌ってくれたけど、おばあちゃんもこの曲歌ってたと思うよ。女学校で習ったんだろうね」
もし生きていたら110歳位かな?
亡くなったおばあちゃんが急に懐かしくなりました。





山田真暉 Y列車でいこう!(FMかほくの番組) 2025年12月1日(月)

FMかほくのパーソナリティーになって3年8か月。退職と同時・2022年4月5日(火)にスタートしましたから、退職後の年数とFMかほくパーソナリティ期間は同じです。このパーソナリティ、謝礼をいただいてするのではなく、「放送枠を買い取る」形。現在月額2500円。日本で一番安いらしいです。私が以前地方民放局での同じようなシステムのことをお聞きしたときは、確か月額(または1枠、しかも5分くらい)5万円だったと思います。

さて、よく理解しないままに書きますけれど、放送局では法律で何かしら会議をしなければならないことが決まっているようです。私はその「評議員(?)」を依頼され、時々会議に出席しています。出席と言っても「ネット会議」。ほんとうに便利ですね。たいてい土曜日の夜。私はFMかほくのあるかほく市在住。でも、パーソナリティの皆さんは全国にいらっしゃるので、その皆さんが一堂に会するのはちょっと無理。でもネット会議なら平気。名古屋・山形・神奈川・東京・・・などからも参加されているはず。

その会議のおかげで、少しずつお知り合いもできてきました。そのお一人が名古屋在住(多分)の山田真暉 さん、火曜日午後4時から
「山田真暉 Y列車でいこう!」











という番組を担当されています。
以前からこの番組は時々聞いていました。きっかけは、西野真理自身の再放送を聞こうとしたこと。私の火曜日朝10時からの生放送の再放送が火曜日の午後4時半。その再放送の1つ前の枠の生放送番組が「山田真暉 Y列車でいこう!」。
最初はラジオから流れてくるから何となく聞いている、という感じだったのですが、この山田さん
・おしゃべりがうまく聞きやすい
・鉄道知識が豊富
・知識を自慢するという気持ちより、鉄道のことを多くの人に知っていただきたいという気持ちの方が大きく上回っていると感じる
というようなことから、特別鉄道ファンでもないのに次第に自分の再放送を確認するついではなく、積極的に聞くようになりました。
「自慢したい気持ちを、知っていただきたい気持ちが上回って感じるのはなぜか?」
ということが解明できれば自分の放送にも役立てられると思うのですが、今のところ私にはわかりません。

そんな山田さんも会議出席者のお一人。作曲家のドヴォルザークは鉄道マニアだったという話題がきっかけで、個人的にお話するようになりました。
そんな先日、私の歌い手仲間・のぞみちゃんのお宅近くまで運行されていた大井川鐡道が廃線になったらしく、車以外で伺うことができなくなったということを山田さんにラインしたところ、すぐに次のように教えていただきました。

「現在、大井川鐵道本線の川根温泉笹間渡~千頭間が3年前の台風による被害で不通となっていて、代行バスによる輸送が続いています。
ただ、あくまで代行輸送であって、廃止にはなっていません。2029年春の運転再開を目指して工事を進めるとしています。時間がかかりそうなので、気長に待ちましょう。」

流石です。
特に鉄道ファンでない皆さま、ぜひ「Y列車で行こう」お聞きになってみてください。ネット配信がありますから、全国どこからでもお聞きいただけますよ。
ちなみにテーマ曲として使われているのは「A列車で行こう」です。

Geminiちゃん流石! 2025年11月30日(日)

町内会の通信を作成し、それをGeminiちゃんにリライトしてもらいました。すると

~~~文章をどこかでお知らせとして利用される予定でしたら、「11月31日(日)」は存在しない日付である点にご注意ください。11月は30日までです。正しい日付に修正が必要でしたら、お気軽にお申し付けください。~~~

流石!

この文章には全く関係のない野良猫の動画も併せてお楽しみくださいませ。



廊下でCurble Chair Wideお問い合わせ 2025年11月29日(土)

まずこちらをお読みくださいね。

















私にはこのCurble Chair Wideの効果が絶大。そうは言ってもまだ回復途上の腰痛治療に、昨日も加茂整形外科へ。そのとき加茂先生にもこのことをお話(自慢)しようと、また待合室での待ち時間が長くなった時、椅子に置いておくためにこれを持って行きました。
車のシートでも使いましたが、これだけはあまりよくありません。車の椅子のシートの形状というか傾きが、どうも合わないのです。現在置き方の工夫中です。

そういうわけで、これを持って診療室に入りました。
ここでちょっと加茂整形外科の診療室の説明が必要です。
加茂整形外科の診療室は、横長の部屋がカーテンで4つに仕切られています。そこで、先生がすぐに治療を始められるように、患者は服を脱ぐ等の準備をして、ベッドに横たわって待っています。そこを先生が順番に回られるという、とても効率的なシステム。
先生は痛みがどうして起こるのか、これからどうすればいいのか、初診者には理論的に丁寧に説明してくださいます。私のようなベテランの患者にはもちろん説明済みですから、現在の様子を聞いてくださって、あとはトリガーポイント注射をどんどん患部に打ってくださって治療は終わります。

この日、診療室に呼ばれるまでは早かったのですが、初診の患者さんへの説明が結構長くて、その間私は横になって待っていました。そのうち、看護師さんたちとおしゃべりを始め、そうだ、看護師さんにもお話(自慢)しようと、診療室の脱衣籠に置いたCurble Chair Wideを取り出してお話を始めました。
・たまたまコストコで購入したこと
・家のパソコン作業時の椅子に置いたところ、長時間の作業が痛みなしだったこと
・映画「国宝」を見るとき映画館に持ち込んだところ、3時間痛みがなかったこと
そして、看護師さんたちにも座ってみていただきました。ちょっと座っただけではわかりにくいとは思いますが、なんとなく好感触。

いよいよ私の治療の番になり、先生にもお話。

治療後、診療室を出た廊下のところの椅子に座っていると、一人の男性が近づいてこられました。50歳前後のぱっと見とても元気そうなスポーティーな男性です。
「すみません、先ほどお話が聞こえたので。その椅子、教えてもらえませんか?」
どうやらこの男性、診療室のカーテンで隔てられたお隣にいらして、私と看護師さんたちとのお話を聞いていらしたようなのです。私は嬉しくなって
「どうぞどうぞ!人によるとは思いますけど、私にはあってました。Amazonでも買えますよ」
「ここにきてずいぶんよくはなったんですが・・・」
男性はCurble Chair Wideの写真を撮り、お礼を言って待合室へ戻られました。

2~3分後また男性がやって来て、
「これですよね」
とスマホのAmazonサイトの画像を提示されました。
「あ、これです」

あの男性、Amazonで注文したかな?
良くなってくださるといいな。

コミュニティセンターにピアノ!?その後 2025年11月29日(土)

コミュニティセンターにピアノ!? 2025年4月7日(月)」をお読みいただいた前提で進めます。

<結論>
町会での会議の結果、ピアノの寄付はお断りすることになりました。

<経緯>
最初は町会でも寄付していただく方向で話が進んでいたようです。進んだ理由の1番は
「能登半島地震で被災された方のピアノである」
ということ。そして、それならピアノの移動費用も町会で負担してあげればどうだろうか
という方向で。

ところがいざ具体的に詳細を聞いてみると
・ピアノの持ち主は被災者でもなければ、かほく市在住者でもない

あれ?

ここで風向きが変わりました。
・被災者の持ち物でははない
・かほく市在住でもない
・ピアノはアップライトで50年経過している
・状態もよくわからない
・もし状態がよくなかったらメンテナンス費用が相当かかる
・そもそもコミュニティセンターにピアノは必要なのか
・そのようなピアノを、こちらで移動費用を負担してまで寄付していただく必要があるのか?

という意見が大半となり、寄付はお断りするという結論に至ったようです。

<我が家の事情>
もし、我が家が町会長を引き受けていなければ、逆に私など会議に参加させていただいて
「ピアノがあるっていいですよ」
みたいな加勢ができたかもしれません。
しかし、現在我が家は町会長。そんな立場でピアノを入れることを強く主張すれば、
「会場を利用してコンサートをしたいものだから、無理やりピアノを入れた」
と思われても仕方ありません。

<これから>
現在のところ本町コミュニティセンターにピアノが入ることはなくなりました。
でも西野真理
「今ある状況でやれることをやる」
という考えでこれまで色々やって来たのです。だからこそコミュニティセンターでのカラピアノコンサート年6回という案もひねり出しました。

さあ、これからも今ある状況で楽しくやっていきましょう!

横領で会社を辞めた元CBCアナウンサー・江田さんのお話(ReHacQより) 2025年11月29日(土)

※この内容はFMかほく・Sing幾多郎でもお話しました。西野真理のYouTubeにもアップしてあります。読むのが面倒な方はそちらをどうぞ(2025年11月25日)

YouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック・なぜ会社辞めたんですか?」から、組織のお金を横領した元アナウンサーのお話です。聞き手は元テレビ東京の高橋弘樹さん。



<まずあらすじから>
今回会社を辞めた元CBCアナウンサーの江田亮さん。ご自身でこの番組への出演を打診されたそうです。江田さんが会社を辞めた理由は「4000万円横領」。ただ、お金はすでに返済。2022年のことです。江田さんはこの件で2年間苦しんでおり、現在も「地獄の途中だと思っている」という心境を語りました 。
「横領」は例えば殺人などよりずっと軽い印象を受けますが、一般の人が思うよりかなり重い罪なのだそうです。

高橋さんは、江田さんとのおしゃべりの中で、アナウンス能力を高く評価する一方で、今回の件の根底には「メタ認知能力、つまり、江田さんが自分を客観的に評価できる能力に欠けていること」や「プライド」の持ち方に課題があったと指摘されます。

高橋さんは、
「江田さんのスキルを活かせば、フリーとして食べていくことはできるんじゃないか」
と激励し、二度と同じ過ちを繰り返さないよう強く忠告しました 。
そして配信の最後に、江田さんはこれから「茨の道」となるフリーアナウンサーとして頑張っていく決意を語り、高橋さんは、今後の人生に向けての励ましと、人生を楽しんでほしいと締めくくりました。

<それでは詳しく説明いたします>
元テレビ東京プロデューサーの高橋弘樹さんが主宰するYouTubeチャンネル「ReHacQ−リハック」で行われた、元CBC(中部日本放送)アナウンサー・江田亮さんとの対談。

1 対談のきっかけと横領
異例の対談が実現したきっかけは、江田さんがReHacQに
「キャスターとしてチャンスはないか?」
と直接問い合わせをしたことでした。当時、ReHacQの姉妹メディアである「PIVOT」では、元アナウンサーの起用が進んでいた時期で、高橋さんとしてもアナウンサーの人材を広げたいと考えていたところに、江田さんからの連絡があったといいます。

今回の配信は、一社会人として大きな過ちを犯した人物が、何を語り、これからどこへ向かうのか、という非常に踏み込んだテーマでした。

江田さんは、「横領」は間違いなく自らが犯した事実であると認めます。その横領したお金は、会社のお金ではなく会社の労働組合の組合費4,000万円。自身が財務部長を務めていた際に、投資信託への流用などの形で着服しました。これは外部情報からも裏付けられています。

江田さんの横領が発覚した後、江田さんは全額を組合に返済したため刑事事件には至りませんでした。また、会社のお金ではなく組合のお金だったこともあって、会社に直接被害はなく、組合にも返金されているため組合側も訴訟を起こしても得がないことなどから、江田さんの退社はいわゆる首ではなく自己都合退職で、退職金も支払われています。

2 江田さんのこと
配信中、聞き手の高橋さんは単なる事件の経緯だけでなく、江田さんの人間性、プロとしての資質、そして過ちを生んだ背景について深く切り込んでいきます。このあたりの切り込み方は流石高橋さんだと感心させられました。

江田さんは早稲田大学卒業後、2013年にCBCに入社し、プロ野球や競馬実況などスポーツアナウンサーとして活躍していました。それだけの経歴があるのに、なぜそのような地位を捨ててまで横領に手を染めたのかを高橋さんは追求します。この辺りの高橋さんの追及の仕方が素晴らしいので、実際にYouTubeをご覧いただけるとよいかと思います。この番組の中で高橋さんは江田さんの状況を「ギャンブル依存症」に似ていると感想を述べられました。私もそういう印象を受けました。

3 江田さんの能力と問題点
高橋さんは、長時間の対談を経て、江田さんのアナウンス能力自体は高く評価しています。特に、発音の明瞭さや言葉の切れ味は、一般のYouTuberにはないプロのスキルだと認めています。

一方で、高橋さんは終盤のトークで、江田さんの言葉遣いや自己認識に潜む問題を鋭く指摘します。
例えば、江田さんがトークの中で
「難しいと言われたけど」
と発言した場面。これを高橋さんは
「そこの部分はそうじゃなくて、『いやおっしゃる通り私も難しいと思います』って言わなきゃいけないと思うんだけどね」
と指摘されてました。ういう些細なことがアナウンサーとしては致命的なんだそうです。
実は私もこの部分を聞きながら、江田さんはなんとなくプライドの高い人だなあ、という印象を受けていました。

高橋さんはこのあたりの分析として、江田さんは自分自身の状況や相手(視聴者や高橋さん)の視線を正確に捉え、言葉や態度をコントロールする「メタ認知」と「プライド」の持ち方に欠けている、と指摘しました。
高橋さんは自己分析として冗談めかしながら
「ぼくは腹黒いから計算して喋る」
と語り、プロの表現者は「どう見られるか」を計算することが重要だと示唆しました。

江田さんの横領という行為の背景には、この「メタ認知」の欠如、つまり、客観的な自己評価や周囲の状況を把握しきれない「心の歪み」があったのではないか、という問題提起がなされます。
この辺り、さすが元TVのプロデューサー。

4 今後への提案
今後の江田さんの生き方について高橋さんは、
「厳しい批判コメントを含むYouTubeのコメント欄こそが、江田さんにとってすごく勉強になる教材だよ」
と強調されました。
批判や指摘を受け止めながら、自分自身で配信や活動を行い、それを修正していくことの重要性、今回の過ちを償い、プロとして再生していくための具体的な方法論の提示と言えると思います。
ここ、私にはとても耳の痛い部分でした。私もできれば誉め言葉ばかり聞いて、批判からは目を背けたいタイプだからです。

トークの最後、高橋さんは江田さんに対し、以下のようなメッセージを送りました。
まずは
「次はやんないでくださいね色々ね」
そして、
「アナウンス能力は確かなものがあるから、それを活かして生計を立てることは可能」
ということから、
「素人のYouTuberでプロにナレーションを入れてほしい人はたくさんいると思うから、そんな仕事を安い値段で受けてみたらどうだろう?」
と、具体的な提案がなされました。

・60分までのVTRにナレーションを入れる 1本2000円 運動会のVTRでもなんでも
・草野球の実況1時間まで 3000円、現場に行く場合は交通費相談

これはすごいと思いました。私もやってほしいと思ったほどです。
実際にやってほしい人のために、このチャンネルの概要欄には連絡先も載っていますので、ぜひご覧ください。下に貼り付けます。

江田さんに動画を依頼したい方はこちらのHPから
https://ryo-eda.com
こちらのURLよりお申し込みいただいた場合2025年5/18〜から1年間、動画内でお話しした金額にて承るそうです!

改訂・山田耕筰童謡100曲調整・速度・季節一覧表 2025年11月27日(木)

ピアニストの近藤陽子ちゃんからのご紹介で取り組み始めた「山田耕筰童謡100全部歌うプロジェクト」、第43回までのコンサートで48曲を歌い終えました。そのほとんどが私にとって「新曲」でした。山田耕筰に失礼を承知で書きますと
「この曲があまり歌われないのも仕方ないかな・・・」
という曲があることも否めません。しかし、
「もっと歌われればいいのに」
という曲ももちろんたくさんあります。そんな中から西野真理厳選3曲

・「お菓子の汽車」
 西條八十の詩。お菓子でできた汽車の様子を楽しく描いた作品。
 ♪~おかまは丸い唐饅頭
 ♪長い煙突アルヘイトウ
など、ちょっと知らないお菓子の名前が出てきたので、それをお客様にトークでご紹介したのちに歌うのも、楽しい経験でした。

・「箱根の山」
 野口雨情の詩。箱根の光景を歌った詩かと思ったら、箱根の山で「コ~ン」と鳴く狐とカケスの様子を歌ったしみじみとかわいい曲。

・「漣は」
北原白秋の詩。川面が揺れるのを見て「どうして漣が起こるの?」「鴨がいるんだよ」と月夜に穏やかに話す父子の情景。

童謡100に取り組み始めてすぐに、これらの調性・速度・季節の一覧表を作り、ブログやfacebookにアップしました。しかし、48曲の楽譜を眺めるだけでなくちゃんと歌うと、少々間違いがあることに気づきましたので、改訂版をアップいたします。
例えば「ぶどうの蔓」という曲。「『ぶどう』だから『秋』」とろくに詩を読まずに一覧表に書き込みました。いざ歌ってみると、緑色のぶどうの蔓がどんどん伸びていく様子が歌われています。これ、夏ですね。





映え写真と初めて知った事実 2025年11月26日(水)

昨日はかつての同僚3人でのフルーツパーラーランチ。





















その時、晶子さんからサンリオピューロランドのお土産にかわいい小さなキティをいただきました。
帰宅後もう一人の友人・睦子ちゃんは、やはり晶子さんからいただいたシナモロールを、推しのアイドル写真といっしょに撮影してラインに送ってくれました。睦子ちゃんはこのような写真を撮り慣れているので、とても上手に撮れています。
そうなると全く絵心のない西野真理も、ちょっと撮ってみたくなります。
そこで家中見渡して考えたのが以下3か所。

岡本太郎と




















天使たちと
















オルゴールと
















そして先ほど娘にこの写真をライン送信したところ
「リボンがないね」
「リボンは別にぶら下がっていました。
・・・あ、でもこれ、リボンじゃなくてハート リボンなくしたのかな?」
と、リボン無しキティもいるんだなと思っていました。

するとほどなく、娘から
「ダニエルみたい」
なんとこの青い服着てリボン外したキティだと思っていたのは、
ダニエル
だったのです!

<公式サイトより>
キティの幼なじみで、ボーイフレンド。ツンと立った前髪がトレードマーク。
身長はメロン4個分。体重はメロン3個分。
カメラマンをしているパパの仕事の都合で、アフリカに行ってしまったダニエルだけど、世界をまわってニューヨークから、キティのところに帰ってきた。




嬉しいコメントのご紹介(自慢話) 2025年11月24日(月・祝)

今日はYouTubeのコメント欄にいただいた嬉しいコメントのご紹介、つまり自慢話です。 
そのYouTube作品は2年前にアップした
このことについては,YouTubeアップ時にもブログを書いているので、まだお読みになっていない方は是非お読みくださいませ。この動画はいつものように家で撮影したりコンサートのライブ映像ではなく、カラオケ大会的なもの。
↓これです。







ではお待ちかね、嬉しいコメントのご紹介です。

こんなに本格的なライディーンに驚いた。軍歌的なテンポ、伸びやかさ、勇ましさが組み合わさった曲かと思いますが女性の声でこれほど表現できるのだと初めて知りました。ありがとうございました。

嬉しいので、赤く大きくしておきました。

Curble Chair Wide 2025年11月23日(日)


















腰痛でお困りの方のために、Curble Chair Wide についてちょっと詳しくご説明いたします。
それは3日前のこと。コストコの入り口を入って間もなく、それは私の前に現れました。
Curble Chair Wideです。販売員のお姉さん、2週間前にコストコへ来たときには洋ナシを試食販売していた元気で明るいお姉さん。一目でわかりました。その時はこのお姉さんから洋ナシを買い、 Curble Chair Wide にシフトしていらしたので、つい声を掛けました。
「2週間ほど前は洋ナシ売ってらっしゃいましたよね」
「そうかも~!これ、座ってみて」
その売り場には私より前からもう一人、70歳代の女性がそれに座ったり立ったりして試していらして、
「腰が痛くてね、買ってくわ」

7月に腰を痛めて以来、今回は痛みがしつこく続いています。藁にもすがると言いますか、試してダメならそれまで。試さなかった後悔よりまし・・・ということで、座らせてもらってみました。座ってすぐ気もちいいなんてことはないのですが、なんとなくよさそうな予感。お姉さんの説明によると
「このカーブが腰を支えて、いい姿勢にして、腰周辺の筋肉をつけてくれる」
みたいなことでした。(私の記憶、不正確だと思います)
「これ、今日、お安くなってるだけじゃなくて、いつもなら300円するカバーも付けて6398円」
後でわかったのですが、お姉さん間違ってますよ!カバー2288円もします。
















本体もAmazonでは7110円。計9398円。お得感いっぱい。

帰りの車から早速使用し、家でもすぐに使い、もう快適この上ありません。

本日、母と二人のSing幾多郎。会場の椅子にいつも座りにくそうな母に、私のCurble Chair Wide 貸してあげました。絶賛してはいませんが、まあ、なんとなくよさそうです。
「これ終わったら、コストコに買いに行こう!」

行きました。混雑!
今までコストコには平日しか行ったことがなかったのでびっくり。いつもは2階パーキングに停めるのに、きょうは初の3階です。でも、混雑のわりには、特に行列に並ぶとかはなくて、ちょっと通路を通りにくかったくらいのことで、すんなり買って帰ってきました。Curble Chair Wideを2つ買って。なぜ2つか?母の分と、母の家で私が使うためです。

現在Curble Chair Wideに座ってブログを書いています。痛みはありません。
ただしこれは個人の感想です。購入後効果がなかった場合は、また新しい何かをお試しくださいね。





映画「国宝」観てきました 2025年11月21日(金)






















<映画の前に その1> 
映画のことより、まず書きます。
腰痛持ちで3時間の映画に耐えられるかどうかご心配の方、これお勧めです。
Curble Chair Wide




















たまたま昨日コストコで購入。早速パソコンの椅子に置いてブログを書いたりしたところ、快適です。そこで、以前から行きたいけれど行くことをためらっていた映画「国宝」を観に行く決断をしました。これを持ち込めば3時間の着座に耐えられそうだからです。
何の痛みもなく、3時間の映画を見終えることができました。
(赤い部分は映画館に置いてある、チャイルドクッション)

<映画の前に その2>
9時50分からの上映。
9時35分頃映画館へ行くと、受付カウンター周辺改装中のこともあってか、結構な行列です。この映画館、平日は本当に空いていて、今まで観客私一人だったことが2回。それ以外でもお客様はまあ一桁。そんな状況に慣れてしまった西野真理、列の後ろから座席チェック画面がかなり埋まっているのを見て
「あ~こんな満席で見なくちゃいけないの嫌だな~~~」
と、都会の映画館に慣れている方にはまずありえない不満を持ちつつ、並んでいました。しかも、その行列のほとんどが70歳以上。皆さん「国宝」ご覧になりたいんですね。1日1回の上映ですから集中して当たり前。

ところが、私が行列のあと3人ほどになった時、パソコン画面の空いている席を確認しようとよく見ると、前の皆さんが購入されているその画面、「国宝」ではなく
「港のひかり」
























という能登を題材とした映画。あ~そういえば数日前にTVでCMしていました。震災前の能登で撮影された映画が近日公開だということを。その公開日が今日だったのです。その初日に多くの皆さん・・・おそらく震災後、こちらへ越してこられた方や、能登ご出身の皆様ではないでしょうか。
結局「国宝」は私を含めて9人。

<映画の前に その3>
何度も書いてきましたが、私は読書の能力や、映画を理解する能力に欠けています。それを自覚してからというもの、本でも映画でも、あらすじをネット検索して読んでから挑むようにしています。読書好き、映画好き、頭の良い方には理解できない、あきれ果てられる行動であることはよくわかります。でもそれでいいのです。こうしてから私は映画をとても楽しめるようになりました。

<映画を見終えて>
さて、あらすじを読んでから映画を観た西野真理、
「あらすじ関係なし!☆5つです」
そもそもストーリーがどうとかっていう映画なのかな?
後は思いつくままに箇条書き。

・歌舞伎役者を演じた二人の俳優さん、吉沢亮・横浜流星。このお二人、一体どれだけ稽古を積まれたことでしょうか。尊敬しました。一番印象に残ったのはこのこと。それだけでも観る価値あり
・画面がとにかく美しい
・時が経ったあとの一言で、その間のことがわかるような素晴らしいセリフ。この台本をお書きになった方も素晴らしいですね
・二人の登場人物のジェットコースター並みの人生模様。これは私の読んだあらすじには書いてなくて、普通に考えながら見ました
・今も「人生どっち?」って考えさせられます。人は「ないものねだり」なのかも
・同門のオペラ歌手・金川睦美さんが、富山でオペラ「アイーダ」の巫女長を完璧に歌い上げられた時のことを急に思い出して、涙ぐんでしまった場面がありました







三林輝夫先生の思い出 2025年11月20日(木)

先日三林輝夫先生についてブログに書いたところ、思いがけず多くの方からアクセスをいただきました。そして、そのブログに登場した「ヴィラネル」について過去の記録を探したところ、2021年にそのことについて書いていることを発見しました。YouTubeに「ヴィラネル」をアップした際、概要欄に書いた文章です。その文章をこちらへ転載いたします。

~以下2021年12月31日の文章です~

2021年西野真理YouTube動画アップロードラストを締めくくるのは、ベルリオーズ作曲「Villanelle」です。

 ※ヴィラネル(villanelle)には2つの異なる意味がある。

   ・詩の詩形。19行2韻詩と訳される。

   ・古いフランスの詩。田園詩と訳される。

この曲を初めて知ったのは、1993年から2013年までの20年間、富山県福光町(現在の南砺市)で毎年8月1日~7日まで行われた声楽とピアノ伴奏者のためのセミナー「福光声楽サマーセミナー」。

その何度目かは忘れたのですが、「フランス歌曲コース」で三林輝夫先生が歌ってくださったのがこの曲。先生の歌われる様子から、この曲を楽しみこの曲が大好きという感じがダイレクトに伝わってきて、1度聞いただけで「なんて素敵な曲!」と、すぐに大好きな曲の一つになりました。詩の内容も、春に恋人同士、森へ遊びに行く幸せなものです。

しかもその時、三林先生は即興で一部分を日本語で歌ってくださり、それがとてもわかり易く、「やっぱりすぐに言葉がわかるっていい!」と、いつかは日本語に訳してみたいと思い続けていました。

思いはあるものの何もしないうち、セミナーそのものが終わってしまい、もう三林先生のレッスンを受けるチャンスもなくなってしまいました。

その後、なんとなく西野真理の中で訳詩ブームが起こってこの曲にも取り掛かり、3年ほど前には出来上がっていました。ところが、以前から思っていたのですが、この曲はバリトン系ソプラノの私には少し高いのです。そこでピアノ録音をピアニストの小林美智さんにお願いするとき、
「短3度下に移調したものでお願いできますか?」
と無理を言い、そのおかげで本日のアップロードを完成させることが出来ました。

※こちらの訳詩に興味をお持ちいただけましたらご連絡くださいませ。現在300作品の歌唱用訳詩を販売しております。

「ひと、能登、アート。」に行ってきました 2025年11月17日(月)

令和6年能登半島地震・令和6年奥能登豪雨 復興支援特別展
「ひと、能登、アート。」
と題された美術展に行ってきました。























↑のチラシでおわかりのように、あの教科書で見た「麗子像」見れるんですよ!風神雷神も見れるんですよ!行かなきゃいけないでしょう。
しかも、


















↑「内灘以北の方は無料」私たち家族、内灘以北のかほく市在住です。

さて、小学生並みの感想です。
「麗子像」
本物は神々しいです。塗料が輝いていて、毛糸で編んだベスト(?)の毛糸が触ると毛糸のさわり心地がするんじゃないかというくらい毛糸。

「風神雷神」
面白い。力強いんだけど、ユーモアのセンスがあります。で、ちょっと笑っちゃったのが展示に付けられている絵の題名の英語版。
Wind God and Thunder God
オ~ワカリヤスイデス!

「頼朝像」
多分木彫り。本物を裏側まで回り込んで見れて嬉しくなりました。

鶴とか鷺とか鳥がいっぱい出てくる大きな絵がたくさんありました。これを見て思い出したのは。宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」。宮崎監督、これらの絵を見て着想されたんじゃないかと思ったほど。

最後に、一番驚いたこと。これらの作品はすべて国内の名だたる美術館等からの貸出(多分)です。
東京国立博物館
三井記念美術館
東京芸術大学
根津美術館
サントリー美術館
国立西洋美術館
etc.
それらに混じって個人名が!
前澤友作
↓長谷川等伯のこの屏風










美術を味わうのも忘れて、こんなことに感動した西野真理でした。













秋晴れのいしかわ県立美術館前。
でもこの後豪雨に。



第43回美女コンご報告 2025年11月16日(日)

本日第43回美女コンを終えました。
いつものようにそのご報告です。

<前日までのご来場ご連絡>
まず
・いつも来てくださる鈴木さん
ラインに「マンツーマンコンサートになるかも」と返信

・ご近所の大坊さん
お父さんとお二人ということで勇気100倍。
「お一人しかご連絡がなくてマンツーマンコンサートを覚悟していたところです」と
返信

この時点で3人来てくださるということで一安心。

前日の夕方、自動車を運転をされない土屋さんからまさかの
「急に車に乗せてくださる方が現れました」
とのご連絡。

コンサートのお客様、前回同様5人決定です。よかった!
5人でよかったと思っている時点で首を傾げられる方もいらっしゃるでしょう。いつも無観客も覚悟しているのですから、5人ってすごい数です。
そもそもこのコンサート、私にとってはレジャー。そのレジャーに時間とお金をかけてきてくださるなんて、神!

<準備>
~前日~
立ち位置とカラピアノを流すためのスピーカーの位置を決め、バミリテープ
終わり

夕方、「行けなくてごめんなさい」と田中陽子さんからお花が届きました。
申し訳ないなと思いつつ、ステージに飾れてうれしいな。




















~当日朝~
・物品運搬
・椅子並べ
終わり

<本番>
ご連絡いただいた方プラス3名、8名のお客様!(かつての同僚の晶子さん、いつも来てくださる高瀬さん・・・高瀬さんはいつも来てくださるけれどご連絡はないので予定人数には入れられないのです、ご近所のMさん)

オープニングは「夢の世界を」。これは私が中学生の時はなくて、中学校の教員になった時点で教科書に掲載されていて、現在も掲載され続けている名曲。これを一人3重唱。

最初のコーナーは西野真理オリジナル訳詩シリーズ。
今回はシューベルトを6曲。
「ます」「音楽に寄せて」「魔王」「ミューズの子」
名だたる名曲とともに今回は、「ピアノ即興曲90-3西野真理オリジナル創作詩版」にチャレンジしました。正直なところピアノでこの曲を弾き続けてこられた方には受け入れていただけないかもしれません。でも、構いません。私は歌いたかったのです、この名曲を。歌詞をつけることになった経緯はとても不思議なご縁の積み重ね。それをトークでたっぷりお話しました。
とっても簡単に書きますと
①偶然(買う気などなかったのに)購入したCD
②そのCDの演奏家とご縁ができる
③さらにそのCDのピアニストからCDをいただき、そのCDでピアノ即興曲90-3をバイオリンとピアノで演奏されているのを聞き、その素晴らしさに感動。私も歌いたいと思った。
ということです。
歌い終わった後、後ろの席で楽しそうに聞いてくださっているかつての同僚・晶子さん(音楽関係者)に
「ピアニストの皆さんには受け入れられないでしょうか?」
「別のものだと思います」
ホッとしました。

次のコーナーは「山田耕筰童謡100全部歌うプロジェクト その5」
秘話・・・ではないですね。すでにブログに書いていますから。
ここも簡単に書きますと、予定していた「この道」はあまりに未完成であることが4日前の関定子先生のレッスンで判明。その代わりに「赤とんぼ」を入れ、せっかくなので以前、福光声楽セミナーで三林輝夫先生から教えていただいた「フランス語の赤とんぼ」も歌うことにしました。
そんなコンサート1日前、三林先生の訃報。今回の「赤とんぼ フランス語バージョン」は私のせめてもの三林先生の追悼の気持ちを込めさせていただきました。

ちょっと秘話、ありました。
「お菓子の汽車」という曲。4日前の関先生のレッスンで見ていただきました。ちょっと出にくい音があったことで。流石関定子、そんな時どうすればいいかきちんと技術指導してくださって、音の出にくさは問題なし。で、その曲、最後の歌詞が
「パックリ開いた犬の口」
私が歌い終わった瞬間、関定子
「ワン!」
私も今日のステージで取り入れました。

最後のコーナーは「秋の名曲」。
歌ったことがありそうでなかった「小さい秋みつけた」
秋と言えばこれ「まっかな秋」
団伊玖磨の勘違いが生んだ名曲「舟歌」
最後は小林秀雄の「落葉松」を一人3重唱。
自画自賛になりますが、この「落葉松」一人3重唱、頑張りました。頑張った部分は事前のパート録音です。この苦労は音楽関係者以外にはなかなか説明が難しいので、興味のおありの方には直接お話しいたします。

アンコールはもちろん、西野真理作詞・作曲の「防災の歌」
ついでに皆様に母の歌った「わがうた」のYouTube音源をお聞きいただきました。
「あちらに座っております私の母・92歳の11か月の歌です。私に歌を習うとうまくなりますよ!」
と参加者のいらっしゃらないSing幾多郎のCMタイムでした。
母、きっと嬉しかったと思います。






では今日の写真館。
最初にご来場連絡をくださった鈴木さん。いつも次回のチラシ配布をお手伝い下さって(配らせて)います。




















大坊晃子さんと超ダンディなお父様・中谷良作さんとご一緒に。





















この中谷良作さん、お帽子といい、服のセンスと言い素晴らしいですね。最初麻生太郎かと思いました。で、最近西野真理、高市早苗に似ていると言われますので・・・
麻生太郎と高市早苗







いつも遠くから来てくださる高瀬さん




















協力ファミリースタッフとともに









2025年11月16日(日)第43回美女コン 2025年11月16日(日) 

本日2025年11月16日(日)13:40~第43回美女コンです。
以前、その日初めてご来場くださる方から
「ブログのどこを見ればいいのかわからない」
とご指摘を受け、それもそうだと、当日改めてご案内をブログにアップすることにしました。(チラシと会場地図)
楽しくクオリティーの高い西野真理の美女コン、休憩なしの歌とトークの1時間20分。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
































追悼・三林輝夫先生 2025年11月15日(土)

今日は義父の49日と納骨。快晴の中、無事納骨も済みました。
お夕飯は49日でいただいた豪華なお弁当。
美味しく食べ終えたところで、なんとなくfacebookを見ると関定子先生の投稿。
「二期会でお世話になり 奏楽堂コンクールでもお世話になった 三林輝夫先生がお亡くなりになった 楽しいお話が思い出される先生であった 残念である」(2025年11月14日)

ああ~・・・そうなんですね。
私は三林先生の直接の弟子ではありません。でも、福光声楽セミナーフランス歌曲コースで先生のお教えを受けるチャンスが何度かありました。そこでフランス歌曲を教えてくださる先生から感じたのは
「フランス音楽が好きで好きでたまらない」
というお気持ち。その時歌ってくださった「ヴィラネル」(ヴェルリオーズ作曲)という曲、今も私ははっきり覚えています。その時初めて聞いた曲ではありましたが、あまりに先生が楽しそうにお歌いになるので、私は1度でその曲が大好きになりました。そして、その2日後に行われるフランス歌曲コースの簡単な発表会に向けての選曲のとき
「君これ歌う?」
と言われ、2日でその曲を歌いました。今思えば無謀ではありますが、先生の楽しさに乗せられた大切な思い出です。そしてその後その曲は日本語訳詩をし、今も時々美女コンで歌っています。

このブログに書いてありますように、明日の第43回美女コンで私は「赤とんぼ」を歌います。もちろん「赤とんぼ」は三木露風作詩の日本語の曲です。でも今回はまず、フランス語で歌ってから(1番だけ)日本語の「赤とんぼ」を歌う計画を立てています。私が取り組んでいる「西野真理オリジナル訳詩による外国オペラ・歌曲・・・『わかって歌いたい』『わかって聴いていただきたい』」を逆の立場で体感していただくためです。
そのフランス語の楽譜を下さったのが、三林先生。
明日の美女コンの「赤とんぼ」のコーナー、私の三林先生へのせめてもの追悼とさせていただきます。

↓おそらく40歳代半ばころの西野真理と三林先生
(福光声楽セミナー最終日のパーティー)














Wikipedia情報
<三林輝夫>
三林 輝夫(さんばやし てるお、1938年〈昭和13年〉7月2日 -2025年11月 87歳 )は、日本の声楽家(テノール)、音楽教育者、合唱指揮者、公演監督。

経歴
新潟県出身。1961年(昭和36年)東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、1963年(昭和38年)同校声楽専攻科修了。木下保、渡邊高之助、古沢淑子に師事。デビューは1963年の東京労音のオペラ『フィガロの結婚』でのバジリオ役で、これ以降二期会や東京室内歌劇場他で数多くのオペラ、オペレッタ、創作歌劇に活躍している。

また、日本におけるフランス歌曲の第一人者として十数回にわたるリサイタルで高い評価を得ている。日本歌曲の演奏でも、その明瞭なディクションと深い表現には定評があり「ビロードのような」と定評のある美しい声を披露してきた。



西野真理の色々なお話

呉羽駅での出来事 2025年12月9日(火)

先日ブログに書きました、FMかほくの番組 「山田真暉 Y列車でいこう!」 今日もこの番組を聞き、聞きながら昔のある出来事を思い出しました。24年前の鉄道関係のことです。普通24年も前のことは詳細には書けないものですが、私は書けます。当時から書いていたエッセイにこのことを書いていた...