ピアニストの近藤陽子ちゃんからのご紹介で取り組み始めた「山田耕筰童謡100全部歌うプロジェクト」、第43回までのコンサートで48曲を歌い終えました。そのほとんどが私にとって「新曲」でした。山田耕筰に失礼を承知で書きますと
「この曲があまり歌われないのも仕方ないかな・・・」
という曲があることも否めません。しかし、
「もっと歌われればいいのに」
という曲ももちろんたくさんあります。そんな中から西野真理厳選3曲
・「お菓子の汽車」
西條八十の詩。お菓子でできた汽車の様子を楽しく描いた作品。
♪~おかまは丸い唐饅頭
♪長い煙突アルヘイトウ
など、ちょっと知らないお菓子の名前が出てきたので、それをお客様にトークでご紹介したのちに歌うのも、楽しい経験でした。
・「箱根の山」
野口雨情の詩。箱根の光景を歌った詩かと思ったら、箱根の山で「コ~ン」と鳴く狐とカケスの様子を歌ったしみじみとかわいい曲。
・「漣は」
北原白秋の詩。川面が揺れるのを見て「どうして漣が起こるの?」「鴨がいるんだよ」と月夜に穏やかに話す父子の情景。
童謡100に取り組み始めてすぐに、これらの調性・速度・季節の一覧表を作り、ブログやfacebookにアップしました。しかし、48曲の楽譜を眺めるだけでなくちゃんと歌うと、少々間違いがあることに気づきましたので、改訂版をアップいたします。
例えば「ぶどうの蔓」という曲。「『ぶどう』だから『秋』」とろくに詩を読まずに一覧表に書き込みました。いざ歌ってみると、緑色のぶどうの蔓がどんどん伸びていく様子が歌われています。これ、夏ですね。



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