あすなろ中学校(夜間中学校)講師登録してみました 2024年8月31日(土)

ノロノロ台風のため不安定なお天気。急な雨に降られながら(と言っても車です)ドラッグストアから帰ってきて、ふとTVをみると
「あ!上田さんが校長!」
石川県に来年度開校の
「あすなろ中学校」↓
石川県では、様々な理由で小学校や中学校を卒業できなかった方、不登校や病気、その他の理由により十分に学べないまま中学校を卒業した方、日本の義務教育を受けることを希望する外国籍の方などのために、令和7年4月に石川県立あすなろ中学校(夜間中学)を開校します。

の校長が以前同僚としてご一緒したことのある上田さんに決まったというニュース。彼女は優秀だし人柄もいいしピッタリ。
実は以前からこの夜間中学校には興味があって、昨年秋には説明会にも行ってきました。その時、その説明会会場に今度校長になることの決まった上田さんも教育委員会のスタッフとして参加していらっしゃって、少しお話もしていたのです。
※詳細はこのブログの中の「夜間中学校開校説明会 2023年11月5日(日)」をお読みください

そもそも私は退職後、教員の再任用だとか非常勤講師等で働く気は退職前も現在も全くありません。しかし、以下のような自分勝手な条件が揃えば、是非働きたいとその時も今も思っています。
①週1回位だけ学校に行く
②音楽だけ教える
③カリキュラムとかきつい縛りがない
④変な書類とかいっぱい書かなくていい
⑤成績をつけなくていい
こんな都合のいい働き口などあるはずがありません。言ってみればカルチャーセンターです。しかし、ほんのちょっとだけ譲れば、あんまり成績を気にしないような生徒を教える・・・工業高校の音楽の先生なんていいな、と思ったりしていました。

そんな時夜間中学校のことを知り、ここで教えてみたいなと思うようになりました。
退職少し前には担任していたクラスの生徒にも
「夜間中学校っていいな」
と雑談交じりに話したこともありました。

その夜間中学校、教育委員会内部では当然ずっと前から様々な準備が進められていたでしょう。そして明日から2学期の今日、いよいよ外部に向けても開校情報発信。その第1歩が校長の発表。

それを見た私は
「講師登録しよう」
とすぐにパソコンに向かいました。
・住所氏名
・大学卒業年次
・教員免許のこと
など、当然書くべきことは書いて、次が肝心。
「勤務についての希望」の記述欄。

あすなろ中学校音楽担当のみ希望いたします

私にとって都合よく解釈すれば、音楽は週1回、または美術と抱き合せでもしかすると月2回。常勤の音楽の先生を雇用するとは考えられません。また生徒は普通の中学生の年齢よりずっと上の生徒さんが多いと思われますので、大学出たての先生より、まあまあ歳を重ねた講師が適任と思われます。
どうでしょう、西野真理にぴったりじゃないですか?





クイックルワイパーシートケチケチ術 2024年8月31日(土)

つい先程思いついた、クイックルワイパーシートのケチケチ利用術です。

<思いつくまで>
クイックルワイパーのシートを取り付ける「のりしろ」的な部分。あれ、もったいないなってお思いになりませんか?私はずっと思っていました。ドライタイプのものはそうれほどでもありません。しかし、ウエットタイプでたっぷり薬剤のついたシート、これはとってももったいない。全く汚れがついていないのに、シートの約半分を捨てるのですから。
















<朝の床掃除>
毎日しているわけではなく、今朝はたまたま思いつき。
ワイパー本体からドライタイプを外しウエットタイプを装着。床を拭き始めたところ、狭い隙間のホコリが気になりました。そこで床全体が終わったあと、シートを本体から外して、どうせ使うことのない「のりしろ」部分を使って、手で拭き取ろうとしました。
「あ!これ!」
そうです。使い終わった「のりしろ部分以外」をハサミで切り取れば、きれいなところだけ残るのです。それだけをストックしておけば、ちょっとしたお掃除に使えます。
どうぞおためしください。





応募してみました 2024年8月30日(金)

「応募」
を目にすると、敏感に反応します。
昨日特に見るでもない、つけていたテレビから流れてきた音声でそれを知り、今日は朝からその応募作業。そしてそれを終えてこのブログを書いています。
これをお読みになっている皆様、まだ時間があります。応募してみませんか?
以下は石川県地区予選の要項。他の県の方はそれぞれ地方局に応募要項があると思います。

※一部割愛してあります
全国放送『歌唱王』への出場をかけた石川県予選を今年も開催!
あなたの魂の歌声を聴かせてください!

<応募締め切り>

2024年9月5日(木)23:59

※オンラインのみでの応募受付となります(持込・郵送不可)。

※お一人様1回のエントリーとさせていただきます。

<撮影時の注意>

画面は縦(たて)にして録画してください。

歌唱前に「お名前」「年齢」「一言コメント」を言ってから歌唱に入ってください。

アカペラ限定とします。カラオケ音源や楽器の利用等はご遠慮ください。

加工した動画、音声は不可とします。

ご応募頂いた動画はテレビ金沢に帰属するものとします。

◆参加要件◆

2024年12月末日まで石川県に在住している方が対象

(12月時点で石川県在住でない場合、優勝しても「歌唱王」への出場権がなくなります)

年齢・性別・国籍の制限はありませんが、未成年は親権者の承認が必要です。

おひとりでの応募となります。(応募はソロ・独唱のみ)

デュエット・グループ等複数での参加は不可。

◆ご応募の際の注意事項◆

お送りいただいた動画や審査の様子は「となりのテレ金ちゃん」内でご紹介いたします。

コロナ感染症対策のため、オンラインのみの応募受付となります(持込・郵送不可)。

<合否について>

合否の結果は9⽉18⽇(水)までに1次審査通過者にのみ最終審査の詳細と合わせてお知らせします。

テレビ金沢代表選出審査会

テレビ金沢代表選出審査会/10⽉3⽇(木)19:15~

一般にもご覧いただける会場で、最終審査会を開催します。

一次審査通過者がステージで歌唱し、優勝者を決定します。

優勝者は、全国⼤会・全⽇本歌唱⼒選⼿権「歌唱王」最終予選への出場権が与えられます。


私は大好きな「勇者ライディーン」で応募しました。

9月18日までに予選通過者だけにお知らせが来るので、結果はまたブログでお知らせいたします。


9月のSing幾多郎と9月美女コンのお知らせ 2024年8月29日(木)

9月のSing幾多郎、9月の美女コンのお知らせ


20249月の予定(829日現在)

◯が開催日 

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美女コン

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  11日(水)15日(日)はお休みです

9月8日(日) 第36回美女コン
日時 9月8日(日)13:40
場所 かほく市宇野気ト110-1 本町コミュニティセンター
入場料 大人1500円 中学校3年生まで 1000円
(未就学のお子様はご遠慮いただいております)

今回も前回に引き続きピアニスト・近藤陽子さんをお招きしての開催です。
平井康三郎の名曲、そしておそらくここでしかお聴きになれそうもない曲、
特に「浦島太郎」は西野真理作詩の爆笑曲。
是非会場でお楽しみくださいませ。
秘密のトークもいっぱいです。


<会場地図 車の場合>
駐車場は会場前と、徒歩1分の金沢信用金庫さんの駐車場をお使いになれます

<電車の場合>
宇野気駅下車 西口から
(金沢からの場合、進行方向のドアを出てすぐの出口です
 階段を渡らないでくださいね)





レクチャーコンサートin石友リフォームサービス 2024年8月25日(日)

<かつての教え子との再会>
築後30年近く経ち、100歳まで生きるとしてあと38年この家に住む時、暑さ寒さ対策として窓ガラスをちゃんとしておいたほうがいいのではないかと考え、窓のリフォームを決めました。
その時たまたまネットで発見して行ってみたのが「石友リフォームサービス」。その時対応してくださったのが、かつて内灘中学校に勤務していた時の生徒・干場さん、現在の店長さんです。
週に1時間しか授業のない音楽教師の私を、あれから何十年も経っているのに覚えていてくださったことには感謝の一言。工事とは関係のない、
・私がYouTubeに歌をアップしていること
・コンサート活動を続けていること
・FM放送を担当していること
・防災士の資格を取ったこと
など、様々なことに話が弾みました。
そんなこともあり、こちらの会社に窓のリフォームをお願いすることとなり、無事工事も終わり支払いも済みました。

<コンサートオファー>
そんなある日のこと、干場さんからお電話をいただきました。
「こちらの会社のお客様感謝デーのイべントにステージをお願いすることがあるかも」
という内容でした。日時等全く未定の状態ではありましたが、そのようなイべントの出演者として私を想起していただけることそのものがとても嬉しく感じられました。
そして、それは実現することになりました。
「歌と防災とリフォームのことを取り混ぜて45分ほどのステージを2回」















<コンサート当日・開始まで>
当日になりました。
この前日といいますか当日といいますか、その一部始終は一つ前のブログ
「サンダーバード大雨停車 2024年8月24日(土)~25日(日)」
をお読みくださいね。
サンダーバードが雨で立ち往生。金沢駅についたのは深夜2時9分。コンサート当日です。
4時間寝てコンサート会場である石友リフォーム金沢県庁前店へ向かいました。

2日前に大きなものは運ばせていただき、リハーサルも済ませていたので、あとは私が無事に行くだけ。大きな控室もいただきゆっくりお化粧を始めたその時
「ティアラ忘れた!!!」
これは一大事です。ティアラなしでコンサートはできません。あれがあるから西野真理なのです。コンサートまであと1時間。
息子に電話。
息子はすぐに事情を察して、最短時間で会場まで届けてくれました。会場が車で30分のところだからできたこと。9月に東京で歌う時には絶対そんなことがないようにしようと心に誓いました。

<コンサート>
お得意様感謝デーですし、そもそも私のコンサートをお聞きになることが目的ではなく、リフォームのご相談にいらっしゃるお客様。ですから、私のコンサートをずっと椅子に座って始めから終わりまで聞いてくださることを私は想定していませんでした。会場内を見ながらなんとなく遠くから私の歌が聞こえる、そんな感じだと思っていました。

ところが、コンサートスペースの椅子にお座りになったお客様はほぼ動かず、ずっと聞いてくださっているのです。そしてそのご様子から歌も大事だけれど、お話のほうが楽しそうだとわかってきました。
おしゃべり!お任せください。
台本を作った時点では短めだったリフォームのお話をし始めると、みなさん関心が高く一生懸命聞いてくださいます。これは私の想像ですが、石友リフォームのみなさんもお喜びになっているのではないかと思われました。そこで、リフォームのお話を台本より詳しく長めにしたり、歌手の専門用語の説明を加えたりして、予定した45分はあっという間に過ぎていきました。
2ステージ目は小学生の女の子も聞いてくれていたので、予定になかった子供向けの歌も歌いました。こういう時スマホに音源があるのはとても便利です。

会場にはかつての同僚・由子ちゃんも来てくださいました。

<終了後>
終了後干場さんから
「請求書お持ちですか?」
こういう時には出演者側からの請求書がいるということを、この時初めて知りました。これからこういうことに使っていただこうとすれば、こういう知識も大事です。ここで教えていただいてよかった。

この会場にはキッチンカーも来ていて、そこで作っていらしたらしい(私は会場の外を見ることは全くできませんでした)焼き鳥をたくさん頂いて、夕飯として美味しくいただきました。社員のみなさんも楽しかったと言ってくださって、気持ちよく会場をあとにしました。

帰宅後忘れ物に気づき、慌てて干場さんに連絡。

<請求書と忘れ物>
コンサート翌朝はまず請求書作り。ネットを見ながら使いやすそうな無料テンプレートを探してそれをアレンジ。こんなことに1時間以上を費やしました。
忘れ物はスピーカーセットの裏蓋。
忘れ物を取りに行くのと請求書をお届けしに行くのを同時にできて得した気分でした。

<ユーミンに勝利した時?>
請求書をチェックしながら昨日のお話になり、やはり私の教え子だった女性から
「『防災の歌』が耳に残って!社員みんなそう言ってます」
昨日はユーミンの「やさしさに包まれたなら」も歌っているのです。でもそれじゃなくて西野真理作詩・作曲の「防災の歌」をお耳に残して頂いたとは!
ほんの一瞬、ユーミンに勝利した時間でした。

サンダーバード大雨停車 2024年8月24日(土)~25日(日)

このブログは前作 「小林美智さんピアノ『ロマン派ドイツ歌曲のただ中を歌う』聴いてきました 2024年8月24日(土)」をお読みになってからどうぞ。

大阪でコンサートを聴き、あとは帰るだけ。
サンダーバードに乗り、ヒレカツサンドも食べ、















敦賀で新幹線に乗換えて、金沢駅着22時39分。金沢駅に彼が迎えに来てくれるから、今日のうちには眠れるかな。

はい、計画変わりました。
どこかしらで大雨。私の乗った新大阪発20時12分のサンダーバードは近江舞子駅で停止。30分ほどして車内放送、
「運転再開23時30分」
この時点で22時なんですけど仕方ありません。
放送でこのサンダーバードで金沢まで行くって言ってる!
新幹線開業前に戻るだけだし、乗り換えの手間もかからないからまあいいかなか。
※Yahooニュース記事より
 JR西日本によると、24日午後8時50分ごろから、大雨の影響で、JR湖西線の近江舞子―近江塩津駅間で運転を見合わせている。運転再開のめどはたっていない。
 
22時30分
あれ、発車するんですって!
一応動き出したけれど、安曇川駅でまた停まるそうです。だけど動いてるだけで気分が晴れます。
でも、安曇川駅ってどこ?(あどがわ と読みます)
琵琶湖の中央辺りでした。

22時45分車内放送(安曇川駅停車中)
敦賀駅では、乗るはずだった新幹線ではなく、別の新幹線に乗れるようにしてくれるそうです。運転再開はやはり23時30分らしいです。

23時15分
赤福に手を出す

23時28分
運転再開再開予定まであと2分、動くかな?

23時30分
すごい!本当に再開!

23時40分
近江今津着
この時点で2時間30分の遅れだそうです
座席前の机をとめる部分が、ちょっと困った人の顔に見えてきました。

















23時50分
近江中庄停車。何か連絡を取っているそうです
23時54分動きました
敦賀には0時13分到着予定
2時間40分遅れ

0時13分敦賀到着
富山行き新幹線に乗り換えます。
0時30分敦賀発って最初は言ってたけど、このあと来る特急の人たちを待つためもう30分遅れます。こうなったらいくらでも待ちますよ。
臨時新幹線つるぎ900号全席自由、富山まで各駅停車。全席自由とは言っても、グリーン、グランクラスには乗れません

0時45分
ホームに出て、飲み物購入。再び赤福に手を出す

0時49分
車内放送
「このあと各駅におきまして、お乗り換えの列車はございません」
帰れない人ってどうするのかな?

1時12分
新幹線動きました。
拍手したい気分です。

1時50分
眠くなってきました。今寝ると富山まで行ってしまう!

2時9分
金沢着。特急料金払い戻しの手続き。
私の場合、チケットレスなので、口座に直接払い戻しされるようです。
(後日談:翌日には振り込まれました。JRすごい!)

彼が迎えに来てくれました。この日彼は金沢駅と自宅を2往復。

2時50分頃
自宅到着

シャワーを浴び、髪を乾かし、目覚ましを2つかけて就寝

7時30分
起床

これで一連の大雨ドキュメンタリーを終わります。
ブログとコンサートとFMのいいネタになりました。
あ~眠い

















小林美智さんピアノ「ロマン派ドイツ歌曲のただ中を歌う」聴いてきました 2024年8月24日(土)

小林美智さんをピアニストとして開催された「ロマン派ドイツ歌曲のただ中を歌う」と題されたコンサートに行ってきました。
これを書いているのは帰りのサンダーバードの中です。

昨年11月に私も小林美智さんにピアニストをお願いして「詩人の恋全曲コンサート」(西野真理日本語訳詩版)を開催しました。でも、そもそもこれを美智さんのピアノで開催することが出来たのは、今回の「ロマン派〜」のお陰かもしれません。
というのは、美智さんに「詩人の恋」のことをなんとなくお話し、美智さんから「私弾きます」と言っていただけた理由の一つは、それ以前に美智さんが「ロマン派〜」を開催日未定ながらお引き受けになっていたからです。
その時は、「先ずは美智さんのコンサートをお聴きして勉強し、その後ゆっくり自分のコンサート」とうまい具合に考えていました。でも結局私のコンサートの方が先に終了。
今になってそれは以下2点で、とてもよかったと思います。
①他の方の演奏に左右されずに済んだこと
②今日のコンサートを自分の訳詩を頭の中で流しながら聞けたこと
特に②はドイツ語での曲の流れと比較しながら聞けて、とても勉強になりました。
また、事前に美智さんから演奏されるブラームスの曲を教えいただいて、それら全て日本語訳詩してからお聴きすることが出来ました。ブラームスはまだ歌の練習は手つかず。楽譜を見ていただけではわからないことも多く、こちらも大変勉強になりました。

茶木さんのテノールは会場である大阪倶楽部のちょっとレトロな感じにぴったり。
何より今回素晴らしいと思ったのは、「詩人の恋」全16曲を次へと進める時の美智さんの間の取り方。

さて、真面目なお話しはこれくらいにして・・・と言っても大した出来事や失敗はありません。つまり少しはあります。
まず会場で。
隣にお座りになっていた女性。
先日の「秘密のケンミンショー」で「大阪では
隣にいる人に興味があったら話しかける」って言ってたけど、本当でした!
「詩人の恋」あとの15分休憩時。突然話しかけていらして
・茶木先生に習ってるんですか?
・(習ってないと言うと)どうしてきたんですか?
・歌手なんですか?
その後もひたすらしゃべり続けていらっしゃいました。大阪すごい!

帰りの新大阪駅。
「無事新大阪についたから、あとは新幹線に乗るだけ」
新幹線の改札へ。
改札頭上の発車時刻表で自分の乗る新幹線を探しましたがありません!どうして!そもそも金沢方面の時刻板がありません。ここじゃないのかな?駅員さんに聞こうかな?駅員さんどこかにいないかな?
あ!
駅員さん見つけられなくて良かった。
敦賀までは在来線!ここじゃない!
急げ!
無事サンダーバード乗り場に着きました。お土産買えました。

駅弁も買えました。駅弁買ったのって何十年ぶりでしょう。
ここまで書いたところで車内放送。この先で大雨が降っているためしばらく止まっているようです。敦賀で新幹線待っててくれるかな?
明日までには帰れますよね?明日は石友リフォームさんでレクチャーコンサートなので。
11時からと14時からの2ステージ。
「歌と音楽講座と防災とリフォーム」
みな様どうぞご来場・・・いただけないんですこれ。お得意様ご招待イベントらしいので。でも本当にご来場されたければ、私からお願いしますよ。



作曲家・ピアニスト雁部一浩さんのこと(伊福部昭「サハリン島先住民の3つの揺籃歌」その7)2024年8月22日(木) 

突然雁部一浩さんのお話を始めます。
このお話はこのブログ内の
伊福部昭「サハリン島先住民の3つの揺籃歌」(その1~その6)
シリーズをお読みになってからお読みいただきますよう、お願いいたします。ですから、それに関する説明は割愛させていただきます。
(このブログは 伊福部昭「サハリン島先住民の3つの揺籃歌」その7 として書きます)

<チケットノルマ>
2024年9月12日の音楽の友ホール「日本歌曲シリーズ」に出演させていただけるのはとても嬉しいのですが、チケットをどうするかが大問題。何しろ演奏するのはあまりにマニアックな伊福部作品。しかも私が存じ上げる関東在住の知人・友人は半分が音楽関係者ではあるものの、同じ日に出演される清水さん、原田さんと明らかにお誘いできる方が被っています。もう半分の音楽関係者ではない皆さんに伊福部昭、とても買ってくださいとは言えません。














そこで今回はもう覚悟を決めて、私のノルマ全部、ご招待にしようと決めました。決めてしまえばあとは簡単。その旨を正直に書いたラインやメールを思いつく限りの皆さんに送信しました。こんな内容です。

大変ご無沙汰しております。西野真理です。
石川県は元日に大きな地震に見舞われ、我が家も大きく揺れました。しかし幸い1日断水しただけでそれ以上の被害はありませんでした。しかし、我が家からほんの車で5分くらいのところはニュースではあまり報道されない液状化。今もほぼ手つかずでお住まいになれない方がたくさんいらっしゃるという、同じ地域でも大きく違った状況です。

さて、そんな中話は全く変わり、コンサートへご招待差し上げたいというご案内です。
9月12日(水)東京・神楽坂・音楽の友ホールの「日本歌曲シリーズ」に久しぶりに出演させていただけることになりました。今回の曲はとてもマニアック。あのゴジラの伊福部昭作曲の作品を歌わせていただきます。
ご想像のとおり、そもそも関東にお誘いする方も少なく、しかも曲は相当マニアックなもの。私としてはとにかくご来場いただいて、そのマニアな作品に触れていただきたいという一心です。ただ、マニアックではありますが、なかなか面白く、意外にお楽しみいただけるのでは?と今日のメールを差し上げることにいたしました。
もしおいで頂けるようでしたら、そしてお友達もお誘いいただけるようでしたらお友達の分も含めて無料ご招待させていただきます。ご都合をおつけいただけるようでしたらぜひおねがいいたします。
ここ数年、YouTubeやブログもはじめそちらをご覧にただけると、伊福部昭出演オファーの事情等もお読みいただけます。
暑い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。

思い付いたとはいえ、このシリーズには6年お声掛けいただいていなかったので、一番最近でも6年前にしかご連絡していないわけです。ですからお相手の方が私を覚えてくださっているかも不安。そもそもお知り合いと言うにはあまりに強引。例えば

Oさん・・・教員時代、連合の役をお引き受けしていた時、東京の会議に出席。その会議の時、連合の冊子を作っていらっしゃる編集者の方からインタビューを受け、名刺交換。その編集者がOさん。その後なぜだかもう一度お会いして、という程度のお知り合い。

Mさん・・・中学時代の同級生のお姉さん。高校の同窓生で関東の高校同窓会の会長さん。その同窓会に歌手としてお招きいただいて1~2度音友シリーズに来ていただいてはいるものの、それほどご連絡しているわけでもありません。

Kさん・・・私が勝手に文章の師匠と決めている方。文章をほぼ毎日KさんのFacebookで読ませていただいるだけで、あとはMさんと同様。そもそも直接お会いしたのは2度?

というように西野真理の勝手な「お知り合いリスト」に入れられた皆様。それでも幸先よくすぐにOさん、Mさん、Sさんから2枚ずつチケットご希望の返信をいただき、随分心が楽になりました。
その後事情をよくわかってくださっている歌手の恵さん、ピアニストの寿美さんにはご購入いただいたり、「行きます!」の連絡を頂いたりでノルマ分まであと少しになりました。
(<後日談>結局全ノルマ分お誘いでき、そのため、お誘いした中でまだお返事を頂いていない方には、お断りすることになりました)

<雁部一浩さんご招待という閃き>
せっかくなので、あと少しも残さずどなたかに来ていただきたい。でもこれ以上もうお声掛けする方を思いつきません。
・・・あ!雁部さん。

<雁部さんとお知り合いになった経緯・・・ここ、長いです>
お話は2000年、なんと24年前に遡ります。
そんなに昔のことなのにちゃんと書けます。理由はそのことを過去にエッセに書いていたから。それではその時のエッセイを貼り付けます。(文体がこのブログとは違います)

2年後のプレゼント

増位禎紀様

突然のお便り、失礼いたします。
昨日(2000.5.3)金沢市内のCDショップで数枚のCDを購入いたしました。ブラ-ムスの歌曲を探しに出かけ、あまり数はなかったのでごく有名な1枚を購入し帰ろうとしたところ、なぜか「輸入版」のコ-ナ-で貴CDを発見(?)し、大変失礼ですが、お名前等全く存じ上げず
「たまにこういうのを買ってみるとおもしろいかも」
という軽い気持ちで購入を決め帰宅しました。
今朝(2000.5.4)
「昨日のを聴いてみようかな」
と、正直なところ冷やかし的な気持ちでCDのスイッチを入れました。
その瞬間の驚きが、今私に、今までCDを購入した時に書いたことのない感想文(?)を書かせています。
品性ある発声、無理、無駄のない音楽の流れ、美しいドイツ語の発音、ピアノとのアンサンブルのすばらしさ(駆け引き、バランス)など、私が今まで聴かせていただいた(そんなにたくさんではありませんが....)一流と言われる演奏家の方々と全く同等、またはそれ以上に感じました。
「一体どういう方々が演奏されているのか」
と、CDのあちこちを見せていただきましたが、詳しいプロフィ-ルも連絡先も判らず、まだ朝の8時過ぎでしたが気持ちが抑えきれず、ケンレコ-ドさんにお電話し、連絡先をお聞きしました。ケンレコ-ドのご主人(?)も連休の朝早くかかってきた妙な電話に親切にお答えいただき、大変ありがたく思っております。
またCDを発売される、演奏されることなどありましたら、ぜひ聴かせていただきたいと思っております。
どうぞお元気で、ますますご活躍されることをお祈りしております。                              
        2000年 5月4日 西野真理

お読みいただいておわかりのように、2年前、上記のファンレタ-をCDの演奏者お二人(歌手の増位さんとピアニストの雁部さん)にお送りした。すると数日後、ピアニストの雁部さんから直接お電話をいただき、私は狂喜した。あまりの嬉しさに、私はその事を音楽関係の友人に話したり、学校で生徒に自慢したりしたが、2年たった今、それを人に話すことはなくなっていた。

それが今日!(2002年7月13日土曜日)
郵便受けに見知らぬ人から厚めの郵便物が届いていた。誰だか判らないまま中をあけて、同封の手紙を読むと・・・(以下その全文。改行等原文のまま)


西野真理様
鬱陶しい梅雨が明け、炎暑の候となりました。
二年前の「こどもの日」にお便りをいただき
ながら当方に若干の手違いがあった為、返事が
異常に遅れ誠に申しわけ御座居ません。拙演の
ブラ-ムス歌曲集については、過分のご評価を
賜り、大変恐縮しております。お礼とお詫びを
兼ね、先月刊行の「愛唱歌」をお贈り致します
のでご笑納いただければ幸甚です。歌唱の方は
あまり良い出来栄ではありませんが、チェロや
オ-ボエの助奏、ギタ-伴奏のシュ-ベルト等、
一応聞くには退屈しない内容になっております。
なお、平成十年に刊行の「ドイツ歌曲名曲選」
四年も前の録音ですが御所望の節はご遠慮なく
お申し越し下さい。僭越ながら一枚寄贈させて
頂きたく存じます。では宜しくお願い致します。
健康にご留意の上、長い夏を乗り切って下さい。

文月十一日  孤狐悃吉(増位禎紀)恐惶謹呈

このお手紙の最後に、メ-ルアドレスを書いて下さっていたので、私はいただいたCDをバックミュ-ジックにしながら、夢中で増位さんにメ-ルを打った。
今回のCDもそれは素晴らしいもので、しばしばメ-ルを打つ手を安め聴き入ってしまった。(申しわけありませんが、演奏の素晴らしさを文章で表すことはできません。興味をお持ちの方はご一報下さい。CDお貸しします。)

一気に結論に飛ぶが、このCD、2000年から2001年にかけて録音されたのだが、なんと、増位さん74~75歳の演奏なのである!
 ・・・・・・・ちょっとくやしい。

後日談
増位さんとはその後、時々メ-ルのやり取りをしている。とっても楽しい文章を送ってくださるのだが、読めない漢字がいっぱい使ってあって、半分くらい勘で読んでいる。

これが西野真理が雁部さんとお知り合いになったきっかけです。
しかし、おわかりのように、私は雁部さんとお電話でこの時一度、その後増位さんがお亡くなりになった時に1度やはり電話でお話したきりで、お会いしたことはありません。お知り合いに含めるのは図々しいとしか言いようがありません。

<雁部さんからのお電話>
来てくださることはまあないだろうと思いながらお出ししたお手紙。
しかし、お手紙が届いたと思われる数日後の8月16日、雁部さんからお電話をいただき
「ぜひ妻と伺わせてください」
奥様が同日ご出演のソプラノ歌手・亀田真由美さんとお知り合いだったのです。どこに幸運があるか、どこにどんなつながりがあるか、世の中本当にわかりません。
この時のお電話では、あのときのCDのこと、雁部さんの著書「ピアノの知識と演奏」のことなど話題は尽きず、30分以上の長電話になりました。

「ピアノの知識と演奏」
私はピアノは苦手です。それでもこの本は「技術」という意味で普遍的な内容で、ピアニスト以外の方にもおすすめ。私は「歌手」としてこの本を読ませていただきました。

そしてお電話の最後に
「バイオリニストの奥村智洋さんとのCDをお送りします」

<CD「ロマン主義へのオマージュ」>
8月22日、CDが届きました。




























全部いいです。
このCDはバイオリンで歌曲のメロディーを演奏されたものがたくさん収録されています。
私は今後、これに収録されている歌曲をほぼ全部訳すつもりです。

<写真集>
2000年に雁部さんから頂いた歌曲集














出会いのもとになった、輸入盤コーナーに紛れ込んでいたCD














その後増位さんから頂いたCD
全部おすすめです




































映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を見てきました 2024年8月17日(土)

2024年8月16日(金)、映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を見てきました。
お笑いの大好きな私にはとにかく面白いし、歴史が得意ではない私にもちゃんとわかり、しかも考えさせられる部分もあり、見てよかったと思える映画でした。

映画館へ行く前に、ネット検索して公式サイトの動画を見ていると「なんだか『翔んで埼玉』に似てるなあ~」。そしてよく公式サイトを読むと、その通り、同じ映画監督さんでした。「テルマエ・ロマエ」の監督さんでもあります。

それではネタバレは少しありますが、公式サイトの情報を取りまぜながら書いていきます。

コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生して総理大臣が急死します。そこで政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることにしました。
以下のキャスティングが素晴らしくて、それだけで笑えましたし期待が膨らみました。そしてその役の中で、歴史上の人物が行った実際の活動が絡ませてあるところがとてもうまくできているし笑えて真実味がありました。

総理大臣・・・・・徳川家康(野村萬斎)
野村萬斎さんの独特の語り口と表情がこの役にピッタリ。

経済産業大臣・・・織田信長(GACKT)
GACKTさんの何にもなびかない感じがストーリーの展開にもあっているし、何しろかっこいい。楽市楽座で経済対策を行います。

財務大臣・・・・・豊臣秀吉(竹中直人)
この役は竹中直人さん以外ないでしょうと思わせてくれました。コロナ対策に国民一人当たり50万円給付を10日以内に行うという無茶な政策、「太閤給付金」を断行。銀行口座を持っていない人には直接現金で渡してしまえと部下に指示します。「仕事だと思うな、祭りと思え」のセリフは捉えようによっては現在パワハラかも?ですが、私はこの考え方好きです。

総務大臣・・・・・北条政子(江口のりこ)
私は知らない俳優さんでしたが、凛としていてそれでいてユーモラスな感じを含んでいるところがなんとも言えません。「政子の部屋」というTV番組も始めます。

農林水産大臣・・・徳川吉宗(高嶋政宏)
富士山をバックにした姿がとても良くお似合い。現代版享保の改革といった農業政策を勧めます。コロナで職を失った人に農業をという政策を打ち出します。

厚生労働大臣・・・徳川綱吉(池田鉄洋 いけだてつひろ)
この俳優さんも私は知りませんでしたが、柔和な表情の作りがとてもうまく、「生類憐れみの令」でいちいちいじられます。

外務大臣・・・・・聖徳太子(長井短 ながいみじか)
長井さんはモデルであり俳優さんということでした。女性ですが何故かこの役にピッタリ。大勢の記者に囲まれての取材のときは、一度に沢山の人の言葉を聞き分けたというエピソードが使われています。

文部科学大臣・・・紫式部(観月ありさ)
コロナ禍の子どもの教育に尽力する役。紫式部って本当にこんな人だったんじゃないかと思わせてくれました。しかしわたしは、エンドロールまでこの役が観月ありささんだと気づきませんでした。

財務副大臣・・・・石田光成(音尾琢真 おとおたくま)
豊臣秀吉の無茶な政策を実行させられる人物です。西野真理個人としては以前から石田三成贔屓だったので、この映画で石田三成の名誉回復というか、溜飲を下げる展開になっていて、とても嬉しく感じました。

坂本龍馬・・・・・(赤楚衛二)
この映画の半分主役のような感じ。演技もうまく本当に素敵でした。

土方歳三・・・・・(山本耕史)
この山本耕史さん、出番は少なかったのですが、あまりに役にぴったりで出番が少ないのにとても印象に残りました。

テレビ局の新人記者・・・浜辺美波
浜辺美波さん、演技はうまいしかわいいし言う事無し。

・・・このくらいでやめておきましょう。
是非映画館で御覧ください。
110分です。


note始めて6日目♡ゼロ投稿多数 2024年8月15日(木)

2024年8月10日(土)なんの下知識もないどころか、noteという名前さえ聞いたことがないのにnoteへの投稿を始め今日が6日目。noteは広告をつけるという機能のないブログのようなもの。そのかわりに自分で値段をつけて文章などを売ることができます。とはいえ、無料記事のほうが圧倒的に多く、皆さん投稿そのものを楽しんでいらっしゃることが伺われます。

そんな中、何も知らずに始めた西野真理は、6日間ですでに11投稿。その内有料投稿が4本(訳詩販売)。もちろん売れてはいません。そのことは全く気にならないのですが、一つ気になるのが、いいなと思ってくださった方がクリックしてくださる♡マークのクリック数。なんと、未だに♡が一つもつかない投稿が8本!これはとんでもない数です。他の方の投稿を見ると、結構な数の♡がつけられていて、一つもついていない投稿は見当たりません。

自分だけ♡ゼロいっぱいは悔しいのでどこかに♡ゼロはないかと探しまくった結果、見つけました!

「日本訳詩家協会60周年記念」

♡ゼロ友達のあなた、あなたも訳詩なんですね。

日本語で外国オペラ・歌曲を歌うことについて(noteのプロフィールとしての投稿転載) 2024年8月12日(月)

以下は、noteのトップに出てくる自己紹介記事として書いたものの転載です。訳詩をしているということに的を絞って自己紹介してみました。

「日本語で外国オペラ・歌曲を歌うことについて」

私はいわゆるクラシック音楽を幼い頃から勉強し、音楽大学に入り・・・というルートで歩んできました。専門は「声楽」。音楽大学在学中は主としてイタリア音楽を、卒業してからは、たまたまお世話になることになった佐伯真弥子先生からフランス音楽をご指導いただけることになり、フランスものの声楽曲に多くの時間を費やしました。さらに福光声楽サマーセミナーに参加したことをきっかけに「日本歌曲」の世界に入り、現在の師匠である関定子・塚田佳男各氏に師事し現在に至っています。つまり私はかなり長い間、日本人でありながら「日本歌曲」を勉強することなく過ごしてきたのです。

日本歌曲を勉強し、それらをステージで歌うようになって心から感じたのは

「わかって歌う、わかっていただいて歌えることの嬉しさ、楽しさ」

でした。もちろんそれまでに勉強してきたイタリア、フランス音楽を否定するつもりは全くありません。今でも大好きです。しかし、器楽曲との明確な違い「言葉」を伴った音楽であるのに、それを直接お伝えできないハンディキャップを外国声楽曲が抱えていることは、紛れもない事実です。

そんな私が2023年3月「八ヶ岳声楽セミナー」に参加することになった時、事務局の堀内さんから「受講曲に『詩人の恋』を提出している人がいる」とお聞きしたことから訳詩への道がスタートすることになりました。

「詩人の恋」はドイツ人のシューマン作曲。私の音楽歴の中にドイツ歌曲(ドイツリート)はほぼ含まれていません。大学の試験のためやっと3曲ほど歌ったでしょうか。それなのにこの情報を耳にした時

「『詩人の恋(全16曲)』を訳してみよう」

と突然思ったのです。未だになぜだかわかりません。ただ、こう思ったことは事実です。

「他の人のレッスンを聴講している時、全くわからないドイツ語で聞いていてもつまらない。わかって聞きたい・・・じゃあ、自分で訳せばいいかな」

そして私はそれをセミナー当日までに実行しました。しかもシューマンの作品「リーダークライス作品39(全12曲)」も。「詩人の恋」など2月27日から始めて6日間で全て訳してしまったのです。もちろんその後、何度も手直しし、関先生・塚田先生にもレッスンを受け、完成版となりました。

その後シューマン作曲「リーダークライス作品24(全9曲)」「ミルテの花(全26曲」も。そして現在158曲を訳し終えています。(ドイツ、イタリア、フランス、チェコ、アメリカの作品)

2023年11月には「詩人の恋」を、2024年7月には「リーダークライス作品24」をコンサートで全曲演奏しました。

お客様の反応は概ね良好な気がしています。ある方からは

「『詩人の恋』は1曲めしか知らなかったけれど、日本語だったので全部楽しめました」

と。さらに別の方からは次のようなメールも頂きました。

すばらしいと思いました!

「詩人の恋」の魅力が伝わってくる、そんな西野真理日本語詩による世界初演!

このような歌曲のことを全く知らない私たちにとって、何曲も続く外国の曲なんてのは、難しそう、聴いてもわからないんじゃないか、そう思ってしまい、なかなか聴く機会もなかったりするのですが、今日は、新たな音楽の扉がパーっと開けたようです!

また他の作品も聴いてみたいなと、多くの方が思われたのではないでしょうか。

ベートーヴェンはドイツ語を元に、フォーレはフランス語を元に歌曲を沢山作曲しました。それを日本語にして歌うことは音楽的な価値としてどうなのかというご批判は十分承知していますし、それらに逆らう気持ちもありません。しかし私は、外国へ行ったこともなければ、外国語を喋ることもできません。それならば批判は覚悟の上で

「日本語でそれらを歌ってみよう、そのためにそれらを自分の言葉で書いてみよう」

これが現在私が訳詩を続けている理由です。

こんな私の訳詩に興味をお持ちくださり、ご自身も日本語で歌うことを味わいたと思われる方はぜひ私の訳詩をお使いになってみてください。

note始めて48時間の真実 2024年8月12日(月)

noteを始めて24時間経った時点で私の投稿を見ている人は、最初の投稿のお一人だけ。残りの2つはどなたもご覧になっていないという衝撃の事実をたくましく受け止めた西野真理。
そんな西野真理に約48時間経った今朝、note本部から次のようなメッセージが届いていました。
「あなたの投稿を10人の方がお読みになっています」
え!10人も読んでくださっているのですか?どうして?・・・あ~なるほど。私は勘違いしていました。noteにはFacebookで言えば「いいね」、YouTubeで言えば「Good」のような「♡」があります。私はそれを閲覧者数だと思っていたのです。最初の投稿への「♡1」を閲覧者一人と解釈したのですね。
良かった良かった、10人も読んでくださって。

あれ?
アクセス状況っていうページがあります。見てみましょう。
・・・・181人もアクセスしてくださっているではありませんか!
楽しくなってきました。
※先程の10人というのは、最後に投稿したものの閲覧者数でした。

note始めて24時間の衝撃! 2024年8月11日(日)

昨日突然noteに手を出し、早速3本アップしました。
①自己紹介
②モーツァルト作曲 オペラ「フィガロの結婚」よりVoi che sapete 
 日本語訳詩販売
③訳詩一覧表
2つ目でもう販売するという暴挙に出ました。

その結果・・・
①をお一人ご覧になっただけで、アクセスゼロ!!!
他にこんな投稿者どなたもいらっしゃいません。
つまり、訳詩を買いたいというお客様はnote閲覧者にはゼロに近いということなのでしょう。
まあ、いいです。こんなことでへこたれる西野真理ではないのです。このブログ投稿後にまた次noteに投稿します。
決めました、noteは訳詩販売に特化。
これを読んでくださっている皆様、買わなくていいので時々noteもご覧くださいませ。

note始めました! 2024年8月10日(土)

突然ですがnote始めました!
本当に、今(1分前)登録終わりました。
普通こういうことを始める場合、下知識があって
「やろうかな~どうしようかな~」
というような時期があるものですが、私は本当に突然。
大好きなYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」を聞くともなしに聞きながらゴソゴソしていたら、その中でパーソナリティの堀元さんがnoteについてお話を始められました。
note?







↑こういうロゴです。

noteの公式ページによりますと
noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。

個人も法人も混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービス開始し、約4,530万件の作品が誕生。会員数は816万人(2024年5月時点)に達しています。

元々私の使っているこのBloggerは希望しなければ広告を付けなくて良いので、画面がスッキリしています。でもその場合もちろん広告収入はありません。私の場合広告収入が付くほどお読みくださる方もいらっしゃらないので、広告を付けずに現在に至っています。

そんなnote、有料で記事を販売できると言うではありませんか!私の訳詩販売に使わせていただけるかもしれません。
でも、ブログはもちろん続けますっていうか、両方に投稿してみようという作戦です。
早速この記事、noteに投稿してみますね。
初めてなのでちょっとドキドキします。

9月の美女コン 2024年8月9日(土)

「人生100回のコンサートを目指して」
を決意し毎奇数月開催を宣言してからというもの、次の美女コンのやってくるスピードの早いこと!
次回美女コンは以前このブログでご紹介したあとで、内容を少し変更いたしました。
・平井康三郎特集
・ここでしか聴けそうもない歌曲
の2本立て。しかも前回に引き続きピアニストの近藤陽子さんをお招きして。
なぜこのようなプログラムになったのか、なぜ近藤陽子さんに連続で来ていただくのかも含めた楽しいトークとともに、コンサートをお楽しみくださいませ。

日時 2024年9月8日(日)13:40
場所 石川県かほく市宇野気ト110-1
   本町コミュニティセンター


「象は鼻が長い」の文法 YouTube「ゆる言語学ラジオ」より 2024年8月6日(火)

※これはFMでも喋る目的でYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」から書き起こしたものです。(全部ではありません)お聞きになりたい方はFMかほくで検索を。本物を聞きたい方はYouTubeで「ゆる言語学ラジオ」とけんさくしておたのしみください。

↓ここからが放送原稿

私の大好きなYouTubeチャンネルの一つ「ゆる言語学ラジオ」から「象は鼻が長い」という文章について、そしてそのことについてある考えを提唱した「象は鼻が長い 日本文法入門」という本の著者・三上章(みかみあきら)について取り上げたものを、FMかほくでお話しようと思い書き取ったものです。

<このチャンネルでお話されている方について(概要欄から貼り付け)>
水野太貴
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。

堀元見
慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」

<文法3つの謎>
「象は鼻が長い」
この文章の主語は?・・・象?鼻?
これがとんでもない論争を巻き起こしてきました。そして今も未解決の一つ。
もう2つあります。
「僕はうなぎだ」
これはうなぎが主人公なのでなく、飲食店でうなぎを注文したとき「僕はうなぎだ」という。これはどうなっているのでしょうか?
これについて研究した本はそんまんま「僕はうなぎだの文法」という本を奥津敬一郎さんが書いていらっしゃいます。
次に
「こんにゃくは太らない」
何が主語?こんにゃくではないし・・・
この3つが文法の中で大きな謎とされています。

<まず「僕はうなぎだ」から>
この文章は、「日本語は論理的でない」ということの証拠として使われた過去があります。森有正という哲学者が本の中で「日本人がレストランで注文するとき『僕は魚です』なんて言ったら、海外でバカにされてしまうよ、日本人はこんなことやってる」と書いたりもしています。そんな事もあって政治家の森有礼(ありのり)などは、「日本語廃止論」と唱えたりもしました。簡易英語を作ろうとさえしたようです。ただ、この時代は日本が欧米に比べて遅れているという意識が強く、日本人が遅れている理由の一つは「漢字」だと言われていました。漢字のせいで頭のメモリーをたくさん使ってしまうという理由からです。逓信省の前島密、この人は1円切手のあの顔の人です。この人は熱心な漢字廃止論者でした。

<大槻文彦の提唱>
大槻文彦は1897年にたった一人で「言海」という辞書を作ったという超人。この人が
「日本語の文は主語と説明語からなる」と定義しました。
例えば「東京の都は面積広く人口多し」は、東京、面積、人口の3つが主語。こういうように、二重主語文を提唱しました。
しかしこれは、草野清民(くさのきよたみ)たちから否定されます。

<橋本文法>
1935年に橋本進吉の「橋本文法」で新たな説明がされます。これは現在の学校の教科書で習う文法の土台になっているもの。しかし今現在言語学の中に、学校文法の批判は山ほどあるそうです。
橋本文法の中で、「象は鼻が長い」は「象 がまず主語。次の鼻が長い、の中に鼻が主語で長いが述語。そして、鼻が長いを一つの述語としてくくる」という説明がされました。

<奥津敬一郎の提唱>
奥津敬一郎が1978年に「だ」は意味が曖昧だという説明をします。「だ」という断定の助動詞は意味が曖昧で、文脈次第でどうとでも取れます。だから「僕はうなぎだ」の本質は「だ」にあると説明したのです。
「僕はうなぎだ」・僕はうなぎを食べる
         ・僕はうなぎを演じる
                  ・僕はうなぎを釣った
みたいに、いろんな文章を省略、または言い換えできるからです。

<三上章の登場>
ここで三上章が登場します。三上章は本質を「は」に見出した。象もうなぎもこんにゃくも全部「は」が入っています。「は」と「が」は主語を表すとき使われるが、ぜんぜん違う。ジャンルが違うのです。
「が」は場所をあわわす「で」「に」、起点を表す「から」と同じ格助詞。
「は」は「こそ」や係り結びをするようなものと同じ副助詞。
三上の主張を一言でいうと「主語抹殺論」。元々日本語には主語という概念がなかったのです。ヨーロッパの文法研究を借りてきただけ。日本語の文法なんだから、ヨーロッパの文法理論に合わないものは外していかなければならなかったのです。
「は」が表すのは主語ではなく主題。「私は」と言ったときの私は、
「私について今から話しますよ」
というこのときに使います。そうして「私」はその文章の中に現れる他の言葉より一段高い特権的な位置にある。この効用は仮に「。」読点がついても止まりません。この権利は保持されたまま進みます。
例えば夏目漱石の「我輩は猫である」。この本は冒頭の「我輩は猫である。名前はまだない。」と続きますが「吾輩」は2文目に出てこなくてもこの猫が「吾輩」であることは続いています。つまり特権的な位置にあるのです。わざわざ「吾輩の名前はまだない」と言わなくてもこの猫がこのあと猫のことを色々いうけど、いちいち吾輩とは言いいません。これが三上の言う
「『。』を超えて『は』の権力は維持される」
ということなのです。

「太郎は学生である」と「太郎が学生である」の違いは「太郎は」の場合は「太郎」は主語ではなく、主題。その前に疑問文をつけるとわかりやすくなります。
「誰が学生ですか?」のと聞かれたら「太郎は学生です」ではなく「太郎が学生です」といいま。でも「太郎はどんな人ですか?」と聞かれたら「太郎」は「は」のお陰で特権的に押し上げられているので、「太郎が学生です」とは答えません。「は」と「が」は使われる場面が全く違います。「は」には注目を集める効果があるのです。

その視点で考えると「こんにゃくは太らない」は「こんにゃくについて話しますよ」と主題がこんにゃくであることを提示しています。
一方「は」は目的語になることもあります。例えば「私はお肉は食べた」という文章。「は」が2つ出てきますが、「お肉は」の「は」は主題ではなく目的語。お肉は食べたけど、お魚は食べなかった。みたいな。
「は」は場所を表す助詞「に」「で」にくっついて「には」「では」。東京には、とか、ここではのような使われ方をします。それは「が」は格助詞で「は」が副助詞たる所以。「は」にはその後にいろんな言葉がついてこれます。
たしかに「アメリカでは~」と話し始めたら「これからアメリカの話なんだなあ」と思います。でも「アメリカで」だったら「アメリカで太郎は」と続きます。「では」が付くことで特権的な地位に登るのです。

<英語文法と日本語文法>
最初の方に出てきた言語学者が主語について論争していたのは、結局欧米から持ち込まれた主語という概念に日本語を当てはめようとしたからです。また当時人気のあった言語学者チョムスキーが
「主語はどんな言語にもある」
と言ったからというのも一つです。チョムスキーは「言語は人類共通の現象だ」と言っていて、言語の中で人類が普遍的に持つ特徴を考えたとき「主語」が出てきました。主語のない文章はないだろうと考えたのです。他にも「時制」「左右」の概念もどんな言語にもあると考えました。当時はこの考え方が主流だったのです。その点三上章は画期的でした。
英語に主語が必要なのは、主語が決まらないと動詞の活用が決まらないから。
イタリア語だと動詞の形で主語がわかるから主語を書きません。主語がなくて成立してしまう言語もたくさんあるのです。しかし英語というレンズを通して見てしまったために最初のような論争になってしまいました。

<三上章について>
三上の学説は言語学会であまり注目されませんでした。理由の一つは三上が日本語学者ではなかったからだと考えられます。三上章は高校の数学の先生だったのです。一介のアマチュア言語学者、自分でも「街の語学者」とか「日曜文法家」と名乗ったりしています。
簡単な経歴をご紹介すると
1903年広島生まれ。高校首席入学、東大の建築学科卒。叔父・三上義雄は数学者。日本ではあまり相手にされなかったが、48歳のとき金田一春彦に評価され本の出版を勧められています。実際その2年後日本を出しています。その後ハーバード大学には招聘されるが失意のうちに死んでいく。山田孝雄(よしお)のように広めようとしてくれた人もいるにはいました。
もし三上章についてもっと知りたい人がいらっしゃいましたら金谷武洋という三上文法の研究者が書かれた「主語を抹殺した男」という本をお読みください。ただしこの本は絶版になっているようですからお読みになれるかどうかわかりません。

実は私、アマゾンでこの本、中古で見つけて注文しました。
届くの、楽しみです。


 

追悼 作曲家・湯浅譲二さん 2024年8月5日(月)

昨日の報道で2024年7月21日に作曲家の湯浅譲二さんがお亡くなりになっていたことを知りました。こんなふうに書くとまるで私がずっと湯浅さんを存じ上げていたかのようですが、申し訳ありません、逆です。今まで何も知りませんでした。訃報で初めてお名前を認識し、あの「はしれちょうとっきゅう」を作曲された方で、もう1つやはりよく歌った「ピコットさん」も湯浅さんの作品であることを知りました。

そこで追悼の意味を込め、両方YouTubeにアップしようとして驚きました。私は「ピコットさん」、かなり間違って歌っていたのです。
そこで今日は「はしれちょうとっきゅう」をYouTubeにアップして私なりの追悼といたします。

<湯浅譲二 Wikipediaより>
湯浅 譲二(ゆあさ じょうじ、1929年8月12日 - 2024年7月21日)は、日本現代音楽作曲家
1929年福島県郡山市にて開業医、寿泉堂病院(現:寿泉堂綜合病院)二代目院長湯浅大太郎(医学博士)の次男として生まれる。芸術愛好家だった父の影響で幼時より音楽に親しむ。郡山市金透尋常小学校の3年生頃からブラスバンドに入り、トランペットを担当した。

旧制福島県立安積中学校を卒業したのち上京し、慶應義塾大学医学部に進む。当時は外科医志望であり作曲は趣味として行うつもりだったが東京で日本の現代音楽の状況を知るうちに「このぐらいなら自分でもできる」と思うようになり1951年、「10年間は面倒みてやるから」との父親の合意のもとに医学部教養課程を中退して作曲の道に進む。詩人・瀧口修造を中心に集まった芸術家グループ・実験工房に加わり、武満徹らと共に活動し電子音楽や自作を含む現代音楽の演奏会の製作にかかわった。

一方で古典的な作曲理論を身につけておく必要も痛感し、大学教養課程での音楽の担当であった評論家・村田武雄の紹介で中田一次に短期間師事している。

1981年よりロジャー・レイノルズの招きでアメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校ブライアン・ファーニホゥらと共に作曲の教職に就いていた。UPICMUSIC-Nにも果敢に挑み、電子音楽に傑作を残した開祖的存在でもある。

カリフォルニア大学サンディエゴ校教授、日本大学藝術学部客員教授、東京音楽大学客員教授、桐朋学園大学特任教授などを経て、現在、カリフォルニア大学サンディエゴ校名誉教授、国際現代音楽協会 (ISCM) 名誉会員。慶應義塾大学アート・センター訪問所員、郡山市名誉市民。

「秋吉台の夏」現代音楽セミナー&フェスティバルでは、全国の音楽大学から集った作曲学生に作曲思想を伝授して、2000年代にデビューした作曲家たちに大きな影響を与えた。

作曲の弟子には、藤枝守、田中聰、伊藤弘之、久田典子、伊左治直、植田彰、松本直祐樹、今井智景、中橋愛生、川上統、ジュリアン・ユーほかがいる。

2024年7月21日に肺炎により死去。94歳没。



西野真理の色々なお話

お山の大将ピアノ伴奏 2024年11月25日(月)

このブログは 野口芳宏先生記念碑「師道の碑」除幕・祝賀パーティー 2024年11月23日(土) をお読みになってからどうぞ。 ↑そういうわけで、野口先生にもぜひ「お山の大将」をお歌いいただければいいなと思い、ピアノ伴奏をYouTubeにアップしてみました。いつも書いていますがピア...