伊福部昭「サハリン島先住民の3つの揺籃歌」その6 訳詩振り返りと塚田先生レッスンへ 2024年8月2日(金)

サハリンのことを書く前に、ここからお読みの方にはわからないので書くことにしたまとめブログです(自分の振り返りのためにも)。今までずっとお読みくださっている方は、このブログの最初の方は飛ばしてください。

<リーダークライス作品39訳詩完成っていつ?>
リーダークライス作品39の訳詩についてはすでにあちこちに書いてきました。でもこうして書こうとするといつのことだったかはっきりしません。こういうときブログを書いていると、とても便利。ちょっと検索してみましょう。・・・あれ?初期段階のことが出てきません。仕方ないのでアナログに探します。手書きのリズム譜には完成日が書いてあるので・・・
2023年3月14日に1曲目をとりあえず完成させています。もちろんその後何度も手を加えています。では振り返ってみましょう。

<訳詩経過振り返り>
2023年3月の八ヶ岳声楽セミナーに参加する前にたまたま
「『詩人の恋』を受講曲に出している人がいる」
という言葉を聞いて、ドイツリートをほぼやったこともなく興味もなかった私が突然
「訳して歌おう!」
と決断。勢いで「詩人の恋」を訳し終えてしまい、さらに「リーダークライス作品39」もセミナー前に完成。
そのことを声楽セミナー初日の会場ロビー。アシスタントピアニストとして参加の小林美智さんを見つけてご挨拶の時「詩人の恋」「リーダークライス作品39」のことをお話しました。即座に
「わたし弾きます!」
と言っていただいたことで、現在の訳詩活動がスタートしたと言ってよいでしょう。
その後、その終了パーティーで
「『リーダークライス作品24』『ミルテの花』も訳します」
と宣言。
2023年11月には美智さんのピアノで「詩人の恋・西野真理日本語訳詩版」コンサート開催
2024年3月の八ヶ岳声楽セミナーでは受講曲にリーダークライス作品39も選択。
2024年7月14日には近藤陽子さんのピアノで「リーダークライス作品24・西野真理日本語で訳詩版」コンサート開催
2024年8月現在、その宣言が達成されたどころか、シューマンだけでなく、ブラームス、ベートーヴェン等訳詩領域はどんどん広がり現在154曲を終えています。

おっと、前段階が長くなってしまいました。

<塚田先生レッスンへ>
2024年7月14日の美女コンはピアニストの近藤陽子さんをお招きしてリーダークライス作品24全曲を西野真理訳詩で演奏しました。そして、その前には塚田先生に陽子ちゃんと二人でレッスンをしていただきました。
そのレッスンが6月24日。そのご報告を兼ねて小林美智さんにライン。リーダークライス作品39のコンサートのことも気になっていたので。

「・・・塚田先生のドイツ物のレッスン、素晴らしかったです(中略)その時雑談になり『是非先生にも私の訳で歌って欲しいです。先生、楽譜お送りしますけど、何がいいですか?』とお聞きすると『リーダークライス作品39』え!?そうなんだ、というわけで、ぜひ美智さんとレッスン受けたいと思いました」

その後塚田先生にご連絡し、7月31日16:00から時間をとっていただけることに。「『サハリン~』の合わせも一緒にお時間を取っていただけると・・・」のご提案も良かったのかもしれません。

<塚田先生レッスン日ドキュメンタリー>
7月31日。9:49宇ノ気駅発 10:58金沢駅発はくたか。
東京駅に着くとお昼ご飯をここで食べよう!と決めていたお店がありました。千疋屋。以前娘と一緒に行ってパーフェクトだったからです。
・東京駅の中にある(この表現は実際は間違い)
・並ばなくていい(たまたまですが)
・野菜カレー フルーツサンド フルーツパフェ アイスティー
 この組み合わせが素晴らしいし、全部美味しい 値段もそれほど高くない
これをもう一度食べたかったのです。
しかし、東京駅の中にあると思っていた私の記憶が間違っていて探せず、仕方なく中野へ向かいました。私の探していた千疋屋は駅から道一つ挟んだ郵便局の「キッテ」の中にあったと後で娘に聞きました。
中野駅で美智さんを待つ間になにか食べようかと思いましたが、駅周辺にはめぼしいものがなく、ブラブラした挙げ句、おにぎりを一つ購入。これは結局帰りの新幹線で食べました。

<リーダークライス作品39レッスン>
私がそう思いたいからそう見えるのでしょうが、以前の「詩人の恋」も「リーダークライス作品24」もそして今回も、先生とても楽しそうです。それ以上に楽しいのは私達ですが。
歌手でピアニストでドイツ留学経験者の塚田先生のお力のすべてがここに結集されている気がします。私の訳詩や歌い方についてのご指導はもちろん、ピアニストへのアドバイスが歌い手の私にも新鮮で勉強になりました。ああ、そんなふうにして音楽の流れを作るんですね。
「先生、ドイツリートのレッスンよくされてますか?」
「ドイツリートのレッスンなんてしたことないよ。僕に習いに来る必要もないし」
これはご謙遜甚だしいというか、皆さんご存じないんですね。
幸運にもこれをお読みになった歌手・ピアニストの皆さん、塚田先生に「日本語で歌うドイツリートレッスン」ぜひお受けになってください。

<サハリン~合わせ>
先生は伊福部昭に29年前実際にレッスンを受けられたことがあり、合わせの前に録音を聞かせていただきました。へえ~伊福部昭ってこんな高めの声なんだ!想像では低いゆったりした声だったのでとても意外でした。
合わせは思いのほかうまくいき、大きな心配はなさそうでホッとしました。これは関定子先生が先日、富山リラの会コンサートの本番で歌うように言っていただき、ステージにかけていたおかげだと思います。さすがステージをこなした歌手・関定子の判断です。
やや問題といえば、私がきっちり歌いすぎていたこと。
「もっと自由でいいから。ピアノは入ってくるけど、数え過ぎずにゆったり」
「はい、ずっと数えてました」
そうそう、レッスン中、豪雨と雷。帰りもまだかなり降っていました。

<帰宅>
先生珍しくこの日はこのあと予定を入れていらっしゃらなくて
「一緒に夕飯でも」
と言って頂いたのですが、私は新幹線の時間が、美智さんも予定がありお断りしました。とってもとっても残念ですがしかたありません。

東京駅発19:58。
行きに訳し始めていたものの続き。訳詩はこれ以上ない時間の使い方です。
(シューマン作曲「ジャスミンの茂み」 フランツ作曲「私の大きな悩みから」)

宇ノ気駅に着くととてもいい感じの風。
今日のかほく市は一滴の雨もふらなかったそうです。

↓美智さんから頂いた、ちりめん山椒。
見えにくいですが、山椒の粒が大きくてとても美味しい


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