違和感があることは承知の上で、仕方なくというかどうしようもなくつい使ってしまっている言葉「させていただく」。
しかし、
・どうして違和感を感じるのか
・それ以外の言葉で対応できないのか
の答えを見いだせないままのある日発見したのが、よく拝見している
「ゆる言語学ラジオ」
の これ→ https://youtu.be/Y-g5cxcjsU4?si=XyBwSNudVdxe16l7
100年ずっと嫌われている「させていただく」。今も使われるのはなぜ?
このシリーズ、3本あります。ぜひ全部ご覧くださいね。
何しろ3本ですから情報量がとても多いです。そこから敢えて西野真理の記憶に残った部分だけご紹介して、あとはどうぞご自身でYouTube動画をお楽しみください。あらすじだけ知るよりずっと楽しい動画ですよ。
https://youtu.be/WYkXGEb-8og?si=6tN_sDog-p3mEoi4
https://youtu.be/qCsKE3JBo3Y?si=UfUQmH6TBbXkK68t
西野真理の記憶に残った第1位
・日本語の敬語体系には、「着る」や「寝る」などの基本的な動詞に対応する謙譲語が存在しない。そのため、「着させていただきます」のように、どのような動詞にも機械的に謙譲語を作れる「させていただく」が、非常に便利な「神アプリ」として機能している
なるほど。例えば「行く」だと、「伺う」って謙譲語があるけれど、「着る」の謙譲語って思いつきませんね。
西野真理の記憶に残った第2位
・「いたします」や「~て差し上げる」といった従来の敬語表現は、長年使われるうちに敬意がすり減ってしまい、丁寧さが足りないと感じられる場面が増える。その結果、より丁寧だと感じられる「させていただく」が消極的な理由から選ばれるようになっている
これもなるほど。第1位の「伺う」も、十分謙譲語なのに「お伺いする」「お伺いいたします」と、私だってどんどん丁寧を足していってますね。
西野真理の記憶に残った第3位
「謙譲語」は、自分をへりくだることで相手を立てる表現であり、相手の許可や関与が前提となる。しかし、近年の「サウナで整わせていただきました」のような使い方は、相手の関与を必要としない場面で使われる。この用法は、相手を立てる「謙譲語」から、単に言葉を丁寧にするための「丁重語」や「美化語」へと機能が変化したと考えられる。この変化に敏感な人は、「させていただく」が不自然に感じられ、違和感を覚える
「相手の関与を必要としない場面で、つい丁寧にするために便利に使っている」というのはとても納得できます。
以上「させていただく」についてゆる言語学ラジオから書かせていただきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿