※このブログは「伊福部昭~その1」から全部お読みになっている前提で進めます。
2024年7月28日「第17回富山リラの会コンサート」が開催されました。その4でお読みいただいたとおり、1ヶ月で伊福部、なんとか暗譜しました。
結論から申しますと、2%ほど間違えました。でもそのことでその部分が弱いことがわかって幸運だったと思います。
<プログラム変更にあたって>
富山リラの会で伊福部作品を歌うにあたって、こんなことがありました。
今回富山リラの会では一人の持ち時間8分。そこで前半はシューマン作曲「女の愛と生涯(西野真理オリジナル日本語訳詩版)」から3曲。全部短めで、計5分。残り3分ですから、後半はユーミンの「やさしさに包まれたなら」を選曲し、これでほぼぴったり8分。
しかし、後半の曲を伊福部作品に変更したことで大幅に時間オーバー。そこで前半の一番長い曲を1曲を減らし、これでよし・・・と思ったら、これでもかなりの長さ。仕方ありません。黙ったままやってしまうのも気が引けるので、メンバーのグループラインに投稿してなんとかお許しいただきましょう。
「西野真理です。私の演奏曲変更に伴う時間超過に関するお願い、または曲数減のご相談です。関先生のご意見で後半の曲を変更することになったため、プログラムは変更したもので掲載してあります。時間はかなり伸びたため、前半の曲を1曲減らし2曲にしてあります。
それでなんとか収まると思っていたのですが、10分を超えることがわかりました。
そこでもし皆様にご了承いただければそのまま、それでは不平等であるということでしたら、前半の曲を1曲にいたします。とてもお答えになりにくいご相談かと思いますが、どうぞ奇譚のないご意見をお願いいたします」
すると間もなく、会の代表者である小松由美子さんからラインにこんな投稿がありました。
「私は今日、熱中症の後遺症のため、曲を短いカッチーニのアヴェ・マリアに変更。後半は團伊玖磨の『笛』で両方合わせて6分に満たないと思います。私の持ち時間をお使いください」
その後他の方々から投稿はありませんでしたが、ここは小松さんのお申し出をありがたくいただくことにしました。
「小松さん、大変な健康状態の中お優しいご配慮ありがとうございます。そうさせてくださいませ。皆様よろしくお願いいたします。お早いご回復をお祈りしております」
<本番前>
~合わせ~
シューマンの1曲目の歌詞、間違えること間違えること!
~リハーサル~
・シューマンの1曲目、まだ間違えます!
・伊福部作品
子守唄ということで抜き気味に歌ったところ、先生から
「あなたこれソット・ヴォーチェ(基準以下の声、抑えた声)で歌ってる?歌詞は誰もわからないにしても、わからないならわからないなりに聞き取れないとわけわからないから、もっとしっかり歌って」
なるほど
~リハーサル後~
ピアニストの池原さんから
「8分音符が短くなってどんどん早くなってるから気をつけて」
さすがピアニストのアドバイス
<本番>
・シューマン、間違えませんでした。8分音符も気をつけました
・伊福部作品、1,2曲目はミスなし。3曲目は1箇所間違えました。これは合わせのときも間違っていたので、ここをしっかりしなくちゃということがよくわかりました
<お客様の反応>
3曲目を歌い終えた時、どよめきが起こりました。快感!
<関先生から>
「今日ステージにかけておいてよかった。この曲、西野にしか歌えないよ。あ、それから私、音友当日行けないのよね、名古屋に行ってて」
注:関先生は音友「日本歌曲シリーズ」の監修者で、本番当日はリハーサルからお付き合いくださいます。少なくとも今まで私が出演させていただいた全会そうでした。そしてリハーサル後先生からのダメ出しを頂き安心して本番に臨むというパターン。ですから9月も西野真理がそれを期待しているとまずいと思い、事前にお知らせくださったのです。
<追伸・・・チラシ・プログラムご紹介 西野真理デザイン>
2 件のコメント:
オロッコ族のウムプリ ヤーヤー、素晴らしかったです。
匿名様
お褒めいただきとっても嬉しいです。音友に向けてとても励みになります。頑張ります!
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