放送法の「政治的公平」の解釈変更に関する問題で、高市早苗さんが「流出した文書は捏造だ」という趣旨の発言をし、色々大変そうです。
でも、西野真理には何のことだかさっぱりわかりません。
しかし、その「流出した文書」にはとても興味があり、総務省のホームページを見ると、その文書は国民どころか全世界に公開されているのです。
一番下に総務省のホームページから貼り付けておきますので、文章の中の「公表」のところをクリックしてみてください。
全部出てきます。
全部で78ページありますが、西野真理のおすすめページは
38ページと58ページです。
そこをお読みになって興味を持たれたら、ぜひ全部お読みください。
とりあえず、38ページだけ貼っておきます。
これを全部読んだ西野真理の感想は
「総務省の方、ほんとうにおつかれ様です。国民のために頑張っていただいてありがとうございます」
です。
<38ページ>
山田総理秘書官レク結果
<未定稿>
日時 平成27年2月18日(水)16:00~17:00
場所 官邸
先方 山田総理秘書官(○)
当方 安藤局長(×)、長塩課長、西がた(記)
(冒頭、本日の民主党の部門会議や籾井会長の発言の経緯等ご説明。その後礒崎補佐官から
の照会の経緯等安藤局長からご説明。山田秘書官の主なご発言等以下のとおり。)
○)今回の整理は法制局に相談しているのか?今まで「番組全体で」としてきたものに
「個別の番組」の(政治的公平の)整理を行うのであれば、放送法の根幹に関わる話では
ないか。本来であれば審議会等をきちんと回した上で行うか、そうでなければ(放送)法
改正となる話ではないのか。
×)法制局には当たっていない。礒崎補佐官も現行の「番組全体で」とする解釈を変更する
ものではなく、あくまで「補充的な説明」と位置づけ。国会で上手に質問されてしまったから答弁せざるをえない形を取ることとしている。
○)礒崎補佐官は官邸内で影響力はない(長谷川補佐官は影響力あるとの言)。総務省として
ここまで丁寧にお付き合いする必要があるのか疑問(山田秘書官としては総務省から礒崎
補佐官を止めて欲しかった?)。今回の話は変なヤクザに絡まれたって話ではないか。
○)礒崎補佐官からすれば、前回衆院選の時の萩生田(議員名の要請)文書と同じ考えで、
よかれと思って安保法制の議論をする前に民放にジャブを入れる趣旨なんだろうが、(山田
秘書官からすれば)視野の狭い話。党がやっているうちはいいだろうし、それなりの効果
もあったのだろうが、政府がこんなことしてどうするつもりなのか。礒崎補佐官はそれを
狙っているんだろうが、どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないか。
○)政府として国会でこういう議論をすること自体が問題。新聞・民放、野党に格好の攻撃
材料。自分(山田秘書官)の担当(メディア担当)の立場でいえば、総理はよくテレビに
取り上げてもらっており、せっかく上手くいっているものを民主党が岡田代表の出演時間
が足りない等と言い出したら困る。民主党だけでなく、どこのメディアも(政治的公平が
確保されているか検証する意味で)総理が出演している時間を計り出すのではないか。
○)だいたい問題になるのは「サンデーモーニング」「ニュース23」「報道ステーション」
だろうが、国民だってそこまで馬鹿ではない。今回の件は民放を攻める形になっているが、 結果的に官邸に「ブーメラン」として返ってくる話であり、官邸にとってマイナスな話。
○)礒崎補佐官から総理アポの依頼は来ている。来週のどこかで時間を取ろうと思っていた
が、このような話であれば、総理室からすれば、何でこんな話をこの時期に入れるのか?
ということにもなりかねない。(総務省も)本気でこの案件を総理に入れるつもりなのか。
総務省も恥をかくことになるのではないか。
○)ひとまず「来週のどこかで総理の時間を取る」件は引き延ばすが、礒崎補佐官が別の
(秘書官の)ルートでアポ入れをしてくるかもしれない。本件を総理案件から落とすよう
総務省から礒崎補佐官にアプローチすべきではないか?
(注:山田秘書官は、総理レクに
は総務省同席せず、あくまでも礒崎補佐官の整理として総理に上げることについては理解
されていないようす。) (以上)
<総務省のホームページより>
政治的公平に関する文書の公開について
3月2日、小西洋之議員が、放送法第4条第1項に定める「政治的公平」の解釈について、当時の総理補佐官と総務省との間のやりとりに関する一連の文書を公開しました。
これを受けて総務省では、公開された文書について、総務省に文書として保存されているものと同一かといった点についてこれまで慎重に精査を行った結果、小西議員が公開した文書については、すべて総務省の「行政文書」であることが確認できましたのでお知らせします。
なお、既に同じ内容の文書が、一般に公開されていることに鑑みて、全て公表することとしました。また、その記載内容の正確性が確認できないもの、作成の経緯が判明しないものがある点にはご留意いただければと思います。
これを受けて総務省では、公開された文書について、総務省に文書として保存されているものと同一かといった点についてこれまで慎重に精査を行った結果、小西議員が公開した文書については、すべて総務省の「行政文書」であることが確認できましたのでお知らせします。
なお、既に同じ内容の文書が、一般に公開されていることに鑑みて、全て公表することとしました。また、その記載内容の正確性が確認できないもの、作成の経緯が判明しないものがある点にはご留意いただければと思います。
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