「麻痺」と「しびれ」に行く前に・・・
私が加茂整形外科・加茂先生の伝道師になって(?)早12年(49歳の時からですから)。
すんなりとご理解下さる方がいらっしゃる一方で、そうでない方も半数以上。
何度も書いてきましたので、詳細は検索窓から「体の痛み」で探してお読みいただくことにさせていただきますが、やっぱり少し書いておきます。
・加茂先生の治療はごく普通の保険診療(高額保険外や壺買ったりはありません)
・腰痛等の殆どは筋痛症(ガン、リュウマチ等は除く)
・神経が圧迫されて痛みが出るという生理学的事実は存在しない
「ヘルニア」「骨が潰れている」などで痛みはおこらない
・外傷の治療と痛みの治療は分けて考える。痛みを放っておくと「慢性痛」に移行してしまう
・だから加茂先生の治療は局所麻酔でまずは痛みをリセットすることから始める
というようなことをお伝えし続けて来ましたが、結局ご理解いただけない方からのご返答は
「私は第〇〇の骨が潰れて手術しかない」
「私はすべり症ではなく脊柱管狭窄だから」
など、細かくつけられてしまった名前にがんじがらめになり手術を選んでしまわれます。
「私の言葉を騙されたつもりでいいから聞いてみませんか?どうせ保険診療ですからダメ元じゃないですか」
を本気で騙されたつもりで加茂先生を受診して笑顔でご報告くださった方を思い出してみると・・・富山のIさん、内灘のMさん、学校出入りの業者さんのTさん、教え子のお母さんYさん、テニス部のOさん、美容室Mのお母さん・・・。
特にTさんは地域サッカーの審判をされていて、それができなくなってしまわれていたのですが、私のお話を聞いてくださった時は手術決断後。本当に騙されたつもりで受診され手術を回避。その後サッカーの審判に元気に復帰されました。
さて、2日前。Yさんという方が足を引きずり
「もうすぐ手術」
これは言わなければ。その場で少しご説明しましたが、頭の中は例の
「ヘルニアが・・脊柱管が・・・」
で固まっていてどうしようもありません。とりあえず私のエッセイをお家へお届けしました。
翌日。本を返しに来てくださいました。(差し上げますというのを忘れていました)
「僕のは・・・」
と今まで何度も聞いてきた病名をおっしゃり、さらに
「麻痺もある」
これ、違うでしょう!
「麻痺」と「しびれ」を混同していらっしゃる方の多いこと。
Yさんの足は麻痺していません。引きずってはいらっしゃいますが、ごく普通に足の感覚のある方の歩き方です。
「麻痺」は感覚のない状態。「しびれ」は正座をして足がジンジンするあれ。
でも今回、Yさんを説得するのは無理なようです。
いつも思うのですが、私の話を聞いて
「騙されたと思って行ってみる人」
と
「そうでない人」
の差は何なのでしょう?
これからも西野真理の伝道の日は続きます。
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