朝起きて最初にすることは、スマホで西野真理YouTubeチャンネルへのアクセス数をみることです。何十万の方からのアクセスに期待しているわけではありません。一人でも私の目覚めたその時間にアクセスしていただいているというのはとても嬉しいから。そしてその
「一人でも」
は意外に達成されていて、たまに朝4時ころ目覚めた時見ても、何人か見てくださっているのです。正直不思議な気がします。
は意外に達成されていて、たまに朝4時ころ目覚めた時見ても、何人か見てくださっているのです。正直不思議な気がします。
そういうわけで今日も目覚めてすぐアクセス数欄にアクセスしようとすると
「あれ?コメント来てる」
そうです、滅多に来ないコメントが平井康三郎作曲「月(その二)」に来ているではありませんか。
このあとやり取りを貼り付けますが、実名・メール引用の許可を頂いております。
(敬称略)
西部哲哉
作曲家の西部哲哉と申します。40年以上昔、平井康三郎先生にも作曲を師事しておりました。なるほどバリトンですか!素晴らしい歌声に感銘を受けました。平井先生がきっと絶賛されるでしょう。私の歌曲も歌って頂けたら嬉しく思います。私の歌曲はここ数年に書き溜めたものばかりで数曲を除いてまだほとんど初演もされていませんが。
西野真理
ご覧いただきありがとうございます。どんな曲を作曲される方だろうとYouTube検索で「リコーダー四重奏のためのディヴェルティメント第3番」を聞きつつこの返信を差し上げています。素敵な曲ですね。私はリコーダーも大好きなので。できましたら「西野真理 ブログ」で検索いただき、そのあちこちに載せているgmailにご返信いただけると幸いです。
コメントを頂いた私はいつになく用心深く、この返信にあるように、まずはこの方がどんな方でどんな作品をお作りになっているか聞いてから返信しようと考えました。そして聞いたのが返信にもある、これ↓
https://youtu.be/RtrP6Hcxusc?si=WucPYW0aVrEnmOxt
↑これを聞いて私はこの人を信用することにしました。
このリコーダー奏者さんもうまい!
西部哲哉
はじめまして。
私のリコーダーカルテット《四季》をお聴き下さったそうで、感激しております。ありがとうございます!
お住いは石川県なんですね、この度は本当に大変なことになり、心を痛めております。
西野真理
改めまして、西野真理と申します。
私の歌に関心をお持ちくださって本当に嬉しいです。
見てくださる方のとても少ないYouTubeの中の、そのジャンルの中でもさらにマニアックなものがたまたま西部さんの目に触れることになったというのは、幸運としか言いようがありません。
私はクラシック畑の人間ではありますがフランス歌曲、オペラ、日本歌曲のようなものから
Jpop、アニメソング、たまにリコーダーを吹いたりとYouTubeを楽しんでいます。
西部さんのリコーダー作品演奏者の中に吉沢さんのお名前を拝見して嬉しくなりました。
もう何十年も前ですが、吉沢さんには「シのポエム」という楽譜のことでお世話になったことがあり僅かな接点ですが勝手に親しみを持っています。
平井康三郎先生のお弟子さんでいらっしゃるのですね。
私は関定子、塚田佳男の弟子で、平井先生のことはよく話題に登るので
直接存じ上げはしませんでしたが、ユーモアあふれる素敵な方だと想像していました。
でも私にとって平井康三郎といえば「コーリューブンゲンの伴奏の人」でした(笑)
西部さんの歌曲には大変興味がありますが、「超現代曲」のような作品ですと
私には厳しいかも知れませんが、もし楽譜を拝見できれば光栄です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
西部哲哉
おはようございます。
関定子さんの歌はYouTubeでたくさん聴いていました。とても素晴らしくて、私は大好きなんです!
私が平井康三郎先生に習ったといっても、大学院の時の2年くらいで、レッスンでは主に平井先生の歌曲の伴奏をしていました。というか、初見で次々と弾かされるんですよ!先生が歌って。
もう必死でしたね。いったい何のレッスン受けてるのか分からなくなっていました(笑)。私、ピアノ下手くそなのに、先生がどんどん楽譜を出されて。
今思うと、そのおかげで身体に歌曲が染みついたのかもしれませんが、その頃の私は前衛的な現代音楽ばかり書いていて、歌曲を書くことはなく、平井先生も無理に歌曲を書けとはおっしゃらなかった。
歌は大好きなんですよ。クラシックもポピュラー音楽もみんな好きです。
ただ、日本歌曲の作曲は、詩のイントネーションを標準語に合わせて書くことが暗黙のルールになっていて、関西弁しか分からない私には、とても難しいものでした。
そして、前衛的な音楽を書いてるくせに、前衛歌曲というものはあまり好きではなかったんですね。
40歳の頃、作曲家の平吉毅州先生と親しくなって、平吉先生とカラオケに行った時に、マイクを放さない私に「お前、歌心あるなぁ、歌曲書けよ!」って言われたんですが、それでも書けなかったのです。
60歳の時に、たまたま、知り合いからアマチュアの詩人を紹介されて、歌曲を書くことになり、初めて日本歌曲というジャンルに手を染めることになりました。それから1年余りの間に30曲くらい書いたでしょうか。勿論初めは歌詞のイントネーションからちゃんと考えなければならず大変でしたが、この頃は既に横浜に永住して長く経っていたため、昔ほど標準語に苦労しなくなっていたのは幸いでした。
しかしちょうどコロナもあって、それに私は歌手の知り合いがいなくて初演も出来ないままでした。
やっと一昨年知り合った歌手に演奏して頂けたのです。でもまだ未初演の曲がたくさんあります。
これは私の歌曲5曲が、その三重県出身の宮崎紗耶加さんによって四日市で初演された時の動画です。(このYouTube動画は非公開になっています)
宮崎さんはリコーダーも吹くので、彼女のために書いた曲(最初と最後の歌)は自らリコーダーを吹けるように書きました。1曲目は宮崎さんの自作の詩です。
実はコンサート当日体調不良で、実力が充分に発揮出来ず残念でしたが、最後まで頑張って歌ってくれました。
《おんがくの庭》
《光と水と風と私》
《秋燃ゆる》
《化石になった花びら》
《桜吹雪の下で》
西野さんが、吉澤実さんとお仕事されているとは驚きです。
私は8年ほど前に、吉澤実さんと知り合ってから、膨大な量のリコーダー曲を書いています。
お聴き下さったディヴェルティメント第3番《四季》は、吉澤さんの委嘱でアマチュアのリコーダーアンサンブルのために作曲した作品です。
吉澤さんのリコーダーオブリガートを含む歌曲が以下の作品《母へ》です。
作詞は女優の真野響子さんです。真野響子さんの娘が吉澤実さんのリコーダーの弟子という関係で、私も真野さんと知り合い、彼女の詩に作曲することになったのです。初演の動画ですが、真野さんにも臨席頂きました。
お聴き頂ければ幸いです。
西野真理
おはようございます。
さきほどから貼り付けてくださったYouTubeを拝見して、心が透明になるような感覚です。これは多くのソプラノの方がぜひ歌いたいとおっしゃるに違いありません。
私もこのような曲に憧れはあり、歌えれば素敵ですがきっとこのような曲は、正統派ソプラノの方が素晴らしく歌われるに違いありません。
お目に止めていただいた「バリトン系ソプラノ」の造語。私の感覚はこちらにあって、例えば↓
https://youtu.be/w6jmD2RRdjE?si=F4ZxcVlIEo1VuF63
平井康三郎作曲 日本の笛 より「チビツグミ」
https://youtu.be/bkYM9izCTHs?si=UmC1YpbbbzGuGF8F
山田耕筰作曲 木の洞
https://youtu.be/J7trmfXfmT4?si=E9A2aKbYUdAv4ABT
オトナブルー
https://youtu.be/DbjWmbWHRqg?si=OjYEduusQYzapdpV
かわいくてごめん
ですが、このような曲が大好きです。
つまり、美声でもなく高い声も得意ではなく、お笑いが好きでバリトンに憧れているといったところでしょうか。
バリトン向けの歌曲があればぜひ歌わせてください!
吉沢さんとはお仕事をご一緒なんてとんでもない
詳細はブログに書いたので、それを貼り付けますね。
※興味をお持ちの方はこのブログ内の「上柴はじめさん! 2022年8月22日」をどうぞ
西部哲哉
どれもとても素晴らしいですよ!
バリトン系とおっしゃっていますが、高い音、たとえば平井歌曲の「ソ」もとても美しいです!
私もあまり高い音は使わず、ソあたりまでが多いので、西野さんに歌って頂けると思うのですが、如何でしょう?
もしご要望あれば、最も良い声域を教えて頂き、その音域内で西野さんのために新しい歌曲を書くことも考えたいと思います。
一般的には移調して歌うということがあるかと思いますが、単純な伴奏ならそれもありですが、私の歌曲のピアノはかなり難しく、移調するのは容易ではないかも知れません。
西野真理
「どれもとてもすばらしい」
ありがとうございます。この文章は保存しておかなければ。
音域としてはYouTubeで歌っているようなものですが低い音から始めるのが好きで、
不得意な曲としては平井康三郎の「のうぜんかずら」
これは先日から練習しているのですが、どうやってもうまく歌えません。
ドからソあたりの高音をやたらと行ったり来たりすることが続くと、どうしようもなくなります。
平井康三郎の「ゆりかご」も私にとって難曲のひとつです。
さらに、涙もの的な感動、なものも少々気恥ずかしくて、私には不似合いかなと思います。
西部さんの「母へ」はやはり私の苦手分野かも知れません。
同じ涙、感動でも山田耕筰の「病める薔薇」のようなものだと歌えます。
https://youtu.be/UUqMI4g8B1g?si=a0V7Y1EFKtFFqewW
「猫」もかなり好きです
https://youtu.be/9sxiRkx27Qk?si=WlqE8s-lLQSBSQud
しかし、「歌手」と名乗ろうとする以上、こんな我儘言っていてはダメですね。
西部哲哉
なるほど…そうなると私の歌曲は不向きということになるのでしょうね…。
それはとても残念です…。
でも、失礼を承知で敢えて申しますが、ご自身の守備範囲を厳しくされているようにも感じます。ご自分に厳しいのですね。そのお気持ちは分かります。
いろいろと苦手意識をお持ちのようですが、本当はもっともっと歌える方だと思います。
もったいないなと思うのです。
勿論、音楽の好みというのは誰しもありますから、それは他人がとやかく言えるものではありません。
ただ、私がYouTubeをお聴きしていて、勝手を言わせて頂ければ、私の歌曲に不向きとは思えないのですね。
寧ろ、音楽の本質を捉えた優れた歌唱力だと、私には思えます。
もし、私の歌曲に不向きな歌唱と感じていたなら、お声をかけることもしなかっただろうと思います。
ただ、それとは別に、新しく「西野真理さんのための歌曲」を書いてみたいという気持ちも強くあります。
その場合は、お好みの曲調を優先した曲作りを致します!
西野真理
私の歌に高い評価をくださってこんなに嬉しいことはありません。
西部さんの曲の中に歌詞の内容として、サラッとしたといいますか、自然描写のような作品でそれほど高音域のないものはございませんか?もしよろしければ楽譜を拝見できると嬉しいです。もし販売されているのであれば購入させていただきます✨
西部哲哉
サラッとした、自然描写ですか…
二部唱の曲ならあるかも。リコーダーアンサンブルの伴奏ですが、ピアノ伴奏も勿論可能です。出版もされています。
https://youtu.be/8AAkjhYliFQ?si=65E1Twu8Xn8QCLPL
私が選んでいる詩は、哀しみが基底になっているようなものが多いんですよ。
歌曲の出版なんて、ありません。
まだ歌曲を書き始めて4年の新参者ですので…初演さえままならぬのに、出版なんてとてもとても…
まぁ、《母へ》だけは吉澤実さんのおかげで出版されてますけど、これはあくまで例外です。
リコーダーや管楽器の曲なら数多く出版されてるんですが。
さて、ここで提示してくださった二部合唱の曲、早速聴いてみました。
とてもいい!
平易で詩もわかりやすくて、和声進行もなんとか私でも耳コピできる感じ。
ただ、この曲、私の声や歌い方で歌って気に入っていただけるのかな?というのがその時の私の正直な感想。
今後、私用になにか作曲していただいて、
「こんなはずじゃなかった」
なんてことになったら、申し訳ないじゃすまないな・・・
そこで無茶は承知で、この曲、楽譜に起こしてコード伴奏付けて、録音して西部哲哉さんに送信してしまうことにしました。そうすれば早い段階で
「やめましょう」
ってなって、お互い怪我が少なくてすみますから。
~つづく~
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