作曲家・西部哲哉さんとの出会い その2 音源送信 2024年2月19日(月)

西部さんに耳コピして弾き歌いした録音を送信しました。
すると・・・

西部哲哉
わぁ〜!!!驚きました!いきなり録音されてくるなんて思いもしなかったので!!耳コピですね!ちょっと違うところもあるけど、御愛嬌ですね〜!

いやぁ凄いです!
やはり西野さんの歌は凄いです!
この曲なら西野さんのお好みの詩の内容かなぁと思って。
とっても素晴らしいですよ!
二重唱の録音とかも可能ですか?
勿論、主旋律だけでもいいんですが。
この曲だけ、作詞者が他と異なるんです。
他の曲はほとんど同じ詩人で、全て似たような世界観なので、暗いです。
そういうのはダメですね…
プロの詩人の詩は、現代の作家だと、著作権とか面倒で、勝手に作曲出来ないし、そうかと言って著作権の切れた古い詩人の作品にはあまり興味ないし。
詩人と作曲家がタッグを組んだ創作歌曲の会なんかもありますが、団体でやってるコンサートは、いろいろと煩雑だし。
それで結局アマチュアの詩人はそういう面倒くさいことがないし、自分で選べるし、つい気軽に使ってしまうんですよね。
でも西野さんのお好みの曲はないようで…。
でもくどいようですが、西野さんの歌で、私の歌曲はどれも凄く素敵になると改めて思いましたね。

西野真理
お聴きいただきありがとうございます。
私の勝手な間違いだらけの耳コピで申し訳なかったのですが
この作品、とても気に入りました。
ピアノ伴奏・独唱版に書き直していただけると嬉しいのですが。
二重唱でも片方のパートを録音しておいて歌うという方法もありますね。
実際最近はカラピアノでコンサートをしていて、そういう演奏の仕方をしています。

暗い内容の曲が全部苦手というわけではもちろんありません。
色々ご提案いただけると嬉しいです。

ご提案ですが、昔の名曲に使われている詩で作曲というのはいかがですか?
たとえば「荒城の月」「からたちの花」など。

話は変わりますが・・・
YouTubeのピアノをよくお願いしている近藤陽子さんは横浜在住のピアニスト。
娘も横浜にいるので、いつかは横浜でコンサートをしたいと思っています。
現在「自分で訳詩」がマイブームといいますか、ライフワークになっていて
昨年11月には「詩人の恋」を西野真理訳詩版全曲世界初演奏をしました。(こちらは大阪のピアニスト小林美智さんと)
次は「リーダークライス作品24(全曲・西野真理訳詩版世界初演)」を9月に近藤陽子さんのピアノで開催します。
これは石川県なのですが近藤さんの横浜でもやれたらいいなと思っています。
  (現在訳詩は「リーダークライス作品39」「ミルテの花」も終えています)
「リーダークライス作品24」は短いので、後半は平井康三郎と思っていたのですが、
西部さんの先ほどの曲も含めて皆様にお聴きいただきたい気持ちになっています。

西部哲哉
お嬢様もピアニストの近藤さんも横浜なんですか!
横浜でコンサート!夢のようです!

是非是非!!!

私は横浜市南区在住です。
実は来月3日、吉澤実さんの指揮で、お聴きくださった《四季》〜リコーダー四重奏のためのディヴェルティメント第3番〜が、杉田劇場で演奏されるんです。

《幼希星》は、もともと独唱とピアノのために書いた曲なんですよ。なので楽譜もありますよ。
それを二部唱とリコーダーアンサンブル用にアレンジを依頼されて、そちらが出版されてしまいましてね。
他の歌曲は、音源がないので、楽譜を見て頂くしかありません。
何曲か選んでお送りしましょうか?

西野真理
ありがとうございます。
楽譜ぜひ拝見したいと思います。

西部哲哉
ところで、訳詞をされるとのことですが、作詞はされないんですか?
或いは、この詩に曲をつけてくれというのがありましたら、紹介頂ければとも思ったんですが、如何でしょう?
詩の内容によって音楽は決まってきますので、西野さんのお勧めの詩ならば、上手く書けるかもしれません。

西野真理
クリエイティブな才能はないようです(笑)
優秀な方のお作りになったものをどうにかするのは好きで
それが「訳詩」の作業にはぴったりでした。

おすすめの詩は、やはり先ほどのメールにも書かせていただいた
昔の名曲に使われている詩、あれはやっぱりいいと思います。
例えば「月の砂漠」「青葉の笛」ですが正直に書くと私はあの曲の雰囲気がとても苦手です。
ところが、私の声質にはあっているらしく
それほど積極的でなくYouTubeにアップしたところとても喜ばれました。
喜ばれてみて改めて詩を読むと、なかなかいい詩です。
「月の砂漠」など、Durのロマンチックな曲が付けばいいのにと思います。
一昔前のものには和声的にも抵抗のある曲がたくさん・・・。

西部哲哉
なるほど…やはり西野さんは哀しい曲調がお好みではないのですね。
日本人は、湿っぽいのが好きみたいですが。風土…たとえば湿度と関係あるのかもしれない(笑)

それにしても、超有名曲の詩ばかりですね!月の砂漠!!!
これはかなり勇気がいりますよ。
誰でも知ってる曲ですから、同じ詩を使って全く異なる音楽を書けば、大成功するか大失敗するか、どちらかですね!
まあでも《城ヶ島の雨》なんか、有名な梁田貞の作曲以外に山田耕筰と橋本國彦も書いていて、3曲もありますからねぇ!
私は橋本國彦が好きなんですけどね!
彼の曲はどの曲もとても好き!!

西野真理
橋本國彦、いいです。
斑猫、黴、舞。
黴は勝負曲として歌っていた恩のある曲です。
「月の砂漠」是非チャレンジを!

これから新たな展開が!

~つづく~

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