そうなるとなんだか寂しくなって、つい
「次、何を訳そうかな?」
今日は母を眼科に連れて行く日なので1時間半は待つことになります。そんな待ち時間活用にピッタリなのが「車中訳詩」。
ということで昨夜は何を訳すのか決めて、その材料をバッグに入れてから寝ることにしました。
シューマンはそれなりにやったので、次はシューベルトかな~イタリア、フランスものって手もあるかな~。
もし10年前に自分で訳すことを思いついていればシューベルトの3大歌曲に挑戦したでしょう。しかしこれらは、松本隆さんの訳詩で歌ってしまったので、今更自分では訳せません。どう訳しても松本隆さんの真似になってしまうでしょうから。
そんなことを考えつつ楽譜をゴソゴソしていたら、目に入ったのがシューマン作曲「女の愛と生涯」。
「あ〜これ・・・」
実は関定子先生からも
「『女の愛と生涯』訳しなさい」
って半年ほど前に言われていたんです。でもその時は「詩人の恋」のコンサート前であり、「ミルテの花」訳し中であり、そもそも女性的な歌詞にそれほど食指が動きませんでした。今思い出しましたが、ピアニストの小林美智さんにも「女の愛と生涯」勧めていだいたように思います。
やりましょう!
10時に母を迎えに行き眼科へ。待合室はいっぱいです。
「これなら2時間確実」
10時45分開始。
始めてしばらくして、途中で投げ出さないよう、facebookにその旨投稿しました。
それにいち早く反応してくださったのが、ピアニストの近藤陽子ちゃん。
11時20分、1曲目完成。
お恥ずかしい話ですが、私は「女の愛と生涯」全8曲中、すぐに曲が頭に浮かぶのは2曲だけ。訳そうと取り掛かった1曲目はさきほど車中YouTubeで初めて聴きました。
できたてホヤホヤの歌詞で歌ってみたくなりましたので、YouTubeで往年の名歌手シュワルツコプの演奏を流しながら小さな声で歌い録音。そしていち早くfacebookに反応して頂いたお礼に近藤陽子ちゃんに送りました。いい迷惑です。ごめんなさい。
ということで、私の「女の愛と生涯」記念すべき訳し1曲目とその一部始終を記したブログを終わります。
現在12時07分。母の眼科はまだ終わりません。
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