53歳6月19日、私は丘村クリニックを初めて受診しました。あれから間もなく11年、もうすぐ64歳になります。一生お世話になろうと思っていたのに・・・。丘村先生は閉院を決断され、2026年1月末が閉院と決まりました。丘村先生への感謝を込めて、丘村クリニック関係エッセイ(過去に紙媒体で販売していたもの)2作品を貼り付けます(かなり長いです)。
先生今までありがとう。でもあと1か月あるので、また行きます!
↓診察室で記念撮影
☆以下、過去のエッセイなので、文体が違います。
53歳、お腹にシール(2015年のエッセイより)
<はじめに>
こうなってみると、なぜ早くこうしなかったのかと悔やまれるが、わからなかったのだから仕方がない。
そう、私にもやってきた更年期障害。
今回はその治療のお話。
<なんとなくの知識>
更年期障害ってものを、なんとなく知っていた。
なんとなくの一番の始まりは、私が小さいころからテレビで見ていた
「命の母A」
のCMである。
なんだかよくわからないが、女の人特有の病気があって、それに効く薬のCMをやっているのだといつの間にか知っていた。
そして、いつ聞いたのか、誰から聞いたのよくかわからないが、
「暑くもないのに、すごく汗が出る」
「急に顔がほてって、汗が出る」
とか
「めまいがする」
「立ちくらみがする」
「頭痛がひどい」
ということも聞いた。
それからしばらくして、更年期障害という言葉をなんとなく認識し始めてから、私が自分に対して言い聞かせていたのは
「私は汗も出ないし立ちくらみもしないから、まだ更年期障害ではない」
自分が年をとったとは思いたくないし、
「コウネンキショウガイ」
という響きもよくない。
私は更年期障害ではないと思っていたかったのだ。
あとでわかったことだが、更年期障害は人によって症状が全く違うらしい。
また、私は
「サンフジンカ」
と
「フジンカ」
の違いも認識していなかった。
「サンフジンカ」という熟語ではなく、「産科」と「婦人科」であり、婦人科ではお産を扱わないのだ。
「男女共同参画」を推進している連合青年女性委員会委員長の立場としても、この病名と病院名、何とかした方がいいような気がする。
更年期障害・・・過渡期症候群
婦人科・・・・・女性科
とか。
<私の症状?>
私の症状?と言えば
・早起き・・・年を取ればみんな早起きになる。別に更年期だからというわけではないんじゃないかな。そのころ4時半起床。
・まぶしい・・・ものすごく、まぶしい。眼科で相談したら「サングラスかければ?」っていわれた。
・ちょっぴり頭痛・・・頭痛薬を飲むって程でもない、微弱な頭痛。
・耳鳴り・・・セミが鳴いてるみたいな感じ。
・のどの渇き・・・喉の奥がくっつくような感じ。
<初婦人科>
急に思った。
「そうだ、サンフジンカへ行こう!」
産科・婦人科・産婦人科の区別ができていない私は熟語:産婦人科を色々ネット検索して、ある産婦人科にしようと思ったとき、会話のついでに同僚の景子さんに話したら
「丘村レディースクリニックは婦人科で、産科がないから待ち時間も短くていいよ」
と教えてくれた。
そこにした。…けど、決めた日はちょうどそのクリニックの定休日だったため翌日に変更。
2015年6月19日、53歳西野真理、婦人科初潜入。
入ってみると女性ばっかりだし、予想に反して私より若い人…っていうか、20代~30代と思われる女性ばかり。
丘村クリニックのおそらく丘村先生は、ヤギみたいな優しそうなおじさん。
「53歳にもなれば、たいてい更年期の症状が出るから、とりあえず血液検査しましょう。今日は調子よくする注射打って、様子見てみましょう」
…ってことで、調子をよくするらしい注射「プラセンタ注射」を打っていただいて帰った。
あとで同僚の能岡(よしおか)さんに話すと、
「プラセンタって、よく芸能人が打ってるよ。美容にいいんだって。化粧ノリが良くなるとか。でも、保険効かないと3000円くらいするらしいよ。え?西野さん500円!じゃ、私も行く」
と、その後能岡さんも更年期障害仲間になってプラセンタを打っている。
6月24日、クリニックへ検査結果の問い合わせの電話。
「血液検査では、間違いなく更年期の症状出てるね。今日?6時までやってるよ」
ってことで、夕方診療へ。
「ホルモン治療しましょう」
って聞いて、なんとなく恐ろし気なムードを感じたが、なんと
「お腹にシール」
だった。
「先生、お腹にシール貼るだけなんですか?薬飲まなくていいんですか?」
「飲みたいなら飲むのもあるけど、飲むと、胃とかあちこち通るでしょう。貼ると直接成分が届くからね」
「へ~すごいですね」
「これ、お腹に1日おきに貼って。場所変えてね。これからは診察受けたければ受けてもらってもいいし、注射だけしに来てもいいよ。注射はまあ、週に1本か2本でいいと思うよ」
プラセンタ注射を打って、薬局で1か月分のシールを15枚もらった。
ベージュで、お腹に貼ってあってもほとんど見えない。お風呂に入ってもはがれない。
<治療効果>
私のこの、冬は暖かそうなお腹に貼って、ちゃんと成分がしかるべき場所へ届くのだろうかという心配をよそに、効果は恐ろしいほど早く出た。
・おそらく1週間もしないうちに、朝、目が覚めなくなった。
・耳鳴りが軽くなった。
・微弱な頭痛がなくなった。
・汗はもともとかかなかったが、そういえば、頬のあたりにちょっと汗をかくことがたまにあったが、それも全くなくなった。
・いつの間にか、喉の奥がくっつくような感じがなくなった。
・まぶしいのはあんまり変わらない。
<おわりに>
いくつか思うことがある。
まずは、自分が年を取ったことを認めたくない気持ちはわかるが、さっさと治療を受ければもっと楽だったはず。私も、(過去に書いたエッセイにもあるが)46歳の時(学校で倒れたとき)、婦人科に来ておけばよかった。
人によってはもっと早く行く方がいいかもしれない。
自分はうまく情報を得られなかったけれど、これからの若い人にはうまく情報が伝わるといいな。
その後、のどの不調で大変だった時も、婦人科の治療を合わせていれば、もっと早くよくなったんじゃないかと思う。
そう考えると、お医者様たちはもっと連携してっていうか、自分の患者さんを自分だけの患者にしておかず、例えば私が倒れた時の内科のお医者様や、のどの不調でかかった耳鼻科のお医者様は一言
「婦人科へも行ってごらんなさい」
って、言っていただけるといいのにと思う。
子宮内膜増殖症
~全身麻酔手術初体験記~(2016年のエッセイより)
※このエッセイは、美女エッセイPART14に載せようかどうしようか、かなり考えました。私のエッセイの性質上、誰にでもお読みいただくにはややためらわれる部分があるからです。最初は女性、また男性の場合は恋人や配偶者のいらっしゃる方に、エッセイをご購入いただいた際に付録として挟んでお渡ししようかとも考えましたが、やはりこういうことこそ西野真理にしか書けないと思い、思い切って掲載を決めました。
<「お腹にシール」から>
いわゆる更年期障害の治療を始めて(詳しくはエッセイPART13「53才 お腹にシール」をお読みくださいませ ※上のエッセイ)色々と調子が良くなってきたが、治療前は
「もう閉経が近くて、生理もあまりこないのかな」
くらいに生理周期がかなり長くなっていたのに、治療を開始してからは生理が1か月ごとに来るようになっていた。
そんな2015年12月初旬に始まった生理がいつまで経っても終わらない。それどころかどんどん出血量が増えはじめ、2016年1月中旬にはかなり頻繁にトイレに行かなくてはならなくなり、月末には
「おむつがいるんじゃない?」
ってほどの量になってしまった。
実はそのころ、プラセンタ注射のために毎週1回ちゃんと丘村レディースクリニックに通っていたが、プラセンタ注射だけなら診察していただかなくていいし、以前、やはり生理が続いたとき先生にご相談してみると
「閉経が近くなると、たまにしか生理が来なかったり、いつまでもだらだら続いたりするからね」
と言われて、そんなものかと思っていた。
しかし、
「これはいくらなんでも普通じゃない。こんなに出血したら出血多量で死んでしまうんじゃないか」
と思うほどになり、ちゃんと診察を受けることにした。
<診察>
2016年1月26日(火)
「先生、生理がずっと止まらなくて、おむつがいるんじゃないかってくらいの出血量になってるんです」
「いつ生理始まったの?」
このとき私はそれがいつからかはっきり覚えていなくて、
「多分お正月くらいです」
あとで日記帳をみると、12月初旬に始まっていた。1ヶ月も違っている。人の記憶っていい加減なものだ。
「じゃ、ちょっと診てみるよ」
内診が始まった。
「内膜がかなり厚くなってるね。今日は出血止めの点滴しておくけど、処置は早い方がいいから・・・手術は水曜日と金曜日だから、できれば明日これる?」
即座に仕事がどうとか言っていられないと判断した私は
「はい、明日お願いします」
「午前中にするからね。手術そのものは10分くらいだけど、痛いから全身麻酔でやるよ」
「じゃ、午後は仕事に行けますね」
「いや、全身麻酔だしフラフラする人もいるから、この日の仕事はやめたほうがいいね」
「わかりました」
<欠席連絡>
学校に連絡した。
学年主任の山下さんは女性だし言いやすかったが、教頭先生は男性だしどうしようかなと思ったものの、子供さんもいらっしゃるし、ここははっきり言った方がスッキリする。
・子宮関係の処置
・1日で終わる
ことを言ってお休みすることにした。
山下さんも教頭先生も私の体を心配しながら気持ちよく欠席連絡を受けてくださった。
もう1件連絡しなければならない。
明日は夕方から連合石川青年女性委員会主催で行われる、国際女性デー開催についての会議が行われることになっていた。青年女性委員会主催ということは私が主催者代表ということだ。代表の私が欠席ってこれはダメだ。代表と言っても実質は連合石川本部の男性・半田さんがやってくださっているのだが。
半田さんに電話した。
「半田さん、明日どうしてもはずせない用事ができて会議に出られない。ごめんね。山本さんには私から連絡するから」
山本さんは元学校の先生で現在金沢市議会議員の女性。
やはりこのような事情、女性になら話がしやすく、電話で事情を説明すると山本さんはすぐに事情をわかってくださり、労いの言葉をいただいて、気持ちよく会議を欠席させていただくことができた。
ここでちょっと、県の男女共同参画会議・連合青年女性委員会委員長・石川県女性基金など、女性の立場で色々と顔を出している関係者として書かせていただくと
「世の中は女性男性半分ずつなんだし、どんな集まりにも男女半分ずついるのがいいな」
自分にこんなことがあってはじめて、男女共同参画などの必要性を感じた。
で、このあたりのことはちょうどいいので、後日、国際女性デー主催者あいさつで使った。転んでもただでは起きない西野真理であった。
<熱帯魚の水槽>
2016年1月27日(水)手術当日。
「9時には来といてね。8時半から開いてるよ」
といわれてクリニックに8時半に行ってみると、看護師さんと先生で朝のお掃除中。
先生は熱帯魚に餌やり中。
この可愛らしい小さな熱帯魚ばかりいる水槽には、1匹、ほかに比べてかなり大きな、有明海にいる「むつごろう」みたいなちょっと悪そうに見える魚がいる。
実は先日、こいつが熱帯魚を食べているのを目撃していて、嫌なやつだと思っていた。先生に言いつけてやろうかと思ったが、手術前だし我慢した。そして、以前から思っていたことを質問してみた。
「先生、この水槽きれいですけど、どうやって掃除するんですか?」
「これね、あの大きい魚が水槽の内側についた苔とかみんな食べるから、掃除あんまりしなくていいんだよ」
あいつは結構いいやつらしい。
<手術>
前夜9時から飲食禁止。ちゃんと守った。
9時過ぎ、まず手術着に着替えた。
10時手術室。なにかしらの点滴。
10時過ぎ、その点滴のなかに麻酔投入。
「麻酔薬入れますから、ゆっくり数を数えてください」
「い~ち、に~い・・・・」
21まで数えて目を開けたら手術が終わっていた。
10時50分だった。(手術室の時計でしっかり確認)
麻酔から覚めた第一思考は
「これから手術かな?」
だった。
麻酔ってすごい。
毎晩寝るときに
「これで目が覚めなかったら死んだってことだな」
と思うので、麻酔の前も
「これで目が覚めなかったら死んだってことだな」
と思いながら横になっていた。
目が覚めてよかった。
私はきっと死んでもわからないな。
その後14時までベッドで点滴しながら寝ていたが、点滴でたくさんの水分を入れたせいか、点滴を犬の散歩みたいに引っ張ってトイレに2回も行った。
「フラフラして歩けない人もいらっしゃるけど、元気ですね」
と誉められて嬉しかった。
どんなことでも誉められると嬉しいものだ。
手術費用は14,950円。
<子宮内膜増殖症>
その後ネットで調べた子宮内膜増殖症について書いておきます。
そもそも生理っていうのは
「子宮というベッドがあって、そのベッドにいつ受精卵が来てもいいように子宮内膜というシーツを20日位かけて敷くのだけれど、そこに受精卵が来なかったら、一旦そのシーツを剥がして、新しいシーツと取り替えようとする」
ようなものらしい。
しかし、何かの誤作動(?)でそのシーツが取り替えられないまま2枚も3枚も重ねられてしまって、分厚くなってしまった状態が子宮内膜増殖症。
今回の処置は、分厚くなってしまった内膜を全部剥がしてもとの身軽な子宮に戻してしまうものらしい。
ただ、1度こうしてリセットしたから、もうそうならないとは限らないようだ。
その後の検査の結果、悪性でないことも判明してひと安心。
<まさかの症状>
この手術の時、思わぬことが判明した。
貧血である。
私は54才になるまで、
「顔色が悪い」
なんて言われたことがなかった。
今回の手術で一番いやだったのは、手術の前日、食事・水分制限の他に看護師さんから
「お化粧しないで来てくださいね」
と言われたこと。
(あ~お化粧してない顔、人の前にさらしたくない)
と思いつつ、逆らうわけにもいかずノーメイクで行ったら、先生から
「顔色も悪いね」
と言われ、結構ショックだった。
本当のことを言うと、眉だけ描いて行った。
冷静に考えれば12月から丸2ヶ月、あれだけ出血すれば、貧血にもなろうというものだ。
先生にお聞きしたところ、普通の人の血液はなんだか知らないが
「12~16」
という数値だが、重症の貧血数値が
「6以下」
西野真理は
「8」
だそうで、わりと悪そうだ。
後でさらに貧血についてネット検索すると
・立ちくらみ・疲れやすい・朝から眠い・ちょっとの階段でも息切れする
・顔色が悪い・固いものを食べたくなる・手足が冷える
などの症状が貧血の症状として書かれていた。
見事にあてはまっていた。
ただ一つ、私に全くあてはまらないものがあった。
・寝つきが悪い、寝起きが悪い
ぱっと寝て、ぱっと起きます。
健康を過信していた。
この言葉、以前に別のエッセイにも書いた気がするが、もう一度書いておこう。
「皆さん、体は有限です。健康の過信はいけません」
2016年2月現在、週1回、プラセンタ注・鉄分補給(?かな)注射・出血止めの点滴に通院中。
<余談>
このエッセイ、北陸自動車道徳光PAの2階無料休憩所で書いています。そう、美女エッセイPART13にも書いた、ロジクールウルトラポータブルキーボードを使い、スマホで自分のgmailに保存するという方法で。
なぜこんなところで?
今日は土曜日。
昨日ちょっと腰を痛めたので、小松の加茂整形外科に行き治療を受けた帰り。で、現在ダイエット中(貧血なのに・・・ちゃんと鉄分をとるように心がけています)。
家にいるとエッセイを書きながらついつまみ食いをしてしまうから、ここなら大丈夫。しかもここ、オーシャンビュー!!!!!青空が広がり・・と書きたいところだが今日は雨でちょっと惜しい。
冷暖房完備。
誰もいない。
執筆に最高。
そんな執筆中に娘から電話がかかってきた。
「今、徳光PAにいる?」
「どうして知ってるの!!!!」
「今、徳光に寄ったらティアナが停まってたから」
娘はこのころ福井在住だったが、金沢で行われる友人の結婚式に参列するため途中休憩で立ち寄ったのだ。
「2階にいるからおいでよ」
結婚式用に美容室できれいにセットした髪で現れた娘としばらく話をし、おこづかいをあげ、この部分を書き終え、さあ、そろそろ帰ることにしよう。
あ、娘がここのソフトクリーム美味しいっていってたから、食べてから帰ろう。
ダイエット中だけど。
<追伸>
ここのソフトクリーム
「生クリーム入り ラングドシャのコーンに入って530円」
確かにおいしいです。(高いけどね。丸亀製麺のおうどん食べれる)
「溶けやすいので気を付けてください」
と言われたが、想像以上にすぐ溶けるのでとっても急いで食べなくてはいけません。
ラングドシャ(「猫の舌」の意味)クッキー(ヨックモックではくるんと巻いてシガールという名前で売られている)をソフトクリームのコーンの形にしてあり、アイス部分は「kiriクリームチーズアイス」とよく似てます。
家で食べたい人は、ヨックモックのクッキーを買って、kiriクリームチーズアイスを乗せて食べてね。

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