オペラ トロヴァトーレ(IL TROVATORE)あらすじ 2022年6月26日

ヴェルディ作曲 オペラ トロヴァトーレ(IL TROVATORE)超簡単なあらすじ
(本当はとても複雑ですのですが、かなり省略してあります)

15世紀、スペインが舞台
ジプシー女アズチェーナが復讐に成功するおはなし・・・と書くとめでたい話のようですが、中身は悲惨。

ルーナ家には、2人の男の子がいます。その2番めの子は体か弱かったのですが、それをジプシーの呪いのせいだとして、ジプシー女アズチェーナの母親は、火炙りになります。

その時、アズチェーナは咄嗟にルーナ家の子をさらってきて、火に放り込みます。
しかし、放り込んだのは、アズチェーナの実の子でした。
ルーナ家では、火炙りの焼け跡から子供の骨もみつかったため、いなくなったルーナ家の次男だろうと誰もが思います。

アズチェーナはさらってきた子を、実の子
としてそだてます。
一方、ルーナ家の長男、ルーナ伯爵はその時いなくなった弟を生きていると信じ、探し続けてます。

時が経ち、ルーナ伯爵はレオノーラに恋をします。
レオノーラは吟遊詩人のマンリーコと恋人どうしです。
つまりルーナ伯爵とマンリーコは恋敵。

ここまで来ると、おわかりでしょう。そう、マンリーコこそ、ルーナ伯爵の弟なのですが、アズチェーナ以外誰もそれを知りません。

ある日アズチェーナはルーナ伯爵家の兵士に捕らえられ、それを助けに行ったマンリーコも捕らえ、二人共処刑されることがきまります。

レオノーラは自分がルーナ伯爵のものになる代わりに、マンリーコの助命を願い、受け入れられ、マンリーコは一旦助かります。
でもその間にレオノーラは毒を飲んでいて、マンリーコの腕の中で息絶えます。
それを知ったルーナ伯爵は激怒し、再びマンリーコは処刑されることになります。

ついにラストシーン。
ルーナ伯爵はマンリーコを処刑します。
その時、アズチェーナは
「マンリーコはあんたの弟だよ、母さん、復讐を果たしたよ」
と叫び、幕が降ります。






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