どうやら有志で立ち上げられた会のようです。
ポスターを見たあと、その時担任していたクラスでも
「退職したら夜間中学校で教えてみようかな?」
なんて言った気もします。
その時も今も、私は退職後、教員の再任用だとか非常勤講師等で働く気は全く無いのですが、以下のような自分勝手な条件が揃えば、是非働きたいとその時も今も思っています。
①週1回だけ学校に行く
②音楽だけ教える
③カリキュラムとかきつい縛りがない
④変な書類とかいっぱい書かなくていい
⑤成績をつけなくていい
こんな都合のいい働き口などあるはずがありません。言ってみればカルチャーセンターです。しかし、ほんのちょっとだけ譲れば、あんまり成績を気にしないような生徒を教える・・・工業高校の音楽の先生なんていいな、と思ったりしていました。
そんな時見つけたのが↑のポスター。
これはどうやらボランティアらしいけど、やってみるのも面白いかも・・・と思いながら時は過ぎてゆきました。
さて、2ヶ月ほど前のこと、町内の回覧板にこんなチラシが挟まっていました。
今度のものは石川県教育委員会制作。
すぐに行ってみることに決め、石川県教育委員会のホームページから参加申込をしました。
そして今日、11月だと言うのにちょっと初夏くらいの気温の中、会場の地場産業振興センターへ。
受付は2つに分かれていて「一般」「教育関係」。
私は退職していて教育関係ではないので一般のところで名前を探したけれどありません。
もしやと思って教育関係の方の名簿を見ようとした時
「あ!西野先生」
「K林さん、お久しぶり」
私は人の名前をすぐ忘れますが、幸い教育委員会の人たちはみんな名札をつけていらしたので、名前を言うことができました。かつての同僚K林さん、私より10~15歳くらい年下かな?現在石川県教育委員会勤務なんですね。ご苦労さまです。
K林さんはこのことの責任者かなにからしく私が申し込んだことを知っていて
「お申し込みありがとうございます。西野先生が申し込んでくださって、これで音楽の先生バッチリだねとU田さんと言ってたんですよ」
とお礼まで言っていただきました。
ちょうど後ろにやはりかつての同僚だったU田さんも現れ、久しぶりの再会を喜びました。
K林さんに聞けば少し様子がわかるかも、とひらめいて
「私ね、再任用とか嫌なんだけど、成績つけなくて良くて、週1回くらい行けば良くて、カリキュラムも私が自由に決められるんだったら働きたいと思って、そんなこと聞きに来たんだけど、私みたいな人、関係ないかな?」
「ありますあります。成績もそんなにキメキメじゃないと思いますし、その生徒さんたちに合わせたカリキュラムになるんじゃないかな」
何だかいい感じです。
受付を済ませ開始10分前に会場へ入ると、ほぼ満席。1番前の席しか空いていなかったので仕方なくそこへ座りました。すでに着席していらっしゃる県知事・馳浩さんの目の前です。
馳県知事は割にラフなジャケットに運動靴。開会挨拶の後どこか別のところへも行かなければならないとすぐに出ていかれましたが、元気そうで声もとても大きくて、さすが元プロレスラー。
夜間中学校は
・様々な理由により義務教育を終了できなかった人
・不登校等のためほとんど学校に通えなかった人
・本国で義務教育を修了していない外国籍の人など
のために令和7年度に開校されるのですが、会場にはかなり高齢の方もたくさん。学ぶ機会を逃してこのチャンスを逃すまいという向上心に溢れている気がします。
その他夜間中学校については、石川県のホームページ等を見ていただくのが一番わかり易いと思うので割愛しますが、こういう学校ができるという情報を、学ぶ意志のある方々にお伝えすることが私の役目かなとも思うので、今度FM放送でも話そうと思います。
本質的な話題以外で私の1番印象に残ったことと言えば、文部科学省からお越しくださった方の肩書の長さ
文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室室長・小畑康生
肩書30文字!
終了後、ドアを出ると、またしてもかつての同僚2人M本さんとI川さんに会い立ち話。
その二人によると
「結局、勤務時間帯は違うけど学校の先生だし、カリキュラムもいるんじゃないかな」
・・・それならやめます。
お二人には先日アップした「防災の歌」のYouTube動画を聞いていただいてお別れしました。
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