なぜ急に絵本を紹介するの?西野真理のコアブログファン6名様(多分)はそちらの方に興味がおありのことと思います。私もです。でもそれを書き始めるとそちらばかり楽しくなるに決まっているので、まずは表題通り「おじばさん」という絵本のことを書きます。そして、もうお気づきですね。表題に「その1」と書いてあることに。もう1冊あるのです。「リュックちゃん」という絵本。こちらもご紹介したのち、「絵本ご紹介の経緯」という表題でブログを書く予定です。どうぞお楽しみに。
「おじばさん」
2024年12月25日 初版発行(クリスマスを狙ったのかな?)
著 者 ひぐちきょうこ(作・絵)
発行者 横山験也 (ちょっと書いておきます。ここつながりです)
発行所 さくら社
※東京神田神保町にあります。この会社、設立はそんなに昔ではないのに、
よくこんな素敵な名前が使われず残っていたものだと思います
ブックデザイン 砂原久美子(石引パブリック合同会社)
※「石引」という名前から石川県の会社であろうと予想しました。正解。
ブックデザイン?絵本作家さんがやるんじゃないのかな?
ああ、いけないいけない。早速余計なことにばかり書こうとしています。
表紙をめくると、硬い表紙の裏はきれいなオレンジ色。そこに茶色の線でお料理の絵がたくさん描いてあります。裏表紙裏もきっとそうだと思ってすぐ裏へ飛ぶと、裏表紙裏には表表紙裏に描かれたお料理の絵に、お料理名が書かれた状態で載っています。この時点で初めて裏表紙裏は表表紙裏のお料理名前当てクイズの正解だとわかりました。皆さん、お料理名を考えてから裏表紙裏を見ましょう!
ではもう一度本の表紙に戻ります。この表紙の絵はどう見てもコックさん。表紙の次のページに行くと、今度はどうやらそのコックさんらしきおじさんが頭に水色の三角巾を巻き、刺繡をしている絵。その隣で宿題をしているっぽい丸い眼鏡の小学校4年生くらい(?)の女の子。そしてその下にはこんな文章。
「わたしのパパはかわってる。おじさんなのにおばさんみたい。だからわたしはおじばさんってよんでます。だれにもいったことがない、わたしだけのよびなです。」
大人の読者さんならこの時点で
「もしかするとママはいないご家庭なのかな?」
ネタバレっぽくなるのでこれ以上ストーリーには触れないように進めます。
絵本の進め方は、
「ウォーリーを探せ」
っぽかったり
「漫画」
っぽいコマの進め方だったり
「お料理エッセイの挿絵」
っぽかったり
そういう意味でも楽しめます。
女の子はとても感情の落ち着いた様子で描かれ、絵のタッチとともに穏やかな気持ちで読み進め、ハッピーエンドとか劇的な内容ではないのですが、ふんわりした気持ちで読み終えました。
そして2回目に読んだとき、最後の作者プロフィールと発行者等の書かれているページの小さな絵に目が留まりました。
以上、西野真理の人生初、絵本ご紹介のブログでした。
書き忘れていました、この絵本、こども家庭庁の「こどもたちに読んでほしい本」(令和7年度 児童福祉文化財 推薦作品)に選ばれています!
「リュックちゃん」(絵本のご紹介 その2)に続く
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