<杉良太郎さんのこと>
今日は先日ボランティアのために石川県入りしてくださった杉良太郎さんについてお話いたします。なぜ私が杉良太郎さんにつてお話するのか、それはほんの僅かですが西野真理と杉良太郎さんに接点があるからなのですが、それについてはお話の後半にさせていただきます。
~まずはヤフーニュースの情報から~
杉さんは1995年の阪神・淡路大震災などでも現地で支援活動を展開。2011年の東日本大震災では特製カレーなど計2万食の炊き出しをされました。今回の炊き出しの食材として、兵庫県南あわじ市のたまねぎや、千葉で自ら栽培されているさつまいもなどを調達。東日本でも提供された豚汁は「妻で歌手の伍代夏子さんのレシピ」だそうです。
視察では輪島市の高齢者夫婦と会話し、2次避難を望む妻と帰郷したい93歳の夫の話に耳を傾け、車いすの女性(88)は人気時代劇「遠山の金さん」などで活躍された杉さんと握手をし感涙。〝女性ファン〟に囲まれる一幕もありました。
杉さんは「半年、1年と震災のショックが続くと、精神的苦痛につながる」と被災者を思いやる一方、個人の支援については「できることは限られているが、災害に遭ったら家がなくなり、身内が亡くなることもある。皆さんで『明日はわが身』と話し合うだけでもいい」とし、有事の備えも指摘されました。また、今回の訪問では支援物資も調達。フェイスタオル600枚、スエット上下200人分、車いす座布団200セット、生理用品などもご用意くださいました。
<それでは過去の出来事から>
それは2016年8月6日放送のNHKスイッチインタビューという番組。
見てびっくり。
杉良太郎さんってただの大スターどころじゃなかったのです。
~書くことが多すぎるのでWikipediaから抜粋~
杉 良太郎(すぎ りょうたろう、1944年(昭和19年)8月14日 - )は、日本の俳優、歌手、慈善家。元財団法人日本・ベトナム文化友好協会理事長。
兵庫県神戸市長田区宮川町出身。
100人以上のベトナムの子の里親となる。
特技は合気道、段位は養神館合気道5段。栄典・表彰歴としては緑綬褒章受章、紫綬褒章受章、平成28年度文化功労者など。
「ただ見せるだけじゃもったいない。感想を書いてそれを杉良太郎さんに送ろう」
というのは、杉さんは沢山のボランティアを体力だけでなく相当な身銭を切ってされているにも関わらず
「売名行為」
だなんて、呆れるようなことを週刊誌に書かれたりされたそうなのです。
少々不遜な言い方になりますが
「杉さんを褒めてあげなくちゃいけない。それも私なんかじゃなく、次代を担う子どもたちに褒めてもらおう。杉さんだって未来のためにやってくださってるんだから」
これを実行したのは金沢市立港中学校の3年5組担任のとき。
道徳で生徒の書いた感想文をもしかすると失礼な文章もあったかもしれませんがそのままNHKに送りました。
その時の経緯をエッセイにしてあったので貼り付けます。
~ここからしばらくは西野真理「美女エッセイPART14」からの抜粋~
※ブログとは文体が違います
そんなことはすっかり忘れていた9月28日、見知らぬ人からmailが届いた。
西野 真理様
このたびは子供達の感想文をお送りいただき、
誠にありがとうございました。
NHK SWITCHインタビューのスタッフが弊社に届けてくれ、杉本人に渡したところ、大変喜んでおりました。
残念ながら、年度内に金沢に行く機会がないのですが、もし金沢に行く機会があれば、中学校に寄って感想文を書いた子供達に会いに行きたかった、とも申しておりました。
私共スタッフとしても杉の回を授業に使っていただけましたこと非常に嬉しく、心より感謝申し上げます。 取り急ぎ、メールでの御礼で恐れ入りますが、心より御礼申し上げます。
<Sさんへの返信>
金沢市立港中学校で3年5組の担任をしております西野真理です。
先ほどはメールをいただき、驚き大変喜んでいます。
NHKの番組だけでなく、TV番組という膨大な人・資金がつぎ込まれたものは一教師の力では表現できるはずのない多くのものを与えてくれ日ごろから何かいいものはないかと録画しては確認しています。
とはいうものの、それらのすべてが、いいものであっても授業に直結するというわけではありません。
その中にあって、先日の杉さんの番組は杉さんをよく知らない子供たちであっても、十分心に響く内容であると感じました。
そこで大変失礼ではありましたが、お医者様の部分はほぼカットし、杉さんの部分を生徒に見せることにしました。
生徒に見せる前には
「時代劇とか歌で活躍されている一流芸能人の杉さんという方が震災の後、自腹を切ってボランティアに行かれたんだけど、心無い人からは『売名行為』だとか言われちゃったんだって」
程度の軽い解説をしただけです。
いつもは道徳のワークシートに感想を書いて発表する、というような授業です。しかし、私自身、番組を拝見した後
「これは、たくさんの人が杉さんを褒めてあげなくちゃいけない、励ましてあげなくちゃいけない」
と強く思ったので
「これ見終わったら、杉さんへお手紙書くのよ。で、送るから」
というわけで今回のような形をとらせていただきました。
生徒の書いたそのままの文章を、ほとんど点検もせずお送りしたので、ひょっとすると失礼な部分もあったかと思いますが、どうぞご容赦くださいませ。
杉良太郎さん、スタッフの皆様のますますのご活躍をお祈りしております。
いただいたメールは明日の朝、生徒に報告します。
明日の朝がとても楽しみです。
<Sさんから再び>
Sさんからのmailに
「子供達に会いに行きたかった」
という、リップサービスとはいえ嬉しい表現があり、このmailだけで私も十分感動したし、生徒たちも嬉しそうだった。
このことは私の御礼mail返信で終わった事になっていた年末12月21日。Sさんから再度mailが届いた。
西野 様
先日は感想文をお送りいただき、誠にありがとうございました。
貴中学校に寄らせていただきたいと思いながらもなかなかスケジュールがとれず、年末となってしまいました。
生徒の皆様が3年生ということもあるので、年明け1月中旬以降のところで、是非、訪問させていただき、感想文を書いてくださった生徒の皆様にお会いしたいと思いご連絡させていただきました。
うまくスケジュールが調整できるかまだ、わかりませんが、候補日時を調整させていただきたく存じます。
受験前の時期でもありますし、授業の邪魔にもなっても良くないと思いますが、ご意見いただければ幸甚でございます。
もし、道徳の授業がございましたら、その時間に行くのも良いかと考えております。
ご多忙のことと存じますが、ご意見お聞かせくださいませ。
却下。
<Sさんへのお返事>
流石にmailでは失礼かと思い、返信はお手紙にした。
S様
金沢市立港中学校教諭 西野真理
寒暖の差が激しい日々が続いておりますがお元気でお過ごしでしょうか。
この度は、中学生の感想文に暖かいお言葉をお寄せ頂き大変感激しております。
さて、本日は大変残念なご返事をさせていただかなければなりません。
S様からのお申し出を学校長に伝えましたところ
「ちょうど高校受験で慌ただしい時期に、私としては許可できません」
とのことで、私にはそれ以上校長にお願いすることはできませんでした。
本当に残念です。
私としては「ほんの少しの時間だけでも」と思うものの、校長の気持ちも判らないではなく、複雑な心境です。
道徳の授業で使わせていただいた映像は今も大切に持っておりますし、もうすぐ55歳を迎える私ですが、残り5年の教員生活で、今後も学級担任をさせて頂く限りはまたあの映像を使わせていただき、杉良太郎さんのご活動やお気持ちを伝えていきたいと思っております。そのときにはまた、生徒の感想を送らせてくださいませ。(でも、どうぞお気遣いなく)
杉良太郎さんのような方が、なんの見返りもなく活動を続けてこられたことが公に認められることは、今後も活動をされるお立場にとってだけでなく、その恩恵を受けられる方にとっても、素敵なことだと思います。
皆様のご活躍を今後も楽しみにしてまいります。
以上「美女エッセイPART14」抜粋
さて、話は現在(2022年)に戻って、私は今年(2022年時点)で教員生活が終わり。3年生を担任しているし、やはり杉良太郎さんのスイッチインタビューは見せたいと思い、道徳で見せることにしました。
もちろん前回同様、杉良太郎さんに感想を送りました。前回と違うのはNHKではなく杉良太郎さんの事務所に直接送ったこと。
すると、感想が着いたと思われるほんの数日後、秘書のSさんから杉良太郎さんのお言葉を添えたメールを頂き、さらに昨日、杉良太郎さんの写真を使って作られた「オレオレ詐欺撲滅ポスター」や小冊子などが入った小包までお届けいただきました。
今回の校長も教頭もとても喜び、もちろんポスターも貼っていいし、小冊子は図書室に置かせていただくことになりました。前回、杉良太郎さんが訪問してくださるというお申し出をお断りした件も話したところ
「私ならOKだけど。受験前ならなおさら将来のことについて話してもらえばいいんだから」
同感!
本当は 半島の孤立集落まで届けに行きたかったのですが、
今回は断念し、1.5次避難所での支援にとどめました。
できること、やるべきこと 次々と現地の状況も変わっていると思います。
少しでも多くの方が できることをできれば と思います。
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