西野真理の第32回美女コンにリモート参加くださったピアニストの皆様へのお礼を兼ねたブログです。
おかげさまで先ほど第32回美女コン、無事終了しました。
2024年1月1日の午後4時10分、まさかの揺れが石川県の志賀町を中心に襲いました。私の住む石川県かほく市も経験したことのない揺れではありましたが、幸い我が家では体にも家屋等にも被害はありませんでした。しばらく断水で不便ではありましたが、それも本日の午前中には解消。昨夜は入浴できなかったので、美女コン前にはシャワーを浴びることもできました。
現在、かほく市内でも未だ断水の地区があり、被害の大きな地域はニュースでご存じのとおりです。そんな中、コンサートの開催をどうするか考えました。
物理的には、
・会場である本町コミュニティセンターのトイレが断水のため使えない
・一時避難所に指定されている建物なので、万一また大きな揺れがあるとコンサートどころではない
・会場である本町コミュニティセンターのトイレが断水のため使えない
・一時避難所に指定されている建物なので、万一また大きな揺れがあるとコンサートどころではない
精神的には
・こんな時に歌っていていいのか?
・こんな時にお客様に歌を聞くという選択肢はあるのか?
物理面では自宅のレッスン室に会場変更することで解決。
あとは精神面ですが「無観客でも開催し、その後YouTube発信」を決断し、1月2日のブログに「西野真理自宅開催 予約締め切り1月2日 午後6時まで」とアップしました。当然のようにどなたからもご予約はありませんでした。
そしてコンサート当日朝、6:52。いつも来てくださっている田中陽子さんから、こんなメールを頂きました。
(文章中で陽子さんが西野真理を「先生」と書いていらっしゃるのは、彼女は私が中学校の新任教師の時お教えした生徒さんだからです)
先生
朝から失礼いたします
今日の美女コン
もう締め切りましたか…
今日の美女コン
もう締め切りましたか…
この地震により、
実家の屋根瓦が落ち、
今日の雨に備え、昨日はブルーシートさがし。
川北のホームセンターでやっと手に入れ、
応急処置を夫と同級生のMくんに
してもらいました。
両親は、我が家へ来てもらい、
せまい断水中の家に大人4人
静かにおります。
夫の実家は、あの志賀町で…
窓ガラスも壁も一気に崩れ落ちてしまい
住める状態ではないそうで…
義母、義兄、義弟は避難所にいます。
そんなこんなで、
途方に暮れたり、泣きたくなったり、
笑って話すなんてできない…
血圧があがってるのか
頭は痛くなるし、
もはや目眩なのか地震なのか
わからないくらいです
美女コン、ないんだろうな…
そう思って、先程ブログを見ました。
あら!先生宅で!
こんなメンタルだからこそ、
1時間だけでも
音楽に満たされていたい…
もし可能ならば、
お伺いしてもいいかしら。
もちろん、当日なので…
無理はもうしません。
もしよろしければ…
ぜひともよろしくお願い申し上げます。
このメールで「有観客開催」決定。陽子さんと1対1のコンサートを妄想していた時、いつも来てくださる高瀬さんからご来場のお電話。そして開会10分ほど前には、以前老人会のボランティアコンサートにお声かけくださったOさんが、そして開会10分後には老人会の方がお孫さんと一緒に。まさかの5人のお客様+母。
(高瀬さんは断水で困っているだろうと、ポリタンク5本分の水をお持ちくださいました。しかし我が家の断水は解消されていたので、今も断水中の田中陽子さん宅へポリタンクは貰われることになりました)
狭いレッスン室の中で楽しくコンサートは進み、私の作詞・作曲の「防災の歌」も歌っていただきました。(世界初演)メールを下さった陽子さんも、あの時間だけでも音楽に満たされた気持ちになってくださっていると嬉しいです。
コンサートを終えて改めて思ったのは、
「ピアニストの皆さまにカラピアノをお願いできていなければ、おそらく今日のコンサートは中止になっていた」
ということです。アカペラという方法もありますが(実際そういうことをしたこともありますが)、元々アカペラの曲でない限り音楽の完成度が違いすぎます。皆様にはいつも完成された作品を送っていただいて、感謝の言葉が見つかりません。こんな例えも失礼ですが、私が自分でピアノを録音する時、自作の「防災の歌」なんて「ほぼコード弾き」の短い曲であるにも関わらず録音に2時間位かかっています。皆様の技術にはただ頭が下がります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
<ブログ後記>
今日の自宅コンサートで良かったこと。
「レッスン室がとてもきれいになった」
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