四師会懇親会ミニコンサートと訳詩 2025年2月14日(金)

なぜこの会で歌わせていただけることになったのかについてはリンクを貼っておきますのでそちらもあわせてをお読みくださいませ。↑でご依頼いただいた演奏日は2024年1月17日でした。しかしお判りの通り能登半島地震で中止。私はこれでなくなったものと思っていました。ところが2024年12月末、再びご依頼をいただきこの日のミニコンサート出演となりました。
そうそう、この「四師会」とは「医師・看護師・放射線技師・薬剤師」の「4つの師」だそうです。

<ご依頼内容>
日時 2025年2月14日(金)19:20~
場所 ホテル金沢4階
内容 20分間の歌とトーク

とてもざっくりと、内容も私にすべてお任せくださってありがたいような責任重大なような。
ただ、最初「3曲ほど」とのご依頼でしたので
「私の歌う曲は短いものが多いので、20分に収まれば曲数が増えてもいいですか?」
とお尋ねして許可もいただき、プログラムも組みやすくなりました。

<前日の出演時間変更>
前日メールに
「18:20~20分間」
と出演時間が1時間前倒しになっていたので、考えていた予定よりさらに1時間早く出かけました。錦城中学校でのコンサートでスピーカーから音が出なくて焦ったこともあったので、時間にはかなり余裕を持たせておきました。
ところがこれは間違いで、出演時間は19:20~のまま。
まあ、余裕がなくなるよりずっといいです。
しかも私には暇つぶしの強い味方「訳詩」がありますから。

<陽子ちゃんの先生のコンサート>
その訳詩についてです。
コンサート、コンクール、カラピアノ作成でお世話になっているピアニスト・近藤陽子ちゃんから、昨年末、↓のプログラムを見せていただきました。












陽子ちゃんの恩師・ピアニストのアントニー・スピリ(シピリ)先生がピアノを弾かれたテノール歌手・宮本佳計さんのコンサートプログラムです。
ちょうどそのころ訳詩も200曲を超え、次に何を訳そうかと訳す曲を探していたときだったので、すぐに思いつきました。
「このプログラムにある曲、全部訳そう!」
全部で24曲。そのうちベートーヴェン1曲、シューマン4曲、ブラームス1曲、R・シュトラウス1曲は今までに訳したものだったでのあと17曲です。

そしてこのコンサート当日までに残り3曲と迫っており、ちょうどヴォルフの「Begegnung 出会い」に手こずっていました。
この詩はなかなか大人の内容で、それを暗喩した表現がされています。しかし、それを妙な隠し方をしたままコンサートで1回お聴きいただくだけでお判りいただくのは困難。かといって、直接的な表現に切り替えるのも下品になります。ここをどうするか・・・?
そもそも「Begegnung」は直訳すれば確かに「出会い」ではありますが、これはここで初めて出会ったのではなく、「その翌日に出会った」という内容なのです。ね、ずいぶん違うでしょう。

この難曲、待機時間2時間半で訳せてしまいました!
「いつかこのプログラムで陽子ちゃんとコンサートをしてみたいです」
と先日陽子ちゃんにラインしました。
実現する日は近いかも!

<本番>
肝心の本番。
お食事しながらということでしたから、皆さんこちらをちゃんと向いて聞いてくださることは想定していませんでした。しかし、さすが「四師会」。きちんと聞いてくださるのです。予定の20分ちょうどで終わったのでアンコールもどうしようかと思っていたら、それも聞いてくださって、とても楽しい本番でした。







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