11月16日、「急性低音障害型感音難聴」再発?と思われたので、美女コンも3日後ということで大事をとって耳鼻科へ行くことにしました。気づいたのは私の聴力検査音楽メンデルスゾーン「夏の夜の夢序曲」です。
最初に気づいたきっかけがこの曲の聞こえ方が左右の耳で違ったことでしたので、この日も聞いてみると聞こえ方が違っていました。
ドクターに再発を伝えると、検査結果としては最初ほど悪くはなっていないようでしたが、コンサートのことはお話してあったので、前回より少ない量のステロイドを処方していただくことになりました。
私はもう5年以上前から嫌な耳鳴りに悩まされていますが、色々試した漢方薬など全く役に立ちませんでした。ところがステロイドでピタッと止まったのです。でも、それが耳鳴りに効いているのはどうやら飲んでいる間の20時間以内のようです。(朝ステロイドを飲んで、気づいたら日中耳鳴りがなくて、翌朝にはもとに戻っている)
それでも久しぶりの静かな耳の状態は本当に心地よく、こんなことならステロイドをずっと飲んでいたいという気持ちになりました。
クリニックフォア医療・健康チャンネル より
https://youtu.be/rvISmYyPJg0
ステロイドとは
・化学物質名。ステロイド骨格を持っているような生理活性物質のこと。
脂溶性
①糖質コルチコイド(別名コルチゾール)
・血糖の調節など
・最初は血糖を上げる作用として注目された
・高濃度で投与すると、体の免疫とか炎症反応を強力に抑える事ができる
例:皮膚科で出される塗り薬もそれ
②鉱質コルチコイド(アルドステロン 等)
ミネラルの調節など
③性ホルモン
男性女性特有の体つきなどを司る
①ドーピング問題との混同
・上の③、性ホルモン。男性ホルモンをスポーツ選手に打てば筋肉がつい
てすごい記録が出る。当然体に悪いので厳しく禁止されるようになった。
・糖質コルチコイド作用とは別の話
②糖質コルチコイド作用のあるものの使い方を間違えると問題になる
・長期使用は問題
強力な免疫抑制作用があり、これが発見された時、それまで治せなかった数々の難しい病気がぱっと治るようになり、「ミラクルドラッグ」とも呼ばれた。見つけた人はノーベル賞をもらった。しかし、効くからとどんどん使ったら問題がおきてきた。そこに「アンチステロイド派」の意見に長期使用したために副作用が起きてしまった人が乗っかったりして、話がややこしくなった。
①短期使用なら安全性が高い。(あまりに大量だと問題もあるだろうが)
むしろ、他の薬が合わず薬疹が出たりした時ステロイドを使う。
②使用の目安は1ヶ月。3ヶ月を超えると要注意。代謝に影響が出る。
血糖が上がり糖尿病みたいになる
血圧が上がる
脂質異常症(コレステロール 中性脂肪)
易感染症(免疫を抑えてしまうため、感染症に弱くなる)
骨粗鬆症(骨の代謝が良くなりすぎるため まれに大腿骨頭壊死症)
太る(食欲が増す 顔が丸くなる)
胃潰瘍(免疫反応や体のメカニズムを抑えてしまうから回復がスローダウンしてしまうため)
ニキビができやすくなる
白内障・緑内障
血が固まりやすくなる
③皮膚科の塗り薬は安全性が高い
局所に効かすという意味で外用薬にしてある。
ただ、考えなしに強い外用薬を10年も20年も連続して使えば皮膚が薄く
なったり脱色したり多毛になったりはあるが、よほどの場合のこと。
このような副作用があるのは現代医学の常識。「ステロイドがよくない」というイメージで凝り固まっている人がいるのは、むしろ医師とのコミュニケーション不足。ステロイドはよく効くが、医師は最初にいろんなことをよく説明しなければいけない。ステロイドを漫然と使って離脱できなくなり、そのうち担当の医師が変わって・・・とかなったとき、患者側に不信感が生まれる。患者は「もうステロイド使いません」と、アンチステロイドを生んでしまう。
患者側もよく勉強しなければいけない。
「免疫系をリセットする薬」という認識を
・ステロイドがどう効いているか完全に解明されているわけではない
・イメージ的にはパソコンの再起動
・どうしても長期にステロイドを使わなければん貼らないときは、副作用に関する薬も同時に使う
・使うときは使って、きちんとやめる。外用薬も同様
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