3年ぶりの突撃ボランティア 2022年11月2日

ボランティアの話題にたどり着くまで少々長くなります。
(注)ブログ内の実名は御本人から許可を頂いております

<母所属の合唱団で>
山口県に住んでいた母が、父の亡き後、家を引き払いこちらへ越してきてくれてすぐ、合唱団に入りました。
その合唱団もコロナのためお休みが長く続いたのですが、今年の秋、ついに市の文化祭に出場するということで練習が始まりました。
普段の練習のときは合唱団の先生のピアノで歌っているようですが、いよいよ本番が近くなるとピアニストさんとの本格的な練習になります。母はその時が初めてのピアニストさんとの対面となりました。

ピアニストの田中さんが現れると
「田中さんは娘さんに中学校のとき習われたそうですよ」
と合唱団の先生が言ってくださり、帰宅後母から
「ピアニストの田中さんは教え子らしいよ」
と聞かされました。
しかし、名前にピンときません。多分結婚して名字が変わっていらっしゃるだろうということは想像できましたが、お名前の陽子さんの方でも何も浮かんできませんでした。
その後、文化祭の本番も聞きに行きましたが、顔に見覚えはなく、わからないまま話しかけるのはどうも気が引けて、お声掛けもせず失礼しました。

<知らない人からのメール>
11月1日 知らない人から「Sing幾多郎」のメールアドレスにメールが来ました。

西野 真理先生

ブログの「Sing幾多郎」のお問い合わせ先をみて
初めてメールいたします。
とは言っても、「Sing幾多郎」の問い合わせではないのですが・・・。
西野真理先生と、なんとか連絡取りたい!と思って、
こちらにメールしてしまいました。

先生!
大変お久しぶりでございます。
数日前に50歳になった田中陽子と申します。
旧姓は、西村です。
今は、面影も全くないくらい大きく成長しすぎてしまい、
合唱団の方にはいつも、妊婦と間違われています。笑
津幡中学校の合唱部でした。
K先輩やH先輩などと一緒に。
もう、遠い遠い昔の話ですから、覚えていらっしゃらないですよね
でも、私たちは忘れるわけがございません!
先生が津幡中学校にいらしてくださり、
たくさんの刺激を私たちにくださり~
(中略)
話したいことが山ほどあって、
でも、さっぱりまとまらないので、まずはご挨拶まで。
乱文長文をお許しくださいませ。

またいつか、お会いできる日を楽しみに
先生のご活躍を、心から力一杯応援しています!!
田中陽子

いつも思うのですが、昔の教え子からのこういうご連絡というのは本当に嬉しく、遅れてボーナスをもらったような気持ちになります。
特に初任の頃の私は、「穴があったら入りたい」「できるなら生徒の記憶を焼却処分したい」くらい下手な授業、下手な歌を歌っていたというのに、いくらお世辞半分とは言え、こんな風に書いていただいて「ありがたい」以外の言葉がありません。

さて旧姓西村さんとわかりすぐに顔が浮かびましたが、津幡中学校で教えた頃の西村さんはそれはそれは細く、現在の大きく成長された姿(失礼)からは全く思い浮かべることが出来ませんでした。それでも、文章から彼女の声が聞こえてくるようで、楽しくメールを読み終え、すぐに返信しました。

その後メールを2回ほど往復させ、翌朝の今朝、Facebookでも繋がり、そこへ
「美女コンの情報をシェアしていいですか?」
とのお尋ねがありました。
もちろん大歓迎。
できれば大量に余っているチラシももらってほしいと連絡するとそれも引き受けていただけることになりました。
それが朝の6:30頃。

<田中さんの職場へ>
行きましょう!
彼女は現在保育園の園長さんなので、その職場の郵便受けに入れてこようではありませんか。どうせ暇なのですから。

チラシを封筒に入れ、スマホのGoogleマイクマークに
「〇〇保育園へ行く」
と話しかけると、すぐに教えてくれたのですが、なんとそこは3月まで毎週家庭訪問していた、ある生徒さんのお宅のすぐそばでした。こんな近くまで毎週来ていたなんて。

保育園に着き封筒を郵便受けに入れて車を発進させようとしたその時、建物から一人の女性が満面の笑みで登場。きっと田中さんですが、正直顔だけでは判断できません。
車から降りると、田中さんがハグで喜びを表現してくれました。

そのまま立ち話をすること約40分。
そろそろ園児もそろい、お仕事だなと思い帰ろうとしたのですが、
「ここで歌わせてもらおうかな?」
と言ってみるとOK!

<久しぶりの突撃ボランティア>
3年ぶりの突撃ボランティアです。
ご存じない方のために書きますと、何のアポも取らず、ピアニストも連れず、一人で急に行って歌ってくる形のボランティアを私は「突撃ボランティア」と呼んでいます。コロナ前までに100回以上突撃していますが、ここ3年はゼロ。

そこにおいてあった、可愛い猫の絵が書かれた棒をマイクのように持って歌い始めました。
・さんぽ
・まっかな秋
・新時代
・ツバメ
子どもたち、喜んでいるというより、終始不思議なものを見るような目をして聞いていました。

ふと時計を見ると8:40。
今日はSing幾多郎の日。いつも9時から準備しているので帰らないとまずい!

ということでお名残惜しかったのですが保育園を後にしました。
肝心のSing幾多郎はといえば、いつものとおり自主練習日となりました。

<夕方>
田中さんからメールをいただきました。

先生♡

今日はあのあと、職場の盛り上がりようったらもう!

生歌いいよねー
もっと聴きたかったー
今さら、歌ってほしい歌でてきたー
美女ねんけどー
60歳には見えんよねー
きれいすぎるー
声すっごいきれいやー
そばで聴けて感動ー
また来てくれませんかねー
ガーデン…園庭…でライブしてほしいー

まだまだ話はやみません。
(後略)


また歌わせてね。

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