母の介護度チェック 2022年11月11日

2週間ほど前、あと1ヶ月で90歳になる母が
「老人ホームへ入るための介護度のチェックを受けようと思う」
と言い始めました。
このブログを初めてお読みの方のために復習しておきますと、母は父の亡くなった1年後・87歳の時山口県の家を引き払い、私の家から徒歩5分(私の足で)のアパートに引越してきてくれました。
このことだけでも、母がどれだけ元気で精神的にさばけた人間か、だいたい想像はおつきになるでしょう。

他にも現在の母におよそ「老人ホーム」「介護認定」という言葉が不似合いであるかを示すことをあげておきますと
・椅子から落ちて救急車で運ばれることになったときも、倒れたままの状態で私に電話をかけ、到着した私にあれこれ指図した
・お肉をもりもり食べている
・毎日1キロ程度歩いている
・毎日きちんと血圧を測定し、毎日の気温をカレンダーに書き込んだりしている
・合唱団に入って歌っている
・アパート内のそこかしこに、生花を飾っている

そんな母が「介護認定」とか言い始めたので、私は猛反対というか呆れ顔。
「そんなに元気で認定が受けられるはずがない」
と。
しかし母は、私に迷惑をかけないようにとの気遣いでそう言い始めたことに違いはなく
「元気と言ったってもう90になるんだから」
と、介護認定チェックを受けることを譲りません。
しかも、アパートから徒歩5分(私の足で)の場所にある老人ホームを見学に行ってきたというのです。
まあ、好きにすればいいでしょう。
その後私もその老人ホームに行ってみました。
そのホームは自分である程度動ける人が入る有料老人ホームで、自分でその施設からお買い物に出かける等自由です。しかし現在は、コロナのためそれらはほぼ制限されていて、面会も殆どできない状況のようでした。こんな元気な母が今もし入所したら、耐えられるはずがありません。

11月2日
母のアパートに介護認定チェックの聞き取りのために市職員の若い女性Tさんが訪問。私も立ち会うことになりました。
母はTさんの話にテキパキ答え、母からの聞き取り後Tさんは
「大変お元気ですし・・・」
「そうなんですよ。私も入ろうとしている老人ホームを見に行ったんですけど、とても元気な母の耐えられる場所じゃないと思いました」

11月10日
母はアパートから徒歩5分(私の足で)のかかりつけ医・中田内科へも介護度チェックへ行きました。
中田先生から「引き算」「絵を覚えるテスト」など、よくあるチェックを受け、最終的にこう言われたそうです。
「あなたは成績が良すぎて、とても介護認定は受けられません」
それを私に報告する母は、ちょっと嬉しそうに見えました。

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