ブログ「詩と宇宙」の「写詩」を始めて、たくさんの気づき・知らなかった言葉・書いたことのなかった漢字と出会っているのですが、今朝は「ニシムクサムライ」について。
※是非元のsapporo1972さんの詩をお読みくださいませ
http://blog.livedoor.jp/sapporo1972/#:~:text=2022%E5%B9%B411%E6%9C%8825%E6%97%A519,%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA)
「ニシムクサムライ」
この「呪文」、お読みの皆様は当然ご存じでしょう。
そうです「西向く士」と漢字を当て「月の日数が30日(28日)の日の覚え方」として使います。私は小学校で習いました。たしかに先生が
「11を十一と縦に並べて書くと『士』という字になって、これは『サムライ』と読むから・・・」
とおっしゃっていました。そこまで覚えているのに私はこの「ニシムクサムライ」を「2,4,6,9,士」という「呪文」だと思っていたのです。
時が経ち、中学校の教員になり、学級担任としてHRでおしゃべりをしていたときのことです。クラスの誰かが
「年間のどの日が30日かわからない」
というような発言をしたので
「え?小学校で習わなかった?『ニシムクサムライ』って覚えるって」
するとまた誰かが
「そうそう、『西向いてるお侍さん』」
と発言しました。
「・・・え!!!そうなの!!!西を向いている士・・・」
私の頭の中はその瞬間まで
「2,4,6,9,士」
だったものですからその衝撃たるや!
「そうだったんだ・・・『西を向いてる士』という意味を持たせて『ニシムクサムライ』って覚えたんだね」
「先生知らなかったんだ(学級爆笑)」
それでも学級にはそもそもそれを知らなかった生徒が数名いて、私と一緒にそのことを覚えてその日のHRは終わりになりました。
あのときの子たち、「ニシムクサムライ」正しく覚えてるかな?
2 件のコメント:
「詩と宇宙」のブログをやっているsapporo1972です。
「ニシムクサムライ」採り上げていただいて、ありがとうございます。
人の記憶の仕方って、面白いですね。「1192作ろう鎌倉幕府」みたいな
歴史年表の語呂合わせから始めて、「人世人世に人見頃」とか「人並みにおごれや」とか
意味の全くわからんものから何となく意味になりそうなものまで苦し紛れに駆使しながら
記憶するんですからね。
そんな中にあって「西向く士」はなかなか秀逸。しかしそれを単に音の語呂だけで覚える人と
絵まで思い浮かべて覚える人がいる。それも藤沢周平の『武士の一分』的な世界で
俳優はキムタクでみたいな…(笑)そんなことをやっているうちに、肝心の何をおぼえているのかが
わからなくなったりすることもある。
愉快なことです。
sapporo1972様
いつもたくさんの詩を読ませていただきありがとうございます。
しかも最近ではその詩を「写経」ならぬ「写詩」までさせていただくようになり
「一生書くことはなかったはずの漢字」
「一生知ることのなかったはずの言葉」
をたくさん経験させていただいています。
「ニシムクサムライ」
もsapporo1972さんの詩がなければこのようにブログに残すこともなかったでしょう。
これからもよろしくお願いいたします。
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