このお話は何度も書いているような気がしますが、本日YouTubeに「とんぼのめがね」をアップしたのでもう一度書かせていただきますね。(この動画は12月1日に新しいものと差し替えました)
<玄関先リサイタル>
ちょっとした用事で景子さん宅を訪問したときのお話。 玄関先でおしゃべりしていると、そこへ景子さんのお姉さんのお子さんの子供さん、つまり、姪御さんのお子さん、さらにつまり、Googleで調べたところ、大姪さんがあらわれました。 この子はまるで私の子供の頃がこうだったんじゃないかというくらい、物怖じしない元気でおしゃべりな子。 色々おしゃべりしているうちにその子は、 「私は歌をいっぱい知ってる」 と言って、歌い始めた。それが「とんぼのめがね」。 『へえ~アニメソングとかじゃなくて平井康三郎を歌うなんて、幼児教育って意外にちゃんとしてるんだなあ』 なんて思いながら聴いていると、今一つ音程が良くありません。これを 「上手だね」 とお世辞を言って聴いていられる西野真理ではないのです。 「ちょっと音が違う!」 と、4才ほどの子供を真面目に指導し始めました。しかも、 「私、もっと上手に歌えるよ」 とまで言ってしまいました。 すると女の子は 「じゃあ歌って」 と、当然なるわけで、すかさず「とんぼのめがね」を、かなりマジに歌いました。さらに歌い終えるや否や 「本当はもっと大きい声で歌えるんだけど、ここは玄関だからね」 と実力をアピールすると女の子は 「じゃあ、大きい声で歌って!」 私は景子さんの家の玄関の扉を閉め、オペラチックな歌い方でもう一度 「とんぼのめがね」 を歌いました。 女の子はかなり驚いた様子で私に 「どうしたら歌えるの?」 私は真剣に 「訓練です!」 「もう1回大きい声で歌って」 そのリクエストに答えて一瞬考えた私は 「O sole mio」 を舞台モードで歌いあげました。 帰宅後景子さんから 「...あの娘が『どうしたら歌えるの?』と聞いたのはなにか感じるものがあったからだと思います...」 という、最高の賛辞メールが届きました。
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