放りだしてしまわないようにここで宣言させていただきます。
作詩・ティーク 作曲・ブラームス
『美しきマゲローネのロマンス(全15曲)』 作品33
( Romanzen aus L. Tieck's Magelone)
の訳詩を開始します。(現時点では未着手)
<曲について Wikipediaより>
まずは曲の概要をWikipediaから。
ブラームスが作曲した唯一の連作歌曲集。 ルートヴィヒ・ティークの小説『美しきマゲローネとプロヴァンスのペーター伯爵との不思議な恋物語』に含まれる15編の詩に付曲したもので、 歌曲分野におけるブラームスの代表作のひとつ。
原作の『美しきマゲローネ』は古くからヨーロッパ各地で知られた物語。 ドイツでもティークが1797年に発表した『民俗童話集』に収められた物語のひとつとして19世紀まで愛読されていた。 ブラームスも幼いときから本作に親しんでおり、1847年から48年にかけて父の友人であるギーゼマン家に滞在していたときに、 ギーゼマン家の令嬢であるリーシェンとともに本作を読んでいる。 その後、アガーテ・フォン・ジーベルトとの婚約破談後の1861年に既に結婚したリーシェンと再会した折に、 ブラームスは二人の人生の変化と関連して波乱に富んだ人生を送るマゲローネとペーター伯爵の物語を思い出し、 本作の作曲を思い立った。
本作はティークの小説に含まれる詩のみに付曲したものであり、原作の他のテキストは含まれない。 そのため、この歌曲単体ではストーリーを追うことは困難であり、ナレーターによるテキストの朗読を伴うこともある。
ブラームスの連作歌曲集はこれだけだったのですね。
<この作品との出会い>
これまでは
・曲を知っていて、日本語で歌いたいと思った
・CD等で曲を聞いていいと思った
・楽譜を見ていいなと思った
が訳詩の動機でした。
しかし今回は
「特に訳したい曲もないから、なにかまとまった曲集(組曲)があれば、一気に訳す曲が揃うのに」
という、訳す曲を探す手間を省きたいという少々不純な動機でした。
そこで家にある楽譜を見始めますが、今日までに196曲も訳していると有名どころには手を付けていて、単品ならともかく組曲は見つかりません。
そんな時、いつ買ったか全く記憶にない、また普段楽譜を置いてあるところとは別の場所に置かれたブラームスの楽譜を見つけました。
その中にあったのが今回の「美しきマゲローネのロマンス」です。
目次を見ると(右ページ)
「15曲の組曲!」
すぐにこれに決めました。楽譜を見ることも曲を聞くこともなしに。
その後楽譜を見ながらYouTubeで検索して聞き始めると、とってもいい曲ではありませんか!全体が物語になっていて、今までコンサートで歌ってきたシューベルトの3大歌曲やシューマンの「詩人の恋」等と同様に自分で曲と曲の間を上手く語りでまとめながらコンサートで歌えそうです。
<ペトルッチ>
音楽関係者以外の方にペトルッチについてAIの説明を貼り付けます。
IMSLP(International Music Score Library Project)とは、著作権の切れた楽譜や自由利用できる楽譜を収蔵する仮想図書館です。通称「ペトルッチ」と呼ばれています。楽譜のほか、音楽に関連する書籍や事典も一部含まれています。
ここに著作権の切れた多くの楽譜があるだけでなく、それを移調してくださった方がそれをアップしてくださったりもしています。ですから私のように高い声の不得意な歌い手にはとてもありがたいのです。
先ほど家の中で見つけた原調の楽譜は私には高く少々迷いもありました。しかし、こちらで低く移調されたものを発見できたので、これはやるしかありません。
そうそう、ちょっと疑問に思ったことがあるのでチャットGPTに質問してみました。
IMSLPはペトルッチ(Petrucci)という別名でも親しまれています。これは、イタリアの音楽印刷技術の先駆者であるオッタヴィアーノ・ペトルッチ(Ottaviano Petrucci)に由来しています。ペトルッチは、1501年にヴェネツィアで最初のポリフォニー楽譜を印刷・出版し、音楽印刷の発展に大きな影響を与えました。
IMSLPはこの偉大な印刷技術者への敬意を込めて、サイトのサブドメイン名やロゴにペトルッチの名前を使用しています。このため、IMSLPは「ペトルッチ」とも呼ばれ、音楽界では広く認知されています。
<終わりに>
それでは今後、訳詩途中経過等ブログにアップしていきますのでどうぞお楽しみに。
0 件のコメント:
コメントを投稿