第4回平井康三郎声楽コンクール入賞・入選記念コンサート出演(渋谷)&第6回あれやこれおもしろコンサート(高崎)鑑賞 その1 2024年11月27(水)28日(木)

題名が長くてごめんなさい。でもそういう事です。
(※平井康三郎声楽コンクールについては別ブログをどうぞ)

前夜の地震 2024年11月26日(火)
11月26日22時47分。かなりの揺れ(震度4)。もちろん今年元日よりはずっと弱くはありました。でも、さらに強い揺れが来るのではと身構えました。明日の準備も整いそろそろ寝ようかなと思っていた時でしたが、電車運休が気になり、すぐにネット検索。どうやら大丈夫。
その後ベッドに入ってから何度も余震があり、その度目が覚めました。

当日朝 11月27日(水)
10月東京往復3回、11月3回。これまでの5回は全部日帰りでしたが今回は「あれやこれ〜」へ伺うので高崎で1泊します。そのため金沢駅までは宇野気駅から電車の予定にしていました。(駐車場料金節約のため)
宇野気駅発7時26分。彼に「宇野気駅まで送って」と頼んでいましたが、もしまた大きめの揺れがあると電車が止まるかも!と彼には悪いけれど金沢駅まで送ってもらうことにしました。幸い揺れることはなく、新幹線も定時発着。

渋谷・三浦ピアノ
ピアニストの陽子ちゃんはコンクールのピアニストを務めていただき、もちろんこのコンサートも陽子ちゃんに弾いていただくつもりでした。ところが陽子ちゃんは翌日高崎で「あれやこれ〜」の本番。今回のことをお願いすることは少々ためらわれました。しかし、陽子ちゃんの快諾を得て、今日もほぼ1日ご一緒します。
コンサートゲネプロ集合は14時半ですが、やはり練習しておきたくて、12時半に渋谷・三浦ピアノの練習室を予約(こんなことも全部陽子ちゃんにして頂きました)。
私は11時半には渋谷に着いてしまったので、EXCELSIORでカフェラテとミルクレープ。これで同一メニュー3回目です。
そういえば10月~11月の5回の東京、ちゃんとしたレストランに入ったことは一度もありません。でも私の目的は観光ではないのでノープロブレム。このブログもEXCELSIORの窓辺で書いています。通りに見えるのは日本人半分外国人半分。今日は暖かめではあるものの、私はちゃんと厚着。でも外国人男性の3分の1くらいは半袖!なぜ?おヘソ出してる女の子も!以前ネット検索すると「外国人は筋肉量が多くて体温が高い」と書いてありました。でもそんなにあたたかいのでしょうか。

陽子ちゃんと合流し予約の12時半少し前に三浦ピアノへいくと、受付の男性から
「あと10分ですけどよろしいですか?」
あらあら、予約時間を間違えていたようです。
30分延長。料金、陽子ちゃんが払ってくださることに。申し訳ない。

関定子先生のご好意
関先生にはこのコンサートのためのレッスンにもお伺いしました。その時
「コンサート行けないの」
先生、イタリア旅行中(「セキテイと巡るイタリア・ドイツの旅」)なのです。その代わりにと、私からチケットご購入くださって、門下生のKさんに
「あなた行ってあげて」
と託してくださいました。
どこまでもお世話になりっぱなしです。
先生今頃ミラノかな?

13時半 会場集合
電車の遅延で間に合わない方もいらっしゃいましたが、ほぼ揃って控室へ。

14時 ゲネプロ開始
このコンクール、予選から本選まで会場で他の方の演奏を聴けることは全くありませんでした。でも今日は出演者全員会場の椅子に座って、プログラムの順番に歌い聴きます。
最初の人が終わりました。会場から審査委員長の平井先生が出ていらしてダメ出しっていうかレッスン状態。これ時間かかりそう。
いつも思うのは、歌手を目指すような人って小さい頃から
「きれいな声ね」
と言われた人だということ。
どの人もとにかくきれいな声。
その中にあって、それほどきれいってわけじゃなく、少し太めの西野真理の声はある意味コンクールには有利なのかもしれません。

14時50分 西野真理ゲネプロ
と、その前にピアニストの藤波さんから
「ピアノ、全開にしちゃダメかしら」
とご提案を耳打ちされに。
音楽関係者ではない方へ。
ピアノの蓋って、開きますよね。あれ、開ける大きさによって音の大きさや響きが変わるんです。そして、歌い手はあの蓋が背中にあるとそれが反響板の役目になって自分の声がよく前に出てくれるという利点もあります。もちろん大きすぎる場合は開け方を小さくします。
今回は最初から半開だったので、ベテランでこの会場の経験もお有りの藤波さんは提案してくださったのです。
そこでここはおそらくこの歌手の中で最年長であろう西野真理、審査委員長で先程からゲネプロにお付き合いくださっている平井先生に
「試しに全開では?」
とお声掛けしたところ、
「途中で開けたり閉めたりできないので、もし開ければそのまま開けて・・・」
ということで、とりあえず西野真理のゲネプロからは全開で歌ってみることになりました。

歌い終わりアドバイスを頂き客席に戻ると、皆さんこの方がいい、みたいなムード。全開でやることになりました。

ソロのゲネプロが終わったのは16時01分でした。

合唱ゲネプロ
出演者全員で平井康三郎作曲の「ゆりかご」「甲斐の峡(さわ)」「スキー」を最後に合唱します。
久しぶりの歌える方ばかりでの合唱、とても満たされた気持ちになりました。

本番
まあ、普通。
衣装は↓
だって関先生から
「ティアラつけようがどうしようが好きに派手にしていい」
って言ってもらったんだもん。


西野真理今日一番の善行
本番が始まりました。本番が半分以上過ぎると、練習室には誰もいなくなります。
私の出番は前半最後から2番目。
そこで気づいたのです。出番が終わり練習室も空いたこの時間、明日コンサートの陽子ちゃんにピアノの練習をさせてあげられる!と。
「陽子ちゃん、コンサートの後半、練習室で練習してくれば?」
明日のコンサートを控えて本来なら家で練習したかったはずの陽子ちゃんに練習してもらえて、本当によかった。

無事終了
コンサートも記念撮影も無事終わり、皆さんとお別れしました。どの方も気持ちのいい方でとても素敵なコンサートでした。
↓審査委員長の平井先生と

↓楽屋で。左から西野真理
田坂蘭子さん(歌手)
藤波結花さん(ピアニストこの写真を送ってくださいました)
近藤陽子さん(ピアニスト)


改めて感じた幸運
この日改めて思い返したのは、31歳の時、福光声楽セミナーに参加出来たことと、関先生の門下生になれた幸運。イタリア旅行中の堀内さんとの関先生にお礼としてプログラムのプロフィール写真をラインに添付して送信。

武蔵野音楽大学声楽科を特筆することなく卒業。31歳で参加した福光(現在の富山県南砺市)声楽サマーセミナーで実力を思い知るとともに、現在につながる師(関定子・塚田佳男)や仲間との出会いを得て、歌の勉強を再スタートする。‘01年「叱られて」歌唱コンクール第2位‘01年21世紀日本歌曲コンクール第1位‘02年奏楽堂日本歌曲コンクール入選‘03年奏楽堂日本歌曲コンクール第2位。中学校教員を2022年定年退職後は「人生100回」を目指し地域に根ざしたコンサート活動(トークショー付き)を奇数月年間6回開催、オペラ・歌曲の歌唱用訳詩活動、YouTubeへの歌唱動画投稿、FMかほくパーソナリティなど多方面で活動している。
(赤字は事務局さんからのご提案で削除した部分)

↓自分プログラム用に書いたプロフィール


その2へ続く

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