いよいよ「写詩」ご報告、お約束の3日目になりました。
朝から2作品。
1つ目は「ベートーヴェンのアルカイズム」という作品ですが、こちらでご紹介くださった
https://youtu.be/e76ma9n52j0
是非お聴きください。
2つ目は短歌。
写す分量としては詩より少ないのですが、これがもう、凝縮に凝縮を重ねた内容なので言葉のわからないことといったら。
枝先に鼈甲細工のトンボいてその複眼も鱗翅も宝石
お読みの皆様の中で
鼈甲(べっこう)
という字をお書きになったことのある人いらっしゃいますか?
私は初めてですしこれからも書くことはないでしょう。
ですから当然書けないので、小学生が写し絵でもするように書きました。
あとになって
「そうだ!書き順サイトを見ればいい」
と気づいて見たところ、私の書き順とは全く違っていました。
また「トクサ」という植物が出てくる短歌
青々と石炭紀まで透けるごと トクサの時の望遠鏡は
「トクサ」をウィキペディアで調べたところ
表皮細胞の細胞壁にプラントオパールと呼ばれるケイ酸が蓄積して硬化し、砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、砥草と呼ばれる。
ということでした。
誰かに話したくてたまらず、こちらに転載しました。
これで3日間のご報告を終わりますが、明日からもちゃんと続けて、またたまにご報告いたします。
2 件のコメント:
こちらの方も、URLを標示いただき、かたじけない。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲なんて滅多に聴かれない音楽かも知れませんが、
瀕死の病を得てそこから立ち直ったベートーヴェンが「これで又作曲できる、
作曲せよと神がおっしゃっている」と感じて書いたような曲で、ベートーヴェンの
人間らしさと、キリスト教よりももっと古い、素朴な神への感謝の感情が滲み出ています。
ちょっと『第九』の第三楽章に似ていますが、それよりももっと素朴で、個人的ですね。
「鼈甲」や「砥草」についてお調べになった西野さんの相変わらずの勉強ぶりや謙虚さ
については、今時ほんとうに稀な存在と感心しております。
sapporo1972様
ベートーヴェンの弦楽四重奏と言ったら、お恥ずかしいですが
私はラズモフスキーでおしまいです。
素敵な曲をご紹介いただきありがとうございました。
ベートーヴェンは第9を作曲したあとに
「これからだ」
みたいなことを言ったそうですが、それはそうですよね。
まだ55歳位なんですから。
もしベートーヴェンがヴェルディくらい長生きしていたら
どんな曲を聴かせてくれたのでしょうか。
コメント欄でお褒めのお言葉ありがとうございます。
先日読んだアドラー心理学では
「褒めてもいけないし、褒められることを望んでもいけない」
みたいなことが書いてありました。
アドラーの言おうとすることはわかるのですが
なかなか凡人には受け入れ難いです。
だって褒められると嬉しいですから。
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