ホテルのチェックアウトを終えました。
もうあのお部屋には戻れません(涙)
幸い雨は降りませんでしたが、かなり濃い霧の中、音楽堂へ出発です。
今日はマイクロバスには乗らず、自分の車で。
ちょうど駐車場に行った時、昨年までこちらで支配人をされていてとても仲良くしてくださったいた小池さんとお会いし、佐久地方のお味噌をおみやげに頂きました。
帰りにこの地方のお味噌を買って帰ろうと本当に思っていたので、いただいてびっくりしました。
昨日のレッスンで修了コンサートの曲は全て完全4度(ドの音はファになる)上げて歌うことになりました。その調でちゃんと練習したことがないままというのは不安ではありますが、
「こういう体験をしておくのも『歌手』として必要!」
という思考に切り替えることにしました。
私の出番は最後から2番目。
出番を待つの時間の過ごし方はいつまで経っても「これ」という方法が見つかりません。皆さんどのようにお過ごしなのでしょう。今回一つだけ幸運だったのは、愛車ティアナちゃんの中で少し声が出せたことです。慣れない調で歌う不安は、これがなかったらもっと大きくなっていたでしょう。
さあ、ドレスに着替えます。
このドレス、自分ひとりでは絶対着れません。
同じグループの徳子ちゃんとピアニストの松崎さんに着せていただきました。
<本番>
シューベルト作曲 松本隆 日本語詩による
「美しい水車屋の娘」より
1 さすらい 4 感謝 7 焦燥
歌詞を間違えることはありませんでしたが、後でいただいた先生のご講評文から、まだまだ発音が不明瞭であることを痛感しました。せっかく日本語訳で歌おうとしているのにそれがわからなかったら何のために日本語訳で歌うのか意味がありませんから。
~関先生から(一部)~
日本語の発音がもっとわかるはず。H行、K行を強く発音したい。Y,Wの母音をはっきり言ってね。
~青山先生から(一部)~
日本語の内容をしっかり伝えるにはもっと前へ発音を出していかないとちょっと聞き取りにくい印象でした。子音を日本語のとき、前へ前へ かなぁ~
<芸術家・夏目さん>
受講者の皆さんについてご紹介したいことは山のようにあるのですが、プライバシーの観点から残念ですが許可もいただかずに書くわけにいきません。それでも特筆したい方がいらっしゃいます。
名古屋の歌手、夏目さん、80歳です。
この方の歌をただ「天才」とか「お上手」と言うのはあんまり失礼。
個性的で、自分のことをよくわかっていらっしゃって、80歳だけれども新しい歌にどんどん挑戦されています。
「芸術家」
という表現が一番ぴったりかもしれません。
全員の修了演奏が終わったあと、講師の先生方からのご推薦で、夏目さんに
「生きがい」
という歌をご披露いただきました。
芸術で、しかも楽しめました。
左が夏目さん。右はドレスを着せてくださった徳子ちゃん。
さあ、いよいよ最後のランチです。
その3へ続く
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