最後のプチパーティーランチのためにホテルへ戻る途中・・・
鹿です!!!
3日めにもちらっと見れたのですが、写真には残せませんでした。
最終日の帰りに写真に撮ることができてとても幸せな気持ちになりました。
最後のお食事
真ん中の写真・黒いチョコレートみたいなのは「トランペット茸のスープ」だそうです。
ところが予想外に時間が余ってしまったので、
「誰か喋りたい人!」
「はい!」
西野真理にもお話のチャンスが回ってきました。ありがとう!堀内さん。
この場面では、以前からお話ししたいと思っていた30年前の出来事(福光声楽サマーセミナー初参加・31歳のとき)をお話することができました。
それは福光声楽サマーセミナー開講2年目、西野真理初参加の3日目のこと。今も鮮明に思い出すことができます。
3日目の午後には声楽に関する座学が組まれていました。7泊8日の日程中盤でみんな疲れていて、できれば座学はちょっとパスしたいと思う人もいたでしょう。私にもそんな気持ちが無かったとはいえませんが、まあ一応参加していました。
それが始まる直前、何者だか全く知らなかった主催者側の堀内さんとかいう人が会場前方に立ち、
「今、下のカフェでお茶している人がいました。せっかくこんな素晴らしい講座を用意しているのに、お茶してるとは何事ですか!!!」
・・・は???
その時の西野真理の感覚としては、
「このセミナーは主催している音楽之友社の商売。お金さえ払ってくれれば受講しようがお茶しようが、会社には関係ない」
のです。
ところが主催者側のこの堀内さんという人はなんだか本気でおサボりしている人に対して腹を立てている。一体この人はなに?
でも、この場面でこの堀内さんという人の本気さが伝わってきて、私は堀内さんとのお付き合いはそれ以来だと思っています。(その時点で堀内さんは私のことなど全くご存じないはずですが)
その後36歳の時、福光声楽サマーセミナーの中学生向けコンサートで初めて「公的」なステージを堀内さんからいただけることになりました。私以外の出演者は私から見れば「若いプロ歌手」でした。なぜ私がこの中に入れていただけるのか不思議ではありますが嬉しくて、でも、歌う曲となると、「歌手」の皆さんのような曲は無理です。
そこで選んだのは中学生がよく歌う合唱曲「マイバラード」「Believe」、アニメ映画「もののけ姫」、ウケを狙って「ゴキブリの歌」(磯部俶作曲)でした。
そのステージのあと、仲良しののぞみちゃんがこんな事を話してくれました。
「真理さん、コンサートの時お隣に佐藤さんって方が座っていらしたんですけど、その方がね『西野さんって人は決して上手いわけじゃないけど、一番中学生の心をつかんでいたと思う』って」
私は今でも、なにかへこんだときにはこの言葉を思い出して勇気づけられています。
これで解散です。
石川県へ帰ります。
帰途の様子はその4へ続きます。
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