浄書続行とWikipediaへの寄付 2024年4月30日(火)
訳詩浄書12時間 2024年4月29日(月)
関定子先生からのご注文(汗!) 2024年4月29日(月)
防災士グッズ届きましたので・・・ 2024年4月27日(土)
待ち時間訳詩 2024年4月26日(金)
輪島まだら採譜 2024年4月25日(木)
アニー・ローリー訳詩ご提案いただきました 2024年4月25日(木)
倶利伽羅不動尊の八重桜 2024年4月25日(木)
YouTubeコメント欄の書き込みとコンプレックスからの解放 2024年4月25日(木)
横浜2泊3日の旅 2024年4月20日(土)~4月22日(月)3日目
横浜2泊3日の旅 2024年4月20日(土)~4月22日(月)2日目
横浜2泊3日の旅 2024年4月20日(土)~4月22日(月)1日目
井川意高・堀江貴文対談本「東大から刑務所へ」から 2024年4月19日(金)
<Wikipedia情報>
井川 意高(いかわ もとたか)1964年〈昭和39年〉7月28日 2024年現在59歳。
大王製紙前会長。大王製紙創業家3代目(同社創業者・井川伊勢吉の孫)で「ティッシュ御曹司」と称される。カジノで106億8000万円をつぎ込んだ背任事件(大王製紙事件)で有罪判決を受け収監された。このことから「106億円を熔かした男」と言われる。
<ブログに書いてみようと思った動機>
ただし、この本の内容は御本人たちの言葉で、当然自己弁護的要素は強いと思われますので、それらも頭の隅に置きながらお読みくださいませ。
下知識として井川さんの経歴を簡単にまとめます。
大王製紙の3代目。愛媛県育ち。小学校5年生の時、受験対策なんて全くしていなかった状態で代々木ゼミナールで模試を受けたら全国2位。それを見てお父さんが「絶対東大」と言い始め、家庭教師をつけられ中学受験の勉強を開始。小6夏休みの代々木ゼミ夏期講習は帝国ホテル連泊で受講。
<事件について>
捜査した東京地検特捜部は
「これだけのお金が動くのだから、バックに大物政治家がいるんじゃないか」
という読みでの捜査だったようです。
しかし実際は、106億8000万円のお金を本当にほぼ全部ギャンブルで使ってしまったという、それはそれで無茶苦茶ですが、そういう意味では単純な事件。
ただ、井川さん本人は、
「自分の会社が大半の株を持っている子会社からお金を借りたんだから、まさか事件になるなんて思ってもいなかった」
と語っています。これが事件なのかどうなのか、法律的なことは私・西野真理にはよくわかりません。
当然気づきます。逮捕される8ヶ月前に、子会社から息子が20億円の借り入れをしていることに井川さんのお父さんが気づいたのです。
ただ気づくと言っても、元々隠蔽をしたわけでもなく、井川さんが借りたお金として決算書にも載っているのです。
それに気づいたお父さんは激怒します。
井川さんは流石にギャンブルで溶かしたとは言えなかったらしく
「FXで損失を出した」
とお父さんに言ったそうです。
しかし、この点を井川さんは
「週末や休日に社員とつるむなんてことはなかったし、プライベートな時間に何をしているかなんて、秘書にさえ言っちゃいなかった」
と語っています。
<借金返済>
<刑務所生活>
井川さんによると、この刑務所の食事がとてもまずく、その理由としてこの刑務所の運営に民間企業が関わっているからと、次のように語っています。
「民間企業がメシを作るということは、材料費も人件費もできるだけ抑えて、自分たちの利益を最大化しようとするでしょう。なおかつ法務省のガイドラインに従って栄養価はきちんと確保しなきゃならない。だから安い豚肉か鶏肉かの入れ替わりが多くて、やたら大豆ばかり出る」
その点ホリエモンさんのいらした長野県の刑務所のご飯はとても美味しかったそうです。
井川さんは図書工場に配属されます。
受刑者に差し入れされる雑誌や本の中身を全部めくって、中に手紙や金属類が入っていないか調べる作業です。毎日朝から晩までコンビニで立ち読みしているような感じでとても楽だったそうです。
一方ホリエモンさんは虎屋の羊羹を入れてくれる金色の虎が印刷されたあの立派な紙袋の取っ手の紐を通して結ぶ作業だったそうです。
面会は最初の半年は月2回まで。その後は月3回、最後あたりは月5回。1回30分。井川さんのいた刑務所は栃木とはいえ結構不便なところらしく、面会に来てくれるということそのものに感謝していたそうです。
グーグルマップで行き方を調べてみたところ、石川県かほく市からだと北陸道と上信越道を通って、車で休憩抜きの場合6時間20分程。また東京都内から電車で行くと3時間50分。たしかに意外に遠いです。
面会ではありませんが、手紙はとても嬉しいそうです。
<終わりに>
井川さんは本の中でこんなことを語っています。
「3年2ヶ月の懲役刑を終えてしみじみ思うけど、カジノ狂いと特別背任事件が発覚しなければ、私は今頃まだ大王製紙会長を務めていたかもしれない。少なくとも50代前半の若さで経営陣から足を洗うなんてことは絶対になかった。でもね、大王製紙の役員として人生の大半を終える生き方は、果たしてどれほどの意味があるのかと思う。(中略)大王製紙は製紙業界では第3位かそこらの会社。そこの3代目の社長がちょこっとエリエールの事業を立て直したからといって、井川意高の名前はちっとも歴史には残らん。(中略)そんな会社で窮屈な思いをしながら大して好きでもない仕事をやっているよりは、今のほうがよっぽどしあわせだと思う」
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