リヒャルト・シュトラウス「万霊節」訳詩その後 2024年5月30日(木)

まず
リヒャルト・シュトラウス「万霊節」訳詩 2024年5月22日(水)
関定子先生ホームレッスンで東京へドキュメント 2024年5月30日(木)
をお読みください。お読みいただいた前提で進めます。 

関先生のレッスンでリーダークライス作品24全曲を見ていただき雑談になりました。
その時、今回お持ちした新しい訳詩ファイルの中から「万霊節」に先生が目をとめてくださったので、私が少し訳した歌詩で歌うと
「・・・もう少し、『死者が帰って来る』ということがはっきりわかる言葉がほしいわね~。その点中田喜直の『未知の扉』はいい感じよね~」
なるほど。
確かに私は「死」を前面に出すことなく、ぼんやり優しいニュアンスで訳していて、しかも西洋の言葉直訳なので、日本人が聞いた時すぐには意味が伝わらない訳詩になっています。実際訳し始めた時、出だしの
「金木犀」「アスター」
という花の名前。これ、きっと西洋の人はこれを聞いただけで死者をイメージされるのでしょう。でも日本人・・・少なくとも私にはなんのことだかわかりません。もっと正直に書くとこの「金木犀」だって、参考にした訳には「木犀」と書いてあり、金木犀ではなかったのです。でも「木犀」だとすぐにイメージできないのでせめてと思い金木犀にしたのです。

 チャットGPTで調べてみると
  アスターは「思い出」や「追憶」を表す花としても知られています。
  そのため、亡くなった人を偲ぶために用いられることもあります。
















こうなったら、直訳は無視して日本人にすぐそれとわかる言葉を当てはめてしまいましょう。
金木犀・・・アスター・・・→白菊
死者を迎える場所には・・・お線香、祭壇

ということで、改訂版「万霊節」出来上がりました。
でも、前のものも残してあります。お好きな方をお使いいただけるように。
皆様のお問い合わせをお待ちしております。

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