さらば青春の光YouTubeチャンネル「この本誰が書いとんねん!」より~警視庁 公安部 外事課~ 2024年5月28日(火)

 ※この内容は西野真理がパーソナリティをつとめるFMかほくでも取り上げています。その様子は「FMかほくYouTubeチャンネル」でいつでもご覧いただけます。読むより聴きたい方はそちらをどうぞ。

<FMかほく>
☆78.7MHz 西野真理のSing幾多郎(石川県かほく市周辺のみ)
☆ネットラジオ配信(世界中でお聞きになれます)
・毎週火曜日 朝10時:生放送(24分間)
・毎週火曜日 16時30分 毎週土曜日 13時30分 再放送
・YouTube「FMかほく 西野真理 Sing幾多郎」で検索を

今日ご紹介するのは勝丸円覚さんの著書「警視庁 公安部 外事課」

・公安?名前はドラマでなんとなく聞いたことがある
・何をしているかわからない
・秘密のベールに包まれている
・著者はYouTube画面でマスクにサングラス。この名前も本名かどうかわからない
・公安を退職した人
こういう人が「公安」が何なのか教えてくれる本らしい

<勝丸さんから公安の初歩的説明>
勝丸さんは数年前に退職した人で・・・
・私服で潜入捜査
・職場に出勤しない
・名前も本名ではない
・町の中に溶け込んでひたすら情報収集をする
・親族にも仕事のことは言わない
・奥さんや家族には「刑事になった」と言っている
・制服警官ではない
・正直エリート、選ばれし人が来る

<公安の仕事>

・勝丸さんのいたところは公安の中の「外事」というところ
~そもそも公安とは~
 正式名:警視庁公安部
 国民の安全・安心を確保するため、テロ組織や過激派などを取り締まる部署
その中で「外事」は日本にいるスパイや国際テロなどを捜査する課
だから
・外国語ができる人
・基本給は警察官と一緒。しかし、公安の場合は現場に貼り付く時間が長くいわゆる「残業代」がすごく多いので高い。逆に普通の警察官に戻りたくない

<公安のなり方>

・警察官になって所轄の公安になる
・そこで本部が欲しくなるような活躍をすると更に引っ張られてなる
・勝丸さんの場合は、元々英語が話せたあこともあり、警察学校在校中に声をかけられた
 まるで高校在学中にJリーグが決まるような感じ
・在校中にこっそり呼ばれて興味があるかと聞かれた。とても嬉しかった
・でもそういうことは一切喋ってはいけない。もし喋ったらその話はなくなる

<公安に入る適正は?>

・華々しさのない職場なので我慢強い人
・健全な愛国心のある人。「韓国が嫌いだからキムチは食べない」みたいな排他的な愛国心はダメ。人と仲良くなって情報を取らなくてはならないから極端に人を排除する性質の人は向かない。ある程度社交的な人

<変装の仕方>
・その場にふさわしい格好をする
Qバレたことはありませんか?
Aあります。簡単に言えばヘマをしたとき。相手が鋭い人。

Q他の警察官と行動をともにすることは?
Aまずない。一般に紛れているし、もし知り合いの警察官が通りかかっても声はかけない。

Q過去に担当した事件は?
A公安は全てが目立たないというのが基本。事件になる前に潰している。
 退職した偉い自衛官が現職の後輩からテキストブックを集めてロシアのスパイに渡したという事件には少々関わっている。

Qそういう情報はどうやって得るのか?
Aだいたいはタレコミとかネット上で囁かれているとかを収集している班がある。それを分析して現場の自分たちに渡されて捜査になる。

~実際にあったこと~
日本の高級官僚が中国系のパブに行き、好みの女性を聞かれた。「仲間由紀恵」と答えたら、数日後に職場の近く、コンビニ、ファミレスなどに仲間由紀恵風の女性が現れた。その女性といたるところで遭遇する。その若い高級官僚は「これっておかしいぞ」と気づいた。そこで勝丸さんにその事を話した。まずいね、と答え調べると、中国系の留学生だった。その子は元々スパイではないが、雇われてその高級官僚に当てられる。将来偉くなるかもしれない卵にそういう罠を仕掛けておいて、長期計画で弱みを握っておく。偉くなったときに「昔こういう事ありましたあよね」と持っていくため。
結局同僚がその留学生に「こちらではもうわかっているからやめろ」と伝えて終わらせた。

<某大使館で行われていた闇カジノ>
日本では公営ギャンブル以外違法だが、大使館は治外法権。それをいいことにバカラカジノが行われていた。大使館でやっているのでわかっていても入れない。ただ、日本外務省が大使を呼び出したり本国の外務省に言ったりすることはできる。これは自分の出世に響くので大使たちは絶対嫌。事実確認で呼ばれたりすると真っ青。だからすぐ閉じた。
そこには日本在住の台湾や香港、アジア系の大金持ちが参加していた。

Q今やっている大使館はあるか?
A噂はある

<危険な目にあったことは>
カジノ自体は保安課が扱う。自分は大使館と連絡を取るかかりだったので、中にも入れる。しかし生活安全部は外から見ている。だから私が入っていくとき、生活ああん全部は外から見ている、あるいは所轄の保安課が別情報で見てたりするときに、自分は中に入っていく。
すると出てきたときに職務質問される。
「おれはハムだよ」
と答える。公安の公の字を分解してカタカナのハと厶。

<職業を偽るとき>
私の場合は水道屋や電気屋が多かった。マンションや住宅街をメモ版を持って歩く。そこへんにいる水道屋の100人に一人は公安じゃないですか。

<この本を書いた理由>
・先輩から「情報は墓場まで持っていけ」と言われた。でもあまりにも日本がスパイ天国と言われたりやらっれっぱなしだったり、失敗した事件ばかり取り上げられる。たとえば地下鉄サリン事件。でも潰している事件もいっぱいある。もちろん現職の人は絶対言えない。やめた自分なら言える。もちろん状況は変えて書いている。日本に「スパイ活動防止法」という法律がないなかで一生懸命やっている。こういうことを伝えたかった。
・以前新幹線でのテロを未然に防いだことがある。ある中東系のグループが爆発物をマンションで集めて新幹線の先頭車両で爆発させようとしていた。その情報を事前に察知して潰した。


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