ルサルカ「月に寄せる歌」、仮面舞踏会「あの草を摘み取って」訳詩 2024年5月7日(火)

昨日はドボルザーク作曲 オペラ・ルサルカから「月に寄せる歌」、ヴェルディ作曲 オペラ仮面舞踏会から「あの草を摘み取って」の訳詩をしました。

ガッツリ訳詩の最初は
「『詩人の恋』をセミナーに提出した人がいる」
と聞いたこと。
しかし今回のルサルカは、本当に天から降ってきたような選曲です。

昨日の朝
「『花の二重唱』の訳詩も終わったし、しばらく訳詩はやめて、歌の練習に専念しましょう」
などと思っていたのに、つい、次に訳す曲を何にしようかと考え始めました。
その時です、ルサルカが降りてきたのは。
ルサルカについては

・作曲者を知らない
・どんなオペラか知らない
・どんな曲かちゃんと知らない(雰囲気を知っているだけ)
・歌ったことがない
・楽譜を持っていない

これで訳そうというのは無謀ですが、西野真理にはあまり関係ありません。
そこで少しは知識を入れようと思いネット検索。

・ドボルザーク作曲、チェコ語
・ルサルカという水の精が王子様に恋をし、人間にしてほしいと魔女に頼むと、その引き換えに声を失います。でも色々あって結婚するけど、全く喋らないルサルカに愛想を尽かして王子様は浮気。失望してルサルカは~という、アンデルセンの「人魚姫」みたいなお話。でもこれ、「人魚姫」が元だそうです
・コンサートやセミナーで必ずどなたかが歌われる美しい曲という認識。YouTubeで聞きました。やはり美しい曲です。チェコ語なのに皆さんお歌いになりたいという気持ち、わかります
・訳しつつ初めて口ずさみました
・楽譜探さないと

まず楽譜を探してみましょう。
最初にペトルッチという著作権の切れた楽譜無料掲載サイトを見ました。しかし、そこにはスコアが載っていて、知らない曲をここから探すのは大変だと思い断念。
次に楽譜ネット販売サイトを見てみると、すぐに見つかりました。275円。
ダウンロード販売で買いました。

さあ、訳詩開始です・・・とその前に、あと少しになっていたヴェルディ作曲・仮面舞踏会の「あの草を摘み取って」を完成させてしまいましょう。この曲は関定子先生が6月に主演されるオペラで、その勉強のつもりでこの中から3曲訳しました。
オスカルのアリア「どんな衣装か」
ウルリカのアリア「地獄の王よ」
そして関先生が演じられるアメリアのアリア「あの草を摘み取って」
上の2曲は2024年3月には完成していましたし、アメリアも途中までは完成していました。途中までというのは、訳そうとした時点でアメリアのアリアの楽譜が手に入らず、今度「仮面舞踏会」に出演される小林さんならとお問い合わせし送っていただいたものの、それには本格的な歌に入る前の部分がなく、そこを訳せていなかったからです。

そこで、その部分だけのためにヤフオクで「仮面舞踏会」のスコアを購入。
この楽譜がまさかの幸運。この中古の楽譜を売りに出した方は、おそらくこのオペラに出演されたのでしょう、丁寧に全部の日本語訳を書き込んでくださっていたのです。おかげで先日楽しくスコアを見ながら全曲鑑賞することが出来ました。知らないどなたか、ありがとうございます。

「あの草を摘み取って」訳詩完了。

いよいよルサルカです。
まずはダウンロードした楽譜を見ながらYouTubeで探した歌唱動画鑑賞。
すると、あれ・・・?この音、違うんじゃない?という音符が一つ。歌い手さんの間違いってこともあるので、別の動画も見ましたが、こちらも同様です。
とりあえず手書きで訂正して、その旨販売会社にメールしておきました。

歌詩の大意は
「空に光るお月さま、私の気持ちを彼に伝えて!それまでどうか消えないで」
こんな感じ。

訳詩を始めてからというもの、時間が経つのが早い!朝始めたのにもう11:30です。
15時ころ一応完成。
でもこれ、必ず歌ってみなければなりません。紙の上と音にしたときって微妙に違うんです。
ピアノ部屋に入りました。
やっぱり歌ってみてよかった!何か所か不都合な部分を発見。
リズム譜を修正して、詩だけのものをワードに書いて、PDFファイルに変換してコンプリート。
そしてそのことをFacebookに投稿しました。岡本太郎の鯉のぼりとともに。


















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