さらば青春の光YouTubeチャンネル「この本誰が書いとんねん!」より~偉人の年収~ 2024年5月26日(日)

※この内容は西野真理がパーソナリティをつとめるFMかほくでも取り上げています。その様子は「FMかほくYouTubeチャンネル」でいつでもご覧いただけます。読むより聴きたい方はそちらをどうぞ。
<FMかほく>
☆78.7MHz 西野真理のSing幾多郎(石川県かほく市周辺のみ)
☆ネットラジオ配信(世界中でお聞きになれます)
・毎週火曜日 朝10時:生放送(24分間)
・毎週火曜日 16時30分 毎週土曜日 13時30分 再放送
・YouTube「FMかほく 西野真理 Sing幾多郎」で検索を

ここ数ヶ月よく見ているYouTubeチャンネル、それはお笑い芸人「さらば青春の光」さんの「この本誰が書いとんねん」


























・たまたま見つけた
・目の付け所が面白い
・私は元々変わった人の話を聞くのが好きで、このチャンネルはそんな人で溢れている
・中にはかなりアダルト向けの内容もある。しかし、そんな内容なものも、筆者はかなり真剣に取り組んでいて興味深い
YouTube動画ではさらば~のお二人がその著者を招き、著者ご自身から本の内容をお聞きするというスタイル。言ってみれば夏目漱石をよんで「吾輩は猫である」について聞くようなもの
・私は実際このYouTube動画を見て本を買った

今日ご紹介するのは堀江宏樹さんの著書「偉人の年収」

偉人たちの金銭事情を現在の日本円に換算し、「お金の使い方」「お金の稼ぎ方」まとめた1冊。

<YouTubeを見ながら書き起こします>

登場した堀江宏樹さんは自称「歴史エッセイスト」これだけでも歴史マニアなんだなということがわかる。
堀江さんに言わせれば
「歴史作家は小説を書く、歴史研究者とも違う、歴史のデータとデータを繋いでストーリーを作っている。事実をベースとして真実を探っている。探偵みたいなもの」

 藤原道長と徳川家康が日本の2トップ

 ~藤原道長~

何千億の世界。しかも非課税。上流貴族はなぜそれだけ稼げるかと言うと、当時貴族は朝廷に仕えていて、国から給料をもらうはずだった。しかし、当時は国の予算が少なく、年間数億円と言われる給料が払われなかった。本当は国自体が農地から上がってくる税金で支払わなければいけないがそれが出来なかったので、農業収入が期待できる土地つまり荘園の私有権が与えられて、そこからの利益をもらっていた。

道長の場合は日本中に荘園があったので、土地から上がってくる農業収入や、金山の収入などがすべて非課税で入ってっきた。

道長の有名な歌
「この世おば 我が世とぞ思ふ 望月の欠けたることもなしと思へば」
これは飲み会の席で言ったもの。本人は文章に残していないけれど、周りの人が書いて、今も残っている。

 徳川家康~

日本中の土地が自分のもの。農業収入だけで1000億円くらい。金山銀山、漁港の貸賃で毎年4000億円の稼ぎ。

~チンギスハン~

凄まじい広さの領土を持っていたと言われるが、チンギスハンの領地は砂漠などあまり収入にならない土地が多い。

~クレオパトラ~

エピソードとして「真珠のイヤリングをお酢に溶かして飲んでみせた」というのがある。これを換算すると116000万円。これをローマに見せつけてエジプトに舐められないようにした。

宮沢賢治~

お金がなくて物々交換もしていた。ただし彼は実家が大地主で質屋もやっていてお金もち。お父さんからもらったお金で春画も買っていた。その量は床から30cmの高さまであった。~

~ゴッホ~

生涯収入は約24万円。弟に養ってもらっていた。

~ファーブル~

昆虫記のファーブルも昆虫学者では食べていけなくて学校の先生だった。当時の先生の給料は少なく、年収100200万。

~宮本武蔵~

貧乏そうなイメージがあるが違う。彼は自分が日本一の剣豪だと思っているからそれにふさわしいお給料を払ってくれる人のところへ行きたい。熊本藩のお抱えになって年収3000万円くらい。家臣というよりは細川家のゲストという身分。晩年は芸術家として絵を書いている。現在その絵は熊本の美術館にある。

~二宮金次郎~

農民から武士の家に入るくらい頭が良かった。苦労して賢くなって成り上がった人。

モーツァルト~

極貧で死んでいる。初期はとても稼いでいたが30代になると人気が低迷。それでも1000万円近くを稼いだ。ギャンブルで。ギャラが入るとそれをギャンブルに注ぎ込んだ。

~新選組~

フリーランスの自警団。雇ってくれている人の指示で暗殺。それが成功するとボーナスをもらえた。近藤勇は月収500万円。平のメンバーでも月収100万円。

~西郷隆盛~

人気があった。明治新政府は人気がなかったので、辞めたがっている西郷隆盛を留めるために1億円の年収+2億円の年金を与えた。

~坂本龍馬~

結構稼いでいる。当たり屋的なことを船でやっている。自分の舟を紀州藩の大きな船にわざとぶつけて、お金を得ている。幕府側から見ると少々汚らわしい。倒幕側から見るとヒーロー。大河ドラマなどでは美化してある。

~福沢諭吉~

「学問のすすめ」で22億円稼いだ。だから大学を作ることができた。 

~樋口一葉~

パパ活で稼いでいる感じ。毎月15万円位を複数の男性からトークだけでもらっていた。 

~菊池寛~

文芸春秋社を作った人。博打にのめり込む。
「博打は使っては行けない金に手を出してからが本当の勝負だ」と言っている。
とても稼いでいるが使ってもいる。

<最後に筆者の言葉>

・お金は怖い
・偉人だってお金に翻弄される

 

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