デカルトによる修練の哲学・番外編 2023年6月25日(日)

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「デカルトによる修練の哲学・津崎良典 ・・・を聞きに行きました②」
をお読みになってからでお願いします。

<哲学館を出て>
講座が終わり、哲学館を出て駐車場へ向かいました。
普段ならエレベーターを使ってそこまで行くのですが、先日の雨で外にあるエレベーターが故障しているので、皆さん歩いて哲学館の階段状のお庭を降りていきます。



↑この写真の階段を降りていたときです。
一人の女性から声をかけられました。
「先ほど質問された方ですよね?」    
「はい、そうです」
女性は(このあとAさんと記述します)
・私は今、素晴らしい先生に習っている
・先程の質問の答えになれば
というようなことを話しかけてくださったのですが、直射日光も強く暑く暇だったので
「記念館のカフェでお茶でもしますか?」
と提案し、ご一緒することになりました。
二人で記念館へ戻り始めると、もう2人一緒にいらっしゃいました。

記念館へ入ったところで、以前内灘中学校でお隣の席だったMさんとばったり。
「昨日も来てた?なんだかMさんに似てるなって思ってた」
「ぼくも、西野先生だなって思ってたんですよ。赤い車ですよね?」
ということでMさんもご一緒に、5人でお茶することになりました。

全員クリームみつ豆を注文し、わたしもMさんもその3人とは初対面なのに、一応哲学つながりでそれなりに話は弾みました。
Aさんは富山県の人であること以外最後までご自分の名前を名乗られることはありませんでした。もうお二人のうち一人は山梨県出身で石川県在住、もうお一人はかほく市の木津在住のKさんということでした。
Aさんはしきりに
「素晴らしい先生が」
「世界中の人がその先生の教えに触れれば」
「宗教とかじゃなくて」
みたいなことをおっしゃるので
「何という先生ですか?」
とお聞きしたのですが、なかなか答えてくださいません。
このあたりからだんだん、私の管轄ではない方ということがわかってきました。
やっとAさんがその先生を
「オウ先生」
と教えて下さいましたが、この時点で私はきっぱり言いました。
「申し訳ないですが、宗教とか自己啓発セミナーとかに私は全く興味が有りません。そこのところは、はっきり線を引かせていただきます。先程の質問で私が『私にもありますが『感得できない人」はどうすればいいのですか?』と聞いたのは、私が悩んでいるからではなく、デカルトが何かしらその方法を述べているのか知りたかったからです。私は転んでも、『これって幸運だったかも』と考えられるほど超楽天的人間ですので」
これを聞いてAさんは、私を誘っても無理だなと理解されたようで、その後3人で帰っていかれました。

しかし幸運だったのは、まさかのMさんとお茶することになったことです。
そもそも、Sing幾多郎に参加者がいらっしゃったらこの講座に参加していませんでしたし、エレベーターが故障していなかったらAさんに話しかけられることもなく、記念館に戻ってMさんに会うこともなかったはず。
Aさんには申し訳ないですが、私は救いの手を差し伸べられるような人間ではない、強運の持ち主なのです。

<Mさんと>
さて、Mさんと二人になってから話の弾むこと弾むこと。
まずはMさんの簡単なご紹介。
・体育の先生でバスケットが専門(全国レベル)
・順天堂大学出身
・私とご一緒しているころに結婚し、お子さんもお生まれになった
・金沢市内在住
・私より3~5歳位年下かな

Mさんとお話していると、当然ですが知らないことばかり。
なんとMさんは3年前(2020年)に早期退職し、スポーツ理論を構築しようとMさんの出身大学の大学院の学生なのです。ある意味コロナは彼にとっては幸運で、大学院の授業はズームになり石川県に居ながら大学院生を続けることができていて、子どもさんとの時間も持て、仕事を持っている奥さんにかわって夕飯作りはMさん担当だそうです。
「仕事を辞めることを色んな人に相談したけど、一番いいにくく、最後まで言えなかったのが彼女にだったんです。だけど言った日の夕飯にケーキを出してお祝いしてくれたんです」
なんて素敵な。

Mさんはスポーツ選手のメンタル関係のことやトレーニング関係のこと、その中でも
「ボトムアップ」
といって、上から指導を押し付けるのではない方法を構築中なのだそうです。それも一人ではなく、Mさんがブレーンで、外に出るもう一人のアスリートとの共同経営(?)。Mさんは理論派なので、きっとうまくいきそうです。

家に帰ると14:30。哲学講座は12時ころには終わっていますから、かなりの時間Mさんとお話していたことになります。

今日の楽しい時間を与えてくださったデカルトとAさん、どうもありがとう。







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