青山先生の「サーカス」はなかなか興味深く聞きました。この中原中也の「サーカス」の詩、読んでいても今ひとつピンと来なかったのですが、青山先生が最近知り合われたという次郎丸さんという作曲家さんが、いい感じに曲をつけていらっしゃいました。これからたくさん歌われるようになる気がします。
松井先生の「くるみの木」「きみは花のように」は「ミルテの花」で訳詩に取り組んだので、興味津々で自分の訳詩楽譜を見ながら聴かせていただきました。先生の歌も小林美智さんのピアノも素敵で文句なし。私の訳詩を頭の中で流しながら聴きましたが、音の流れに関しては違和感なく訳せていたようでほっとしました。
最後にアンコールとして
「会場のみなさんとご一緒に『早春賦』」
楽しく一緒に歌い始めたら関先生が舞台から私を見て
「プロンプ」
「?・・・ああ〜」
すぐに客席からステージにあげて頂き、プロンプ(歌詞先出し)係させていただきました。
出演者気分を味わわせていただいた楽しい場面でした。
実はこの役目、ちょっぴり自信ありました。なぜかというと、私が故・畑中良輔先生に音友ホールでなぜか突然それをさせられ、終了後
「うまいね~」
と褒められたから。畑中良輔先生にみんなの前であんなにはっきりお褒め頂いたのは多分あの時だけ。
ピアニストの皆さんのホッとした姿
その11に続きます
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