還暦の赤面 第2弾

大変優秀な教え子Hさんから手書きのお手紙をいただきました。
以前ブログで
「退職祝いのお花を頂いた」
ということを書きましたが、その送り主です。

そもそも、手書きでお手紙を書いたことなど、私はもう20年以上・・・もっとありません。
書き間違えますから。
30年ほど前(?)に今はなきワープロが登場してからというもの、お手紙を含め文章を書くことがどれほど楽になったかわかりません。
それなのに今日のHさんからのお手紙は便箋3枚に渡る美しい手書きです。
私には無理です。
もし書くとすれば一度ワードで書いて、それを清書するという方法でしょうか。
しませんけど。

さて、Hさんからのお手紙には近況報告の他に、過去に私がHさんの担任だったときのことがたくさん綴られていました。
読みながら赤面です。

①「・・・先生はまさに恩師であり・・・様々なお話を・・・」
   いえ、たしかに様々なお話をしました。
   あの頃はコンクールを落ちまくっていた時でしたよね。

②「・・・ペン習字の『続ける』ということ・・・」
  これも申し訳ない。私自身がペン習字を続けていないのですから。
  これは何かというと、その時たまたま買った、薄いペン習字帳冒頭の著者の言葉。それを学年集会でお話したことがあります。
「だんだん上手くなるということはない。やってもやってもうまくならなくて、ある日突然うまくなる。でもみんな、その日が待てなくてやめてしまう」
これは確かにいい言葉です。しかし、この言葉を覚えている生徒は多分Hさん一人。
だから今の彼女があるのです。

③Hさんをある会の代表として、作文を読む役を言い渡した時のこと
「・・・人前で作文を読むなんて絶対無理だと思ったのですが先生に、『練習すれば大丈夫だからやってみよう』とサラッと言われ・・・」
  ~あ~~~~きっと優秀なHさんに軽く押し付けたんだろうな~~~。
     Hさん、嫌だったんだなあ~~~~

現在2人目のお子さんで育児休業中のHさん。
大変な日もあるけれど、育児休暇やいろいろな制度をしっかり使い、理解あるご家族の手も借り、選ばれた人にしかできないお仕事、是非続けてくださいね。
私も一度はHさんのお仕事中のお姿を拝見したいなあ~と思っています。
そして、Hさんが退職されたときには、お花をお届けしたいです。
そしてその時、私もまだ歌っていたいです。


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