FM初放送前日の地味な努力 2022年4月5日(火)

皆様おはようございます。
現在2022年4月5日 4:08です。
初FM放送のため緊張で目が覚めたのではないことはこのブログをお読みの方はご存知ですね。そうです「老人性早朝覚醒」。中高年では眠りを維持する力が低下するようになり、早朝覚醒が起こりやすくなるのだそうです。でも、それが顕著になるのは「高齢者」であるとネット上にはたくさん書いてあります。
まあそれでも、ネットで見つけた次の文章が現在私のお気に入り。

  早朝に目が覚めてしまっても、無理に寝ようと思わないことも大切です。
    思い切って布団から出て、有意義な朝を過ごしましょう。
     眠れないのに寝床にとどまることは、かえってストレスになってしまいます。

そのとおり!
ですから私は早く起きてせっせとブログを書いたりFMの台本を作ったり練習したり猫が来ないかなあと外を見たり楽譜の整理をしたりお気に入りのYouTubeを倍速で見たりパンを焼いたり食器を洗ったりアイロンを掛けたり次に撮影する曲の選定をしたりしています。

さて昨日ですが、早朝から地味にFM放送用の努力をしていました。
バックミュージックの選定です。
放送のノウハウなんて何も知らないのですから、設置者の新江さんの言葉に従うのが最も正しい方法。
「プロの言うことを聞く」
と言うのは、私が結構大切にしていることです。

今回放送させて頂くにあたって様々なことを一気に教えていただいたので全部は覚えていませんが、中でも
・喋っている間、バックミュージックをずっと流していたほうがいい
・バックミュージックはここにCDが用意してあるからその中から好きなものを選べばいい
というこの2つは、守るべきことだなと認識しました。

しかし、やはり音楽に関わる仕事をしてきた私としては、バックミュージックの選定ということには少々こだわりたいという気持ちがあり、できれば自分で用意したいと先日のリハーサルの日までに用意しました。
メンデルスゾーンの「無言歌集」からです。
大好きな曲だということはもちろんですが、たくさんの曲がありますから、その中にバックミュージックとしてふさわしいものもあるだろうというのが私の考えでした。

リハーサル日までになかなかのものを準備できたと自負してリハーサルに臨みました。
しかし・・・
バックミュージックの必要条件として
「音量が一定であること」
があげられますが、クラシック音楽の場合、どうしても強弱が強めについていたり急に高い音が出てきたりと音量の変化がいわゆる「音楽」として聞いているときよりずっと大きいのです。
リハーサルをしながら
「だめだな・・・」
と感じてはいました。
しかしその後それ以上の曲が思いつかず
「放送中おしゃべりしながら、高い音になりそうなあたりで音量を下げればいい」
なんて考えていました。でも、あと1日という昨日になって、そんな乱暴なことをしてはいけないなと考え直し、改めて選曲を開始しました。もちろんだめなときは素直に新江さんが用意してくださっているバックミュージックを使えばいいのですからその点はとても気楽です。

早朝から家にあるなんとかなりそうなピアノ曲のCDを次々聴き始めました。ベートーヴェンやプロコフィエフは最初から候補に上がりません。音量変化が大きすぎますから。










まず候補に上がったのは先程のメンデルスゾーン。これの中から4曲、音量変化の少ないものを探し当てました。
次に目をつけたのはモーツァルトのピアノソナタの2楽章でした。結論として全部だめでした。2楽章はどれもゆっくりで音量変化が少なくいいんじゃないかと思ったのですが、それはピアノ曲として聞いている場合のこと。やはりバックミューミュージックとして考えた場合想像以上に変化がありちょっと驚きました。
最後はフィンランドの作曲家パルムグレンのピアノ曲です。
これも想像以上に音量変化がありましたが、こちらからも4曲探すことができました。

そんな努力が報われるかどうか。
放送終了後のブログをお楽しみに。





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