「ゆず」と言っても柑橘類の柚子ではなく男性ボーカル二人組のあの「ゆず」のお話です。
以前からこのお二人の歌のうまさや曲の素晴らしさは知っていましたが、昨日夜のテレビ番組(フジテレビ「千鳥のクセがスゴいネタGP」)でさらに驚愕しました。「バラエティ番組での自作曲バラエティ寄せ」です。こんなこと、ただ歌がうまいだけではできません。確固たる自信と少々のことには動じない寛容さとバラエティ番組に対するリスペクト。
最近テレビ業界はYouTubeに押されたりして大変だと聞きますがこの番組は久しぶりの快挙だと思います。どれだけの方が見てくださっていたでしょうか。私も偶然見たので録画もしていません。もう何回でもみたいです。もしかすると誰かがYouTubeにアップしていらっしゃるかもしれません、探してみましょう。
ありました!(2022年4月7日放送)
「ゆず」も「狩野英孝」もご存じない方のために少し説明しましょう。
白いふわふわを付けているのはお笑い芸人の狩野英孝です。
彼は歌が好きで、コンサート活動(?)もお笑いに交えてしているのですが、その歌がうますぎず、しかもアレンジを勝手に加えます。アレンジと言っても高度なアレンジではなくあくまでもコード進行の中で動いて、しかもちょうど笑える感じのアレンジを加えます。そのあたりが流石お笑い芸人です。
その狩野英孝が「ゆず」の名曲「栄光の架橋」(選曲はこの曲がオリンピックにも使われた名曲というだけでなく狩野英孝の「英孝」ともかかっているところがすごいです)をいつものように勝手なチープアレンジを加えたものを番組で歌ったものを偶然「ゆず」が見ました。すると「ゆず」はそれを逆手に取ってチープなアレンジをお笑いを損ねないギリギリの線で完璧に作り上げ、しかも「ゆず」の方から出演を依頼してこの番組のコーナーが作られたというのです。まあテレビなので演出的話題作りかもしれませんが、演出だったとしても、その演出自体楽しめます。
久しぶりに笑えて感動しました。
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