ウクライナ情勢を読み解くヒントの一つ「地政学」 2022年2月28日

 西野真理ごときがウクライナ情勢なんて最初から語れるわけはないのです。
そこで何を書くのかと言うと、
「なぜここでこんなことが起らなければならないのか?」
ということのキーワードの一つになりそうな本を昨年読んだので、その本のご紹介。



「地政学」
です。
一言で、いえ、二言で言いましょう。
・ヨーロッパは半島である
・半島の付け根にある国は、いつもひどい目に遭う

この本を読んでいたので、今回のウクライナはまさにそれだな、と感じました。

中学生の合唱曲(卒業式の歌に寄せて)2022年2月27日


 2022年コロナ禍での津幡中学校卒業式は3年生とその保護者だけが参加する形となりました。(在校生の参加は送辞を読んでくれる1名だけ)

コロナまでの卒業式練習は音楽の先生大活躍の場。目立ちたがり屋西野真理の最高のステージでした。しかし、この2年間は卒業式練習どころか、全校集会での校歌斉唱なし、文化祭合唱コンクールなし、そもそも音楽の時間に歌っちゃだめ。もちろん「音取り程度の歌唱」は許されてはいましたが。ですから「大きい声で」などという発言をすることは一切ありませんでした。 ですから、「卒業式に歌はないな」ということは前々からわかってはいましたが、一応音取りくらいはして、もしもOKになったときに備えようと作戦をたてました。それが今回のこれです。 実はずっと前から思っていたのです。 「中学生の合唱は、男子主旋律、女子副旋律がいいんじゃないか」 ということを。 そこで、7~8年前からは実際にそういう風に合唱曲の楽譜を編曲して歌わせてきて、私としてはうまくいったと思っています。 そもそもみんな旋律が歌いたいのに、変声期で声の不安定な男子生徒がいつも副旋律を歌わされ、結果として合唱コンクール前になると、女子の不満が爆発し 「男子が歌いません!」 みたいな学級のトラブルになります。 しかし、こうしてからはその心配もなく、声の大きい男子が主旋律を歌ってくれることで音楽がしっかりしました。 さて、卒業式ですが全校生徒で歌う 「旅立ちの日に」 はコロナの前、1年生のときから1年生も卒業式に参加していた関係で指導済だったのでOK。 問題は3年生だけで歌う曲です。 卒業式の歌がどうなるかわからない2学期下旬、私は 「なるべく簡単な短い曲を、混声2部・男子主旋律でやろう」 と決め、選んだのが今回の曲でした。 画面に偉そうに「編曲・西野真理」なんて書きましたが、男子パートに旋律を全部入れて、覚えにくい副旋律はほぼカットしただけです。 そしてこの動画の本当の目的は、3月1日から自宅待機となる津幡中学校の3年生に、受験勉強の合間にちょっとこれを見てもらって、卒業式までに覚えてほしいということです。 「みんな勉強頑張って、時々歌も歌ってくださいね」

選択の多いたこ焼き屋 2007年の作品

 美女エッセイPART7 2007年の作品です

選択の多いたこ焼き店


 1パック380円のたこ焼きを買いに行った。
 「たこ焼き3つください」
 「8個入りですか?10個入りですか?」
 「8個入りで」
 「お持ち帰りですか?」
 「はい」
 「しょうゆ味とソース味どちらになさいますか?」
 「1つはお醤油味で2つはソース味でお願いします」
 「青海苔おかけしますか?」
 「はい」
 「鰹節おかけしますか?」
 「はい」
 「マヨネーズおかけしますか?」
 「はい」
 「マヨネーズはカラシ入りとカラシ無しどちらになさいますか?」
 「カラシ入りでお願いします」
  ふぅ~~~~~~~~。

神津カンナさんに会う!(美女エッセイPART13 より)2015年の作品

 これは美女エッセイPART13 2015年の作品です

神津カンナさんに会う!

4回竹多文学賞

コンクールを卒業してから「敗退」とは縁遠くなっていたが、ある日「発見」した「第4回竹多文学賞」にエッセイを応募してみたところ見事に敗退。出品作は、明石康さんのパーティーで歌ったあの「史上最高の突撃ボランティア」。

応募の動機は2つ。

1つ目は、ひょっとしたら優勝して30万円もらえるかもしれない。

2つ目は、審査員の神津カンナさんに会えるかもしれない。

1つ目はもちろん×。

2つ目は○!

 <お知らせ>

10月初旬に届いたお知らせの本来の目的は

「あなたは落選しましたよ」

の通知だが、その下のほうに

1119日に表彰式の後で講演会と懇親会があるから、落ちた人も来ていいよ」

という内容が丁寧に書いてあったので行くことにした。

場所は「しいのき迎賓館」。

まだ足を踏み入れたことはないが、旧石川県庁を改築した素敵な会場である。一度行ってみたかったんだ!

しいのき迎賓館は

表(大通り側)から見ると上の画像・・・もとの県庁の感じをそのまま保存

裏(これ、裏かな~、両面表ってことにしよう)から見ると下の画像・・・ガラス張り



<竹多文学賞とは>

よく知らないで出した「竹多文学賞」だが、これを書くために、改めてよく調べてみると次のように書いてあった。

石川県教育文化財団では、竹多為治の遺志を継いで創設した「竹多文学賞」を開催、小説、随筆、児童文学作品を募集。応募資格は石川県内在住者および石川県に縁のある人。

ついでに「竹多為治」でネット検索してみたが、1902年にお生まれになり1980年に他界された実業家であること以外、何も見つからなかったが、その後いただいた本によると、竹多為治さんは

石川県美川町生まれ。撚糸業で成功したがその後撤退し、伊豆開発に。財産のほとんどを石川県や美川町のために生かして生涯を終えた。

立派な方である。

 <参加準備>

・名刺

・美女エッセイPART12

 <道徳副読本のカンナさん>

懇親会前に行われる講演も私は楽しみだった。なぜなら、今までに道徳の副読本で読んだカンナさんの文章「木箱の中の鉛筆たち」が、私の中では副読本のお話第1位だからである。お話もお上手に違いない。感性もきっと私と合っているはず。


ちょっと(相当)人(副読本)の悪口になるがお許しいただきたい。

学校で使っている道徳の副読本だが、内容が悪いというわけではないが、道徳って、目指す価値観は最初からわかっている。

「強い意志を持とう」「挨拶をしよう」「人に親切に」etc.

これらを長々と文章にされてもねえ~という感じは、教える側にも教えられる側にも見え見え。文章を読む意味が感じられないものがほとんど。あらすじを伝えればそれでよかったり、そもそも文章が良くなかったり。

例えば

「明かりの下の燭台」

という題名のお話。大口たたけば、私はこの題名だけで授業ができる。

しかし、カンナさんの書かれた文章は違った。最後まで読む価値がある。

「木箱の中の鉛筆たち」の内容を簡単に書くと…

カンナさんが、物書きとして生きていくかどうか悩んでいた時、作曲家である父:神津善行さんに「なぜ音楽の道を志したのか?」とお聞きになったその内容。

お父さんは昔、学校の先生に音楽の才能があると言われ、その気になって音楽の道を進んだ。大人になって同窓会でその先生に会ってそのことを話すと、「戦争中だから、体の丈夫そうな子を選んだだけだった」と真相を告げられ、そこから本気になって勉強を始めた。

 あらすじを書くとたいしたことなく感じられるかもしれないが、短いけれども読みがいのある素晴らしい文章。中学生の道徳の教材としてもぴったりだし、それでいて、大人にも十分読みごたえがある。

 <カンナさんの講演から>

お知らせに従って、14時からの講演会に間に合うように10分前には到着したはずだが、表彰式が早く終わったらしく講演会はすでに始まっていた。

カンナさんの講演はとても楽しく、興味深いものだったが、この内容、カンナさんはまだ文章にしていらっしゃらないようなので、

「私が自分のエッセイに書いていいですか?」

とお聞きしたところ、

「どうぞ!」

ということだったので、書きます。

 

・将棋の羽生名人からカンナさんがお聞きになったお話

 将棋もチェスもインドのチャトランガがもとになっている。しかし、インドから東へ向かうと、その国に合わせて微妙に変化するが、西へ向かうと中東あたりまでで変化は止まり、ヨーロッパではチェス1つ。このあたりにEUで一つにまとまれる秘密があるかもしれない。

  また、将棋も囲碁も必ず勝敗が付く、つまり、引き分けというのはないが、チェスはある。しかも話し合い(駆け引き)。

例えば、いつもは負けるはずのない相手に負けそうになっているとする。もっと先へ進めば逆転もあるかもしれないが、万一負けたら困る。こういう時、「ここらで引き分けにしておきませんか。その方がお互いいいんじゃないでしょうか」などと持ちかけて、引き分けで終える。

弱いはずの相手も、もっとやって負けで終わるより「あいつと引き分けた」という方がカッコいいかもしれない。

 こういうことからも、「平和」に対する考え方が違う。日本では勝敗が付いたらそれで「後腐れなく」となるが、ヨーロッパでは「平和」は争いと争いの間。(…こういうおっしゃり方ではなかったような気がするが、西野真理はそう理解した)


・「・・・よね」について

 最近テレビでアナウンサーが「○○ですよね」という言い方をする。これは「○○です」とは違い、相手に同意を求めている。これを批判するつもりではなくて、なぜ今こういう言い方が主流になっているのか考えてみたい。(…これもこういうおっしゃり方ではなかったような気がするが、西野真理はそう理解した)

 

・テレビの字幕について

 映画の字幕や聴覚障碍者のための字幕ではなく、マスコミ側が強調したいところにだけ勝手に字幕を入れる。時に、笑い声さえ「ワッハッハ」みたいに字幕にされている。受け手側の好きにさせてくれない。

 

・言葉の名詞化

 「感動をありがとう」「元気をもらいました」など、「感動しました」や「元気になりました」ではない言い方で、何に感動したのか、どうして元気になれたのかをぼかしている。その人の感情をはっきりさせないでおく。このことに文句を言うというより、このことで何が起こるのか、何が変わるのか。

 

・料理研究家土井善晴さんのお話

 土井さんが男の人に「お料理されますか」とお聞きになるとたいてい「パスタくらいなら」とか「カレーくらいなら」と答え、決して「味噌汁くらいなら」とは言わない。

カンナさんが

「だってお味噌汁って、おだし取らなきゃいけなくて大変でしょ」

と言うと

「それがいけないんです。おいしいお水とおいしいお味噌。後は冷蔵庫にあるものをちょこちょこっと入れれば、おいしいお味噌汁ができるんですよ」

 へぇ~そうなんだ。

 ついでに書くと、私は土井さんのお父様:土井勝さんのお料理番組をおそらく中学生くらいまで見ていたはずである。料理に興味なんてない人もつい見てしまう楽しい番組だった。

40年近く前であろうその番組の今でも忘れられない一コマ。

土井勝さんが、揚げ物を作られていた時の事。

「お料理の『ジュッ』って音は本当においしそうで食欲をそそりますね」

と言って、材料を油の中へ。

しかしその時なぜか、『ジュッ』と音がしなかった。すると土井さん

「こういう時は自分で『ジュッ』って言ってやるといいです」

 

・「ございます」

 政治家や官僚の方が発現されるときに多く聞く語尾の「ございます」。

 「準備してございます」「書いてございます」など、「準備してあります」「書いてあります」でいいものを、「ございます」を着けて、丁寧に言いましたよ感をアピールしている。

 実はこれ、私も連合に参加し始めたとき、ものすごく違和感を持って聞いていた。連合の幹部の皆さんも発言されるとき、必ず語尾が「ございます」だから。今も違和感は続いていたので、カンナさんの発言はとてもうれしかった。

 

 話はややそれるが、かなり前に新聞で読んだ内容が思い出されてきた。

「私の上司(その記事の感じで言えば、ご存命ならおそらく2015年現在140歳くらいの人。この記事を書かれた『私』も、ご存命なら110歳くらいだろう)は、私が『おはようございます』と言うと、とても機嫌が悪かった。『おはようござります、と言いなさい』と」

言葉は日々変化しているから、あまりどれがいいとか悪いとか言いにくいが。

 

・自分に負荷をかける

 今、「電気新聞」という電機業界だけの新聞に小説を書いている。土日お休みの新聞だから、尊敬する小説家佐藤愛子先生から「楽じゃない」

注:否定の「じゃない」ではなく「…でいいわね~」の意味の「じゃない」です。

と言われたりしたが、そうでもない(笑)。

注:佐藤愛子さんって大物作家さんだってことは知っているがよく

知らない。カンナさんはこういう人とお友達なんだな~。

毎回400字詰め原稿用紙2枚半ほどの分量を書くが、その時数で内容を完結させ、しかも月曜日には金曜日から2日置いた人に、さりげなく2日前の内容を思い出してもらわなければならなくて大変。しかし、こういう制約があるととても勉強になる。これから文章を書いてみようとする人は、字数や頻度など何か自分に負荷をかけてみるといいかもしれない。

またこの連載は、毎回イラストレーターさんが挿絵を入れてくださる。い

つも文章を書くのは孤独な作業だが、これはイラストレーターさんとの共

作という部分が出てきて、打ち合わせは大変だが、今まで体験したことの

ない楽しさがある。

 

<懇親会>

懇親会参加費1000円払って、ドーナツ1つとコーヒー1杯をいただいた。

ほかにもお料理はいっぱいあったけれど、そんなものどうでもいい。

私の狙いはただ1つ。カンナさんにエッセイをお渡しすること。

 

懇親会が始まって5分程のち、カンナさんに近づき

「私、エッセイ書いてるんですけど、もらっていただけますか?」

って、美女エッセイPART12をお渡ししました。

カンナさん表紙を見て

「美女エッセイ?!」

「はい、言ったもん勝ちですから(笑)」

「木箱の中の鉛筆たち」の話も、もちろんちょっとだけしましたよ。これ

で次に道徳でこれを取り上げる時、生徒に自慢できる!

 

<妄想>

今頃カンナさんの家のリビングに私のエッセイが置かれているんだろうな。

そして、リビングのテーブルにカンナさんが読み終えた私のエッセイを置

きっぱなしにしていらしたら、お母様の中村メイコさんが手に取り読み始

め、完読!

「あなた、これ、おもしろいわよ!」

と、神津善行さんにもおすすめになる。

 

妄想は果てしなく広がる。

ビデオカメラトラブル その4 2022年2月23日

 西野真理がYouTubeを撮影するのに使っているのは家庭用ビデオカメラです。

このカメラは同じメーカーのもの、3代目です。
それまでの2台はかなり手荒な扱いをしていたこともあるのに全くトラブルはなく、この3代目を買うときも全く躊躇なく同じメーカーのものを即買いしました。
しかし、この3代目がトラブル続き。
その一連のトラブルを2021年8月からエッセイにしていますので、続きものとしてお読みくださいませ。

<ビデオカメラトラブル その4(2022年2月23日)>
ちゃんと記憶にないのですがおそらく昨年末辺りから気になってはいたのです。
音声が変だということに。

撮影開始から10秒ほど経ったあたりで急に音が大きく入るのです。
大きくといっても爆音になるわけではない微妙なもので、例えるとモノラル放送が急にステレオ放送になるような感じの大きくなり方です。

修理に出すとまた熱くなるスマホで撮らなくちゃならないし、原因が自分にあるかもしれないしでしばらく我慢して使っていましたが、いよいよ我慢できなくなって、2月22日に以下のメールをカスタマーセンターあてに送信しました。

<西野真理→カスタマーセンタ(2月22日 朝)>

西野真理と申します。
主にYouTube動画投稿のために使っています。
撮影開始後10秒ほどの音声が、その後突然大きくなります。
YouTubeにアップする際、はじめはこちらの不手際かと思って、とり方を変えてみた
り、しばらく時間をおいてとったりと試しましたが、どうにもなりませんでした。

修理していただけるものならしていただきたいですし、保証期間が過ぎていますの
で料金もお支払いします。
しかし、2回目に修理に出したときなど、修理後に別の故障が起こっていて(雑音
が入るようになっている)一番使いたいときだったので絶望的でした。

この製品は1年少し前に購入しました。
これまでずっと同機種を使って来てこれは3代目ですが、これまでの2台は1度も修
理に出したことはありませんでした。

ところが、今回のものはもう3回修理を依頼しました。
3回目に修理に出す時、「ちゃんとしたものと取り替えてほしい」と申し出ました
が無理でした。
もし今回修理をお願いした場合は、本当にきちんと直していただきたいですし、直らないのでしたらお取替えをお願いしたいです。

<カスタマーセンター→西野真理(2月22日 17:02>


西野 真理 様

日頃より弊社製品をご愛用頂き、誠にありがとうございます。
この度はご不便をおかけし大変申し訳ございません。
また、度々の不具合でご迷惑をおかけしており重ねてお詫び申し上げます。

昨日今日とお電話を差し上げましたが、ご連絡が取れませんでしたので
メールにてご案内させて頂きます。

お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、改めて製品を拝見させて頂きたく
ご購入店様を通じて弊社サービスセンターに点検修理をご依頼のほどお願い
致します。

または、宅配便をご利用頂いて弊社下記サービスセンターに発送をして頂けると
幸いです。(着払いでお送り下さい)

【ビデオカメラ修理 送付専用】
(株)JVCケンウッド・サービス ビデオカメラ修理センター
〒338-0837  埼玉県さいたま市桜区田島9-22-8
TEL 0120-2727-87(カスタマーサポートセンターで承ります)
営業時間 10~18時(土、日、祝日・弊社指定日は除く)

お手数をおかけ致しますが、送付修理依頼書へ必要事項をご記入頂き、修理品へ
同梱しお送りください。(弊社修理報告書もございましたら一緒に同梱下さい)


<西野真理→カスタマーセンタ 2月22日 21時ころ>

下記を添えて、ビデオカメラをコンビニからカメラ修理センターに送りました。

2022222

()JVCカスタマーセンター様              石川県 西野真理

<ビデオカメラの不具合について>

昨日からお電話をいただきながら出ることができず申し訳ございませんでした。

メールでお申し出くださったとおり、現在不具合の起こっている貴社製品を送付させていただきます。

主たる不具合は、音楽を流し始めた10秒前後で、「プツッ」という感じで突然音量が大きくなります。爆音になるわけではありませんが、大変不快です。

わかりにくいものもありますが、動画編集ソフト上の波形では、はっきりそれが現れています。

最初は「ピアノだから」「CDだから」「リコーダーだから」と、こちらに原因があるのかと思い色々試しましたが、音源とは無関係にそのような症状になります。

実際の音声は、私がアップロードしておりますYouTubeをご覧いただくのが一番わかり易いと思いますので、わかりやすそうな動画とその不具合が起こっている時間を記載させていただきます。

YouTube 「西野真理」で検索をお願いします) 

2022221日「夢の世界を」 11秒から12

202225日「キツネのコンピューター」11秒から12

20211226日「ドラゴンクエスト序曲」(リコーダー) 9秒から10

20211218日「朝の風に(多重録音)」17秒から18

20211211日「荒野の果てに」6秒から7

以上よろしくお願いいたします。 




ビデオカメラトラブル その3 2021年8月28日

 西野真理がYouTubeを撮影するのに使っているのは家庭用ビデオカメラです。

このカメラは同じメーカーのもの、3代目です。
それまでの2台はかなり手荒な扱いをしていたこともあるのに全くトラブルはなく、この3代目を買うときも全く躊躇なく同じメーカーのものを即買いしました。
しかし、この3代目がトラブル続き。
その一連のトラブルを2021年8月からエッセイにしていますので、続きものとしてお読みくださいませ。

<ビデオカメラトラブル その3(2021年8月28日)> 
~前回のラストから~

そして翌日、早速ビデオカメラでの撮影再開。
この日は楽しみにしてきたこともあって3本も撮りました。
「メトロポリタンミュージアム」「おまめ戦隊ビビビビーン」「森のファミリーレストラン」

撮り終えて編集作業に入ると
「あれ?なんだか変な雑音が入ってる・・・」

例えると
「古い木材の部品が回転しながら擦れあって『ギギー』という」
ような音が、定期的に入るのです。

これはもう使い物になりません。
仕方なく、修理に出した大型量販電気店にもっていきました。
またしばらく熱くなるスマホを保冷剤に包んで撮影しなければなりません(涙)。

そして9月17日、夜8時50分、電気店からの着信に気付きました。
「あ!修理出来たんだ」
閉店まであと10分。
普通に行けば5分で着けるけれど、こんな時焦ったら事故のもの。
焦る心とスピードを抑えて電気店に駆け込み、ビデオカメラを受け取りました。

帰って包みを開けると、こんな注意書きが入っていました。
「精密機械ですので接続コード等は純正品をお使いください」
ちょっとムッとしました。
まるで
「変なメーカーのコードとかを使ってるからトラブル起こるんじゃないんですか?」
と言わんばかりに感じます。
たしかに私は
「サランラップ」より安い「やさしいラップ」
「タカラほんみりん」より安い「みりん風調味料」
などを多用していますが
ビデオに関しては全部純正品を使っています。


ビデオカメラトラブル その2 2021年8月28日

 西野真理がYouTubeを撮影するのに使っているのは家庭用ビデオカメラです。

このカメラは同じメーカーのもの、3代目です。
それまでの2台はかなり手荒な扱いをしていたこともあるのに全くトラブルはなく、この3代目を買うときも全く躊躇なく同じメーカーのものを即買いしました。
しかし、この3代目がトラブル続き。
その一連のトラブルを2021年8月からエッセイにしていますので、続きものとしてお読みくださいませ。

<ビデオカメラトラブル その2(2021年8月28日)> 

やっと家庭用ビデオカメラビクターEverio(オレンジ)が修理から戻ってきました。

本当はもっと早く修理は終わっているはずでした。ところが修理に出したお店から修理が終わったお知らせかなと思うタイミングで電話があり 「実は修理依頼を頂いたタイミングがお盆に入るときで、業者さんに渡すのがこれからなんです・・・」 がっかり。でも仕方ないので待ちました。 カメラ修理中「西野真理チャンネル」動画撮影はスマホで行っていました。動画でいうと「にじ」から「まっかな秋」までです。 私のスマホはかなり年数が経っていて、ちょっと撮影するだけですぐ熱くなります。そして 「本体温度上昇のため撮影を中止しました」 と、なんの前触れもなく勝手に撮影が強制終了され、そんなときに限ってなかなか良く歌えているのです。(「逃がした魚は大きい」理論ですが) そこで考えたのは 「スマホを保冷剤で挟んで撮影する」 という方法です。その名の通りケーキとかに入っている凍った保冷剤でスマホを挟んで物理的にスマホの温度を下げるのです。レンズの部分さえ隠さなければ撮影にはなんの支障もありません。 うまくいきました。
でも ・スマホからピアノ伴奏の音声を出しながら撮影するということができない ・自動フォーカスなのはいいけれど、ちょっと動くとピンぼけみたいな状態になる  (なにか設定方法があるかもしれない) ・映像確認したあとなど、また撮影位置を調節しなくてはならない ・スマホフォルダーがスマホを挟んでいる場所に電源スイッチがあってとても困る
という問題は残りましたが。

そして、8月27日やっと帰ってきました!
待ってたよ~~~~~~!

そして翌日、早速ビデオカメラでの撮影再開。
この日は楽しみにしてきたこともあって3本も撮りました。
「メトロポリタンミュージアム」「おまめ戦隊ビビビビーン」「森のファミリーレストラン」

撮り終えて編集作業に入ると
「あれ?なんだか変な雑音が入ってる・・・」
 
To be Continue

ビデオカメラトラブル その1 2021年8月12日

西野真理がYouTubeを撮影するのに使っているのは家庭用ビデオカメラです。
このカメラは同じメーカーのもの、3代目です。
それまでの2台はかなり手荒な扱いをしていたこともあるのに全くトラブルはなく、この3代目を買うときも全く躊躇なく同じメーカーのものを即買いしました。
しかし、この3代目がトラブル続き。
その一連のトラブルを2021年8月からエッセイにしていますので、続きものとしてお読みくださいませ。

<ビデオカメラトラブル その1(2021年8月12日)> 

この動画を初めて撮ったのは2020年の授業動画で、その時のカメラはスマホ。なぜスマホにしたかというと、その時手元にスマホがあったから、ただそれだけの理由です。
ところが数本撮ったあと、色々問題が出てきました。 ・スマホで長時間撮影していると、本体が熱くなってきて、スマホは勝手に撮影を止める ・スマホからピアノ伴奏の音声を出しながら撮影するということができない ・自動フォーカスなのはいいけれど、ちょっと動くとピンぼけみたいな状態になる  (なにか設定方法があるかもしれない) ・映像確認したあとなど、また撮影位置を調節しなくてはならない ・スマホフォルダーがスマホを挟んでいる場所に電源スイッチがあってとても困る そこで 「単機能に限る!」 と、以前から使っていた家庭用ビデオカメラ・ビクターEverio(白)での撮影に変更したところ、とてもいい感じに撮影が進むようになって、これで十分満足していました。 しかしこのビデオカメラ、もう5年以上、しかもかなりの利用頻度だったためか2020年暮れに突然音声が入らなくなってしまい、すぐに現在のものに買い替えました。 ビクターEverio(オレンジ)です。 ところが、何ということでしょう。まだ半年ちょっとしか使っていないビクターEverio(オレンジ)のUSB差し込み口が奥に押し込まれたようになり、使えなくなってしまいました。それが「月の砂漠」撮影の直前です。 せっかくのお盆休み、映像撮りにはこれ以上ないときにカメラがなくては大変と、ヤマダ電機に修理に出しましたが 「現在修理が混み合っておりまして、1ヶ月程かかります」 あ~~~~~絶望的。この夏は何も出来ない!!! いや待て待て、あの時壊れたと思ったビクターEverio(白)もしかして使えるかもしれない。でも、あ~!!!あれ、学校に置いたまま!音声を必要としない画像を取るために持っていって置いたままにしていたのです。 なぜ「!!!」なのでしょう。取りに行けばすむことです。 実はこの時学校は「業者ワックス」と「校内抗菌コート」(コロナ対策)の作業で日毎に校内入室制限がかかっていて、その一つが私がビクターEverio(白)を置いている音楽室だったのです。 ダメ元で音楽室前まで行ってみると、保護用ビニールであちこち覆われ、ワックスがけ前の研磨作業で室内が白くなっています。とても業者さんに声をかけられる雰囲気ではありません。 がっかりしながらも、なんとかならないかと廊下でウロウロしていると、業者さんの一人が中で作業をしている作業員さんになんだか声をかけに来ました。 「チャンス!!!」 私は若い作業員さんに 「前のビニールのかけられた棚の右下の引き出しに、袋に入ったビデオカメラがあるので取ってきていただけませんか」 と丁重にお願いすると、実に爽やかにスピーディーにビクターEverio(白)を持ってきてくださいました。ありがとう! 早速家に帰って撮影開始。 壊れたと思っていたけれども、な~んだ。ちょっと休ませている間に復活していました。 ビクターEverio(白)で撮影再開です。 何時間かかかって、アップロードできると思えるものが撮れたので撮影終了。 編集作業に入りました。すると 「・・・・・・・・・ブツッ・・・・・・・・・・・ブツッ・・・・・・・」 不定期に雑音が入っています。 あ~~~~~絶望的。この夏は何も出来ない!!! いや待て待て、スマホがある。 早速スマホで撮影できるよう色々と準備をはじめました。 ところが「月の砂漠」を数回撮ったところで問題が出てきました。 ・スマホで長時間撮影していると、本体が熱くなってきて、スマホは勝手に撮影を止める ・スマホからピアノ伴奏の音声を出しながら撮影するということができない ・自動フォーカスなのはいいけれど、ちょっと動くとピンぼけみたいな状態になる  (なにか設定方法があるかもしれない) ・映像確認したあとなど、また撮影位置を調節しなくてはならない ・スマホフォルダーがスマホを挟んでいる場所に電源スイッチがあってとても困る ビクターEverio(オレンジ)早く修理から帰ってこないかな~

続・覚えてしまいました 2022年2月20日

 まさかの「覚えてしまいました」をまた使うことになりました。
「休日に学校に入る方法」です。
休日の受験生の電話を待つため、朝7:30に学校で待機する事になった私は、それまで覚える気のまったくなかった
「休日学校に入るための解錠システム」
を退職間近にしてやっと覚えてしまったのです。そしてそれはもう2度と使うことはないだろうと考えていました。
でも、役に立ってしまったのです。
K君の受験のために。

K君はS高校を受験する予定だったのですが、前日高熱が出てしまいました。
この新型コロナ禍、発熱した生徒は受験させてもらえません。翌日下がることを願って強行することも出来たのですが、39度に迫る熱でこれでは明日は無理だろうと保護者の方と話し、ある意味幸いなことにはコロナ禍で追試も設定されていたため、追試の措置をお願いすることに決めました。

K君一人のために、追試依頼手続きをネットで申し込み、その書類を高校まで持参しました。(この部分をどうしてネットでさせてくれないのでしょう。その後の追試の受験票はネットダウンロードで良かったのに)

そして当日、私は学校で待機し万一に備えることになりました。
なぜ万一かといえば、先日受けることになっていたS高校入試日、主要幹線道路でまさかの崖崩れが起き市内は大渋滞になって多くの受験生が遅刻したからです。もちろん救済措置は取られましたが、万一があるのだと思い知ったからです。

幸いこの日は崖崩れも天候悪化もなく、K君は無事追試を受けることが出来ました。

翌日(私の還暦日)、HRでK君に追試の様子を聞いたところ15人の追試受験生がいたそうで
「試験難しかった?」
「まあ、難しかっですけど、普通の感じです」
「出来た?」
「出来たんですけど、周りの受験生の問題解くスピードが早くて、自分が1ページ目をやってる時、他の人はもう2ページとか3ページとか・・・」
そこでクラスの仲間たちから、すかさずツッコミが。
「お前なんで他のやつがやってるとこ見てるんだ!」
K君はみんなのユルキャラ的な愛すべき人物で、そのことでクラスは楽しく盛り上がりました。
「いや、ページめくる音で」



還暦記念 2022年2月21日

 西野真理ついに還暦を迎えました。

この日になんとしても記念の歌をYouTubeにアップしたいと計画を立てていました。
そこで
・曲は何にするか
・ピアノ伴奏をどうするか
本当なら曲を決めてからお願いするべきなのですが、曲がどうしても決められないので、こうなったら仕方がないと、2月13日、ピアニストの小林美智さんにラインしました。

ご相談です。
2月21日に西野真理還暦。そこで、この日、勤務日ですが帰宅後還暦記念に一曲アップしたいのです。
そこで以下の条件を満たしてお願いできませんか?
・謝礼あり
・短い曲
・西野真理が歌ったことがあり、難曲や高音ではない
・還暦にふさわしいと言うか、明るく楽しい曲、またはしっとりしていても、未来のあるもの
・リモートということを考えると、あまりテンポが変化しないもの
私もずっと曲を考えているのですがなかなか思いつきません。なんとなく思いついたのは「日本の笛」の終曲。

すると美智さんからのお返事は
「謝礼はいりません。お祝いにさせてください」

結局私が選んだのは「夢の世界を」。中学校2年生の音楽教科書に私が先生になったときからずっと載っている曲です。
また、YouTube初期の授業動画撮影の時、美智さんにピアノをお願いしていて、そのときもボランティアで弾いていただいていました。せっかくの還暦記念だし、長く音楽の先生をやってきた締めとしてもこの曲はありじゃないかと考えたわけです。
美智さんにも賛成していただいて、早速楽譜をPDF送信。
するとその2日後には素敵な演奏がライン送信されてきました。

前日の20日。
もし21日に撮りそびれたときの保険として日曜日に撮っておこうと撮影を始めたのですが、どうも良くない。最終的に仕上がった感じにはなりましたが削除。

いよいよ還暦当日。
帰りHR後20分年休をとって帰宅。
すぐに撮影準備。
18時にレストランを予約しているのでYouTubeアップまでの時間は1時間半。
頑張りました。
17時50分YouTubeアップ終了。

後ろのお花は、彼からのプレゼントです。







キュキューンがすき 2021年2月19日

 キュキューンがすき


作詞 村田さち子 作曲 福田和禾子  歌 西野真理(バリトン系ソプラノ)2022.2.19 ピアノ 近藤陽子(リモート)
「キュキューンがすき」 この曲名を見て私は今流行りのボカロの曲?もしかすると戦隊ものの曲?と思いました。 この曲を知ることになったのは 「おかしの好きなまほうつかい」 という数ヵ月前にYouTubeにアップした動画からです。 この「おかしの~」は私のYouTubeには珍しくアクセスが多かったので不思議に思って分析情報を見たところ 「キュキューンがすき」 のという動画からこちらへたどり着く人が多いことが判明しました。 そこで「キュキューンがすき」を調べたところ作曲者はあの福田和禾子さん。「あの」といういのは、私の大好きな作曲家だからです。 「赤鬼と青鬼のタンゴ」「たぬきのレストラン」「北風小僧の寒太郎」 みんな福田さん。ね、「あの」でしょう! これは素敵な曲に違いないと楽譜を購入しました。予想を超えた素晴らしさで、「日本歌曲」のジャンルにいれてもいいんじゃないかと思うほど。 YouTubeに歌唱動画をアップしようとまずピアノの練習を始めようとしましたが「これはちゃんとピアニストの弾いていただくべき曲」 とすぐにピアニストの陽子ちゃんに演奏を依頼しました。 いつかはコンサートでも歌いたいと思っています。


イカキング 2021年8月16日

 <九十九湾遊覧船初乗船>

お盆期間中はどこも混雑していて極力どこへも行かないのが毎年のことだったけれど、今年(2021年夏)はコロナ2年目。テレビ等でも

「県をまたぐ移動は自粛しましょう」

という言葉を何度も見かけ、もちろん私自身もワクチン接種を2回終えたとはいえ感染はしたくないのでほぼ自粛状態。(ほどというのは父の3回忌での県外へのお出かけがあったので)

しかし今日、816日。最近遠出をしていない旅好きの母を連れていくという口実で、能登半島ドライブに出かけました。

 行き先はとりあえず「九十九湾遊覧船乗車」。

結論から言えば、11時に家を出てここ以外に色々回ろうというのは無理で、ここへ行っただけで終わりましたが、とても楽しい一日でしたのでご紹介します。

 石川県には「巌門」という、火曜サスペンスで追い詰められた犯人が真実をしゃべる場面に使われるような有名な崖があり、ここにも遊覧船があります。私は以前23度乗船しましたが、とてもいいです。ただ、ここは船着き場までがかなりの急勾配で、足腰が少々弱っている母にはきついかな・・・。

ところが今日の「九十九湾」は石川県の内海のため(地図をご覧になってみてくださいね)波が穏やかで干満の差がほとんど無く、駐車場から高低差なく船に乗り込むことが出来るため、足腰に自信のない人にはぴったりです。

 駐車場の入口で大人1260円を払って車を停めると、待ち時間もなく早速乗船です。

コロナのためか小さな船とはいえ、シーズンなら少なくとも50人は乗れそうな船にお客さんは私達3人と親子連れの計7人。

出発前に入り口足元を見るとカボチャが転がっています。

???不思議に思ってガイドのおじさんに聞くと

「お魚の餌にするんですよ。鯛は雑食ですから。スイカとかキュウリも」

「!!!」

お魚の餌にびっくりしていると

「船長さんは83歳。この道70数年」

色々驚きながら出発です。

 小さな湾で30分くらいかなと思っていたら、想像したより湾が入り組んでいてとても30分では終わりそうにありません。しかも、あちこち解説していただきながら途中で生簀へ。そこにはカボチャ、キュウリ、スイカを用意してくださっていて

「餌やっていいですよ」

ほんとに食べるのかな?と思いながらカボチャやキュウリを投げると、かなりの大きさのたくさんの鯛が海面から背中を3分の1ほど出しながら餌に突進。親子連れの2人の子どもたちはすぐ飽きてしまったけれど、大きな子供の西野真理は残った餌を最後までやり尽くしました。楽しかった~!

 次は生簀の横の小さなのぞき窓から泳いでいるお魚を見て、最後は雨ドイとかに使われているパイプを切ったものの中に入り込んでいるタコを触らせてもらったりと、楽しいこと楽しいこと。

 結局小1時間の遊覧船でした。

 後でわかったことですが、この近くに

「イカの駅 つくモール」

とい船着き場があって、ここからも船が出ています。

ここの船は私達が乗ったものより大きくて、船底にガラス窓がついていて、乗ったままでお魚が見れるそうです。

でも、餌やり体験はできないし、船底からサンゴ礁が見えるわけでもないので、これから行かれる方は、お好きな方をお選びください。

 そうそう、この

「イカの駅 つくモール」

には、2020年に作られた大きなイカのモニュメントがあります。ひと目見て私は大好きになりましたがこのモニュメント、コロナ対策費を流用して作ったとかで賛否両論を巻き起こしているようです。

でも、ご覧になるとおわかりになりますがかなりの迫力です。

こちらもおすすめです。

(2021年8月16日)







 



 

 

武井壮 書き起こし 2022年2月16日

 武井壮 「大人の育て方」

(専修大学講義動画書き起こし)

<はじめに>

この話は偶然ネットで見つけ、武井さんの話そのものにもトーク術にも惹きつけられ、書き起こすことにしました。(武井さんおしゃべり言葉のままだと長くなるので、文体は「である調」にしましたが)

ただ、※内容全てに賛同できるわけではないのですが、そこがある意味耳の痛い部分であり、とても参考になりました。

 ※この部分には本文に下線を引き、☆逆にとても賛同できる部分は太字にし、西野真理のコメントを付けました。

 

<武井壮プロフィール>

1973年生まれ。(2015年の動画の時点で42歳。西野真理の11歳年下)陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。2015年の世界マスターズ陸上競技選手権:4100mリレー4044才の部優勝)。TV番組でも活躍中。


 <それでは、書き起こし開始>

はじめに

最近世の中を見ていると大人と子供が逆転しているように見える。子供は自分の好きなこと楽しくやって、大人たちは仕事を我慢してがんばったり「世の中つまんない」なんて言ってたり。これはなんかおかしいんじゃないか。

 テーマ設定の理由

今回のテーマは「大人の育て方」。偉そうなタイトルになっているが、どうやって生きていくのが大人の有るべき姿なのかと、最近芸能界にいる中で考えるようになった。そのあたりを話したい。

 現在

僕は42歳で今日も短パンを履いている。まだまだ大人になりきれていない部分がたくさんある。ジャングル行ってサバイバルやったり、すごく子供っぽいことを仕事にさせてもらっているが、今の仕事はどれも好きなことばかり。最高の毎日を過ごしている。

 幼少期

家族と縁のない家庭に育った。母親がいなくて、父はいたがワイルドな父で他に家庭を持っていて、僕は兄と二人兄弟だったが、なかなか父と一緒に住むことができなくて、子供だけで暮らしていた。

僕ら二人は学校へ行くために二人だけで洗濯・炊事をしなくちゃいけない、それが当たり前だった。当時は大変さをそんなに感じていなかったが、

「なんで他のうちにはお父さんお母さんが居るのに内にはいないの?」

くらいは感じていた。ただ、学校には行きたかったしスポーツもやりたかった。頑張って学校には行きたかったので、僕は学費がなかったので、

「成績が一番だと入学金も学費も全部免除」

という私立を探して入って、6年間全部学費をただにすることができた。

その時僕は勉強ができたわけでもしたかったわけでもないが、やらなきゃ学校に行けないという状況だった。しょうがないから授業を一番前の席で真剣に受けて、教科書も4月にもらったら先に全部読んじゃう。向上心や向学心があったわけではなく、それをしないと学校に行けなかった。社会人の人が毎日会社に行かなきゃいけないのと同じような子供の頃を過ごしていたと思う。

 収入

今、芸能活動をするようになって収入も大人になってきた(笑)。

アスリート時代僕は陸上競技で日本チャンピオンとかになっているが、正直収入は100万円あるかないか。多い年でも2百何十万とか。今、二桁位上がっている(驚!)。

 小学生時代の思い

僕はスポーツで生きていこう、身体能力で世の中から逃げ切ってやろうと思った時期があった。それは小4から小5の間だったが、日本の社会は厳しく、スポーツや遊びみたいなことで人生をやっていこうとすると「そんなに甘くないよ」というのが大半の見方。ほとんどの人が失敗するし、大学くらいまですごくスポーツをするが、なかなかうまく行かないという現実がある。でも、失敗したくない。子供の時好き位でもない勉強を一生懸命やったっんだから、大人になったら大好きなことだけで生きていきたいという欲がすごく強かった。なんとか成功したいと思った。

 スポーツを極めることはギャンブル

スポーツをする若者がすごく頑張って頂点に達しても、そのスポーツではトップかもしれないが、ちょっと横にずれるとド素人。多くのアスリートや学生が一生懸命努力しても、大学卒業後プロのスポーツ選手で活動することはできない。ほんとにギャンブル。

 疑問の芽生え

それから脱却するために自分なりにトレーニング方法を考えた。

その道程だが、まず、小学校の5年生の時友達と校庭で野球をやっていて

「毎回ホームラン打ちたいのに打てない」

これがとても不思議だと思った。

例えばペットボトルの蓋を開けて飲みたいなと思ったら飲める。飲めなかったことは一度もない。ホームラン打つのも同じはずなのになのに、これはできないのが不思議でしょうがない。それで、先生や体育大のお兄さんなどいろんな大人に聞いた。でも誰も答えがわからない。

「トップクラスの選手でも毎回打てないんだからそういうもんなんだよ」

という答え。

「じゃあ偶然なの?」

と聞くと、

「いや、それに向けてすごい練習をすると、打てる確率がちょっと上がるんだよ」

という答え。そんな偶然でしかうまく行かないものに、これから先10年かけなきゃいけないっていうのがすごく心もとなかった。自分で考えても、もちろん思いつかない。

 ビデオ映像の衝撃

そんな時、僕のワイルドな父が、家庭用ビデオカメラを買って、僕の部屋にやってきた。そして、僕がキャッチボールをしているところとか撮り始めた。その父が撮ってくれたのを見たら、当時ファンだった西武ライオンズのピッチャーのマネをして投げているつもりだったのに、全然フォームが違っていることに気づいた。

「なるほど、自分が◯◯したいと思ってできるのは、目に見えていることを自分の体に運ぶことだけだ」

 自分の体を自分の思い通りに

自分がボールを投げるときには、投げるその手を見ることはできない。ボールを打つ時、足の方を見たりしない。自分は自分が思った通りに動いているつもりなだけで思ったとおりには動いてなかった。それならまず、自分の体を自分の思ったとおりに動かせる練習をしてからスポーツをやろうと思った。

例えば、目を閉じて両腕を自分の体の横真っ直ぐに上げようと思ってやってみたら、思うより上に上がってた。自分は真っ直ぐだと思っているのにそうじゃなかった。見えてなかったら腕を真っ直ぐ上げることすらできないんだとわかった。

それから毎日、自分の腕を色んな角度に上げる練習を始めた。真っ直ぐができると、それよりちょっと上、ちょっと下もわかるようになる。それをしているうちに、自分の体が大体どのへんにあるか、ゼロのときより明らかに少しわかるようになった。それを全部の関節でやって、そのうち誰かの写真とかを見ると、自分の体をその形にする能力だけは他のどの選手よりも高くなった。一ヶ月もやればできる。

今知らないことを一ヶ月本気になって調べたら、周りの人間よりだいたいのことは全部一番詳しくなる。

 教員生活初期に、音楽史の勉強を結構ガッツリやったことがある。が、今思うとそのガッツリは1ヶ月じゃないにしてもまあ3ヶ月ほど。その貯金を基にその後の音楽史の授業は成り立っている。

 陸上の10種競技

大学時代にこういう能力を高めて、2年半くらいで陸上の10種競技のチャンピオンになったが、チャンピオンになってみたら、陸上の10種競技なんて誰も知らない。でも、自分はすごく価値のある大会だと思っていた。でも一歩外に出てみたら自分のやってることなんて誰も知らないっていう世界だった。それでお金を稼ぐなんてことはできない世界だった。

「あ~」と思って、世の中で価値のあるものってどういうものだろうって色々勉強した。

ゴルフも1年位やっただけでかなりできるようになって、自分は才能あるなと思った。でもその程度の人間は世の中に150200万人くらいいる。さらにその上にはたくさんのプロの選手がいる。ここでも、自分はプロになっても飯が食えないとわかった。

 ある芸人さんとの出会い

こんな時期をさんざん過ごして30歳くらいになり、もがいていた時期にある芸人さんと出会って、ご飯を食べさせてもらったり、一緒に野球をするようになった。そこから芸能界の人脈が広がってだんだん色んなものが見えてきた。

その人達についていくと、すれ違った人が「あ、〇〇さんだ!」と笑顔になる。テーブルについて話し出すと、わ~っと笑いが起きる。僕にはこれが衝撃的で

「この人達は俺が欲しい物を持ってる。魔法使いじゃないだろうか!」

例えば森山直太朗くんが歌うだけで5000人が泣いたり喜んだりする。自分になくてこの人達にあるものにちょっとずつ気づき始める。

☆私は芸能人をかなり尊敬している。人前であれだけ笑顔を作り続けたり、仮に本意でないとしてもファンの前でいい人を演じ続けるってすごい。

物事の価値とは

物事って何が価値を生むかと言うと「人が求める数」。これに尽きる。

僕のスポーツのクオリティーってある程度高いと思うが、価値がない。なぜかと言うとそれを求めている人の数がすごく少ないから。

 ※☆これは賛否両論。確かに求めている人は少なかったかもしれないけれど、経済的価値がないから価値がないっていうのは乱暴じゃないかな。

 

例えば世界最高品質のものを作ったとしても、誰にも告知していなかったら、これには価値がない。でも、世界で10番目くらいの品質なんだけど世界中の人が知っていて世界中の人が欲しがってて1年に10億個売れたらこれはものすごい経済価値を生む。それが僕は社会的価値だと思う。

 日本の陸上競技

陸上競技は世界中で誰もが知っているメジャースポーツ。でも日本の陸上競技は例えば25種目あったとして、男女あるから50種目ある。だいたいどれにも50人くらい選手がでるから、日本で最高峰の大会に出場する選手が2500人いるってこと。国立競技場は満席で5万人くらい入る。2500人の選手が一人たった20人お客さんを呼べば満席なるはずだが、陸上の日本選手権が満席になっているのを僕は一度も見たことがない。2500人のその道のトップの選手が争う年に1回しかない大会を見に行きたいと足を運ぶ人が、1万にいるかいないか。てことは、一人の選手に対して20人の客様を呼べる価値も生めてないってこと。これが今の日本スポーツ界の現状。

 ☆これは西野真理には耳が痛い。コンサートにお客様を呼べない現状。

 現在のジュニア育成について

最近特に違和感があるのはジュニアの育成。確かにジュニア育成を初めて日本のスポーツレベルは上がった。いろんなトップレベルの選手も増えた。でも、それ以上にそうではない、成功していない選手も増えている。なぜそうなるかというと、誰もそれらのスポーツを見たくないから。殆どの選手がプロに慣れない理由はそこ。お客さんを呼べない。もし先程の2500人の選手たちが一人100人お客さんを呼べたら25万人見に行きたいと思っていることになる。そうすれば5万人入る競技場のチケットは即日完売。僕はお客さんを増やすことが価値だと思う。

子供が好きだったり親がすすめるスポーツをやった子供が大人になり、自分がやっているものが社会的価値を生めるどうかわからないまま世間に放り出されて、しかも自分の思ったとおりに動かない体を使って、毎日うまくいくかどうかわからない確率でスポーツをやって、トップになれるかどうかを競わなきゃならない。今のジュニア育成の形は中途半端なアスリートを育てている。すごくもったいない。

 インドのクリケット

僕が親だったら、高校生くらいになったらインドに行かせる。で、クリケットやらせる(笑)。いま会場の人は笑ったが、クリケットって世界で2番めに競技人口の多いスポーツ。1番目はサッカー。クリケットで一番稼ぐ人の年俸は27億円。プロ野球選手の比じゃない。インドは人口12億人だから企業も投資価値がある。クリケットはインドで国技のような扱いを受けているから街中のビジョン全部クリケットの放送をしている。インドの人はクリケットの選手を誰でも知ってる。インドではクリケットの視聴率が80%を超えている。それをまる2日くらいやる。企業はそこに協賛して自分の企業の名前を競技場に出す。PR効果が高いから。でも、日本ではこんなこと全く知らないでスポーツを始める。

子供の10年間をギャンブルにしないためにも、思ったとおりに動く体の使い方を教えてあげたり、今やっているスポーツがどんな経済価値、社会的価値を持っているのかそれをちゃんと教えてあげて子供と共有できるのが本当のジュニア教育だと思う。

 喜んでくれる人の数

僕は自分が成功したいと思っただけでやっていたスポーツを変えてみた。世の中の人が僕のやるスポーツをあの芸人さんたちを見るみたいに楽しみに見てくれる人になれないかなと思い始めた。そこから色々変わり始めた。僕は自分が成功してチャンピオンになりたい、お金持ちになりたい、強くなりたいという思いでトレーニングをして試合に出ていたが、それはもう自分のため。そうじゃない。あの芸能人たちの価値は、自分が芸能人でいることで周りが笑顔になったり元気になったりすることがこの人達の価値だと思った。人や商品の価値というのはクオリティじゃない、それを見て喜んでくれる人の数。そのことに30歳くらいで気づいてその活動を始めた。

※☆先程も書いたが、クオリティは高くても様々な理由で世にでない人や物はいっぱいある。それを「価値がない」と決めつけてしまうのはあんまりじゃないかな。経済的価値が低いものをすべて否定したら世の中成り立たないし、世界の人々の人生を否定することになってしまう。ただ、「経済的価値を生むのがプロ」であるという考えから、私は私自身「プロ歌手」とは言えないと思っている。

家を借りるのをやめる

でも僕には人を楽しませるトークの術もなんにもなかった。だからその日から家を借りるのをやめて、西麻布に行き、芸人さんたちの集まるバーに行って、自分の洋服やかばんににICレコーダーを仕込んで、芸人さんのトークで周りの人がわ~っと笑ったところを全部編集して、それをつないだCDを車の中で流して一人でずっと聞いていた。8年かかった。

8年全部その人達のトークを研究して真似して、車の中で一言違わず喋れるようになったりした。

 (Wikipediaによると、この期間武井さんは人の家・ホテル・車で生活していたそうです)

 現在の僕の価値

今年、世界マスターズ陸上という40歳以上のおじさんたちのフランスでの大会で金メダルをとった。たいした記録でもないし、現役選手のほうがずっと速いタイムで走るにもかかわらず、僕の優勝が決まったフランス時間の1時間後には日本のヤフーニュースでそのことがトップニュースになってた。本当にありがたいこと。

 僕が今得ている収入は自分のクオリティーで手に入れたものではなく、明らかに皆さんがつけてくれている価値。どんな仕事をしてもどんな趣味を持ってもどんな希望を持っても、それを誰かが必要としなかったら価値がないと僕は思う。それは30歳までに日本一のクオリティを持っているにもかかわらず1円も稼げなかった僕が一番感じたことであり、真実じゃないかと思う。だから若いアスリートたちには、僕みたいな人間のことを羨ましいと思ってほしい。なんであの人記録も大したことないのにあんなに色んな人に応援してもらって、たくさんのお給料もらって、自分のスポーツを自分のお仕事に出来てるんだろう。

 今は一日中仕事が詰まっているが、終わったあと必ず1時間トレーニングをする。今時分が持ってない能力を少しでも磨いて、昨日の僕より今日の僕が成長しているようにする。それから、今現在全く知らないことを1時間必ず勉強する。この2時間だけどんなに時間がなくても自分にプレゼントするようにしている。

 終わりに

武井壮、一度も就職したことがないし、どうしようもない子供だが、もしかしたらこの子供のまま、この大人の社会を歩いていけるんじゃないかという幸せを感じている。

 

西野真理の色々なお話

お山の大将ピアノ伴奏 2024年11月25日(月)

このブログは 野口芳宏先生記念碑「師道の碑」除幕・祝賀パーティー 2024年11月23日(土) をお読みになってからどうぞ。 ↑そういうわけで、野口先生にもぜひ「お山の大将」をお歌いいただければいいなと思い、ピアノ伴奏をYouTubeにアップしてみました。いつも書いていますがピア...